日々ブログ MORIMORI @宮崎県

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宮崎県総合博物館民家園で、西米良「村所神楽」

Posted morimori / 2018.10.28 Sunday / 23:23


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今年も宮崎県の主催で「みやざきの神話」などに関する連続講座「神話のふるさと県民大学」が開催されております。

これは「記紀編さん1300年記念事業」として、宮崎県民の方々に宮崎県の神話や伝承、神楽などについて知っていただき、次世代へと継承していくため、県内外の多彩な講師によるリレー講座やフィールドワーク、講演会、神楽の公演などを行うものです。

以前書いたブログ記事、「宮崎県主催「神話のふるさと県民大学」より、神楽関連抜粋

その第2回神楽講座と、第一回目となる神楽公演が本日行われました。

午前中に行われた神楽講座では、みやざきの神楽魅力発信委員 那賀教史氏を講師に迎え、第一部で西米良神楽の説明、第二部では、西米良の三つの神楽保存会、村所神楽保存会会長(村所八幡神社宮司)渥砂誠二氏、小川神楽保存会会長 中武広幸氏、越野尾神楽保存会会長 漬砂栄一氏を交え、それぞれの神楽の特徴、抱える問題〜将来への展望など、ディスカッション形式で進められました。

那賀教史氏の視点での説明と共に、西米良の神楽3座の保存会代表者の方の生の声を聞け、大変有意義なひと時でした。

お昼をはさみ、午後からは、村所神楽の神楽公演でした。
宮崎県立博物館民家園には、前日からの作業で立派な本番さながらの神庭が作られ、「民神楽」7番が披露されました。

村所神楽ふくめ、3つの夜神楽はいずれも現地で見ております。
昼間だとちょっと雰囲気が違いますね。
やはり、あの深深と冷える中の夜神楽の方が断然良いです。

宮崎県総合博物館民家園で、西米良「村所神楽」
西米良「村所神楽」幣差(へいさし)

※肖像権・プライバシー権の観点より、観客の方のお顔にはボカシを入れてあります。

宮崎県総合博物館民家園で、西米良「村所神楽」
本神楽さながらの神庭


西米良村村所神楽

西米良村村所に懐良親王を祭る大王宮御川神社が建立された折、懐良(かねなが)親王が生前好きであった舞を神前に奉納したのが村所神楽の始まりであるとされている。
前半は幻想的な舞である「神神楽」、後半は軽快な笛・太鼓の調子に合わせて勇ましく舞う「民神楽」で構成され、毎年12月に奉納されている。

当日、西米良村 村所神楽保存会により披露された神楽は、以下の7番
(地割など、公演時間の制約もあり、ダイジェスト版 一部カットしていたと思います。)

神水かんすい地割ぢわり白海びゃっかい弓将軍ゆみしょうぐん手力男命たぢからおのみこと幣差へいさし注連しめたおし

宮崎県総合博物館民家園で、西米良「村所神楽」



宮崎県総合博物館民家園で、西米良「村所神楽」




 



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村所八幡神社神楽 33番の番付と説明


以下の神楽番付の説明は、平成28年夜神楽を見学した際、受付で頂いた資料より転記。
進行神事名説明
修祓

(しゆばつ)
1修祓
(しゆばつ)
神楽奉納の始めに当たり、諸々の不浄を祓い清める舞で、神楽奉納の最初の場面である。
献撰
(けんせん)
2献撰
(けんせん)
神前と神屋に供え物が運ばれる神事で、極めて荘重な音楽にのせて、厳粛に古式豊かに取り行う。平安の昔、宮中で行われたそのままの形を保つ。
注連拝
(しめおがみ)
3注連拝
(しめおがみ)
正面に天照大神、右に豊受大神を勧請して、その中前にて声高らかにお祓いをとなえる。
清山
(きよやま)
4清山
(きよやま)
舞手二人、神事の清めの舞で御神屋に勧請した天照皇大神、豊受大神の御前の神楽場の清め舞。前段は優雅な舞で、後段は軽快な乱れの舞へと続く。
挟舞
(はさみまい)
5挟舞
(はさみまい)
舞手二人、米良神楽の基本舞である。神楽の前と後をはさむことから、挟みという名が用いられたもの。この舞い振りは米良神楽の基本であり、朝鮮舞・唐舞の舞い振りが取り入れてあり、かつて奈良や平安の時代に大陸文化の影響を受けて、出来た日本の古い文化の流れをくむ。
地割
(ぢわり)
6地割
(ぢわり)
舞手四人、刀を持って舞う。約二時間もかかる。天神地祗祀り、民の生きる喜びを共にする場を造り固め、守り清める舞である。前段は荘重な舞、中段は祈りの舞であり、後段は軽快で勇壮な舞で組み立てている。舞は国作りを現わし、東・西・南・北・中央と割清める。
天任
(てんにん)
7天任
(てんにん)
舞手二人、米良神楽を代表する宮中神楽である。優雅で上品な舞、唐舞・朝鮮舞で組み立てられている。 天子様に仕える若人の舞。
幣差
(へいさし)
8幣差
(へいさし)
舞手二人、腰に弊をさして舞う。この舞は米良草分けの老将軍征西将軍官懐良親王であらせらる大王様のお降りをおむかえする舞である。
9大王様
(だいおうさま)
大王様とは征西将軍宮懐良親王を言う。米良入山の当時のお姿で神楽場にお降りになる。
10爺様
(じいさま)
一説に大王様の父上とも称され、又一説にはこの方が懐良親王で大王様は御子君良宗親王ともいわれる。この方を昔からお爺様と申し上げた。
11婆様
(ぱあさま)
大王様の奥方様の舞である。孫七人をお守りしながら遊びの様が神楽の中に取り入れてあり、米良歴史物語の神事劇である。
12七ツ面
(ななつめん)
七人の孫が舞い遊ぶ様子を現したものであるが、一説には七人の公爵・武将とも伝えられている。小学校の児童たちを参加させている。
 幣差
(へいさし)
弊差の後半の舞い納めの舞である。
住吉
(すみよし)
13住吉舞
(すみよしまい)
宇佐八幡宮(村所八幡神社)の祭神の舞をむかえる神前の舞をいう。舞手四人、米良神楽中最も優雅で品格の高い舞である。また米良神楽を代表する神楽でもある。荘重で唐舞・朝鮮舞の極致がい舞い込まれて、見あきのしない舞である。
14八幡様
(はちまんさま)
八幡様祭神の舞である。八幡様は応神天皇、征将軍宮懐良親王・米良重為・米良重鑑公を祭る。但し神楽にお降りになる方は重鑑公をさして八幡様と申し上げている。出陣の姿で舞を納めるは歴代の宮司がこれを受け持つ。家内安全・武運長久等を祈願している。
15御手洗様
(みたらいさま)
八幡様つまり米良弥太郎重鑑公の奥方様の舞であるこの方を呼んで「御勝様」と言う。自刃の時は臨月であったので、安産の神として信仰厚い女神の舞である。
16獅子舞
(ししまい)
奥方様の舞の中ほどから、獅子が祭りの場に現われる。この面は横山佐左衛門の作で約二百年経っている。応神天皇の御神霊を千頭の猪が出むかえしたという古事にならつたものであるが、また米良山中の猪と舞い遊ぶ姿をあらわしたものでもある。
17大山祀命
(おおやまづみのみこと)
磐長姫命
(いわながひめ)をたずねて米良山に 入山された大山祀命は、遂に狭上の深山にてなくなられたと云う。八幡宮の祭に猪を追ってお降りになり、獅子と共に舞い遊ぶ様を神楽にして舞い納める一場面である。
 住吉舞
(すみよしまい)
住吉舞の最後のしめくくりの舞い納めである
神水
(かんすい)
18神水
(かんすい)
舞手四人、民神楽の一番を受け持つのが神水の舞である。勇壮二舞で、前段・後段とも太刀を持ったりリズミカルな舞い振りで構成される。
一人剣
(ひとりつるき)
19一人剣
(ひとりつるき)
舞手一人、剣の霊力で土地の霊を鎮め、神の加護を寿ぐ軽快、豪快な舞である。昔、宮中にて舞わた舞と云えられている。
白海
(びゃっかい)
20白海
(びゃっかい)
面をつける舞手一人。御神屋を軽快なリズムで巡り、白蓋を面棒で突付きながら舞う。別名「注連ほめ面」とも言い、また「蜂の巣つくじり」とも言う。
弓将軍
(ゆみしょうぐん)
21弓将軍
(ゆみしょうぐん)
舞手二人、豊岩屋戸
(とよいわやと)の尊・斟岩 屋戸
(くしいわやと)の尊の二神の舞。須佐之男 命から天照大神の水田を守護する舞で、弓と矢を持って舞う。宮中舞の一つなり。
荒神
(こうじん)
22荒神の舞
(こうじん)
面を付けて舞う一人舞。注連に用いた樹木を荒神の許しを得ずして切り出した為に荒神の怒りをうける場面の舞である。古典能のくずしの舞い振りである。問答は長文。
23ていの舞荒神の怒りをとく神王の舞。長い問答でようやく荒神の怒りが解けて、神楽の続行が出来る事を喜寸、感謝して舞を納める。舞手一人。
伊勢の神楽
(いせかぐら)
24伊勢の神楽
(いせかぐら)
一人、宮司の舞。伊勢大神の御前の舞を現したもの。天照大神が天の岩戸にお隠れになり、日本国中が暗闇となり、八百万の神々が集まって協議の場面を表現したもの。上品な宮中舞で、貴族風の舞である。
大神様
(だいじんさま)
25大神様
(だいじんさま)
(嫁女面)
伊勢神楽の最中に八ツ注連の下に鎮座される。天照大神が岩戸にお隠れになつた場面を意味する。岩戸開きまでそのまま座す。
(面をつけて座す。)
手力男命
(たぢからおのみこと)
26手力男命
(たぢからおのみこと)
岩戸のありかを確かめる舞。わずかな明かりを頼りに中腰で道をたずねる様を舞にしたもの。後段は岩戸のありかを見つけて喜び舞う。面は大円作。
戸隠し
(とがくし)
27戸隠し
(とがくし)
天のうずめの命の舞。天岩戸の前でおもしろ、おかしく舞う様を舞に組み立てたもの。面を「とかくし面」という。
手力男命
(たぢからおのみこと)
28手力男命
(たぢからおのみこと)
岩戸開きの舞。いよいよ岩戸のありかがわかり、岩戸を開く機会をうかがっている舞で、遂にその時がきた。そして岩戸開きを成就する。
挟舞
(はさみまい)
29挟舞
(はさみまい)
神神楽のはじまりの舞と同じで、終了に近いところで再度この舞を納める。やがて閉幕をつげる舞である。
部屋の神
(へやのかみ)
30部屋の神
(へやのかみ)
別名「しゃくし面」という一人舞人舞。伊邪那岐命・伊邪那美命の舞で、子孫繁栄を祈る舞であり、米良神楽独特の舞である。
注連たおし
(しめたおし)
31注連たおしの舞
(しめたおしのまい)
舞手六人。面様登場。神尾で柱連をたおす前に八百万の神々が集まって歌い、よろこびの様を舞にしたもの
32火の神舞
(ひのかみまい)
火神の前での舞。舞手二人。台所を守る働き衆にむかえられて、御釜様の前でお礼言葉の舞。
33成就の舞
(じょうじゅのまい)
舞手二人。御釜様の御前舞が終われば、再び神屋に出て最後の舞納めをする。上品な気品ある舞である。


平成30年(2018年) 西米良の夜神楽日程


夜神楽の時間は概ね、午後7時から翌朝7時までです。
下記記載の、道案内は宮崎市方面からを表しております。

児原稲荷こばるいなり神社大祭

(越野尾神楽保存会)
日程:12月1日(土)〜2日(日)
会場:児原稲荷神社(越野尾地区)
(GoogleMap)
国道219号沿いの看板を左折、10分程登ったところ。神社下にある駐車場から50m程?の石段あり。

狭上稲荷さえいなり神社大祭

(村所神楽保存会)
日程:12月1日(土)〜2日(日)・
会場:狭上稲荷神社(村所地区縄瀬)
(GoogleMap)
村所中心地から40分。国道219号沿い看板を左折、未舗装、すれ違い困難ヶ所多いので、明るいうちの移動を。

竹原たけはら天満神社大祭 ※2年に1回。

(村所神楽保存会)
日程:12月8日(土)〜9日(日)
会場:竹原協業センター(竹原地区)
(GoogleMap)(おおよその位置)
国道265号を北上、村所の中心地から約8分程進むと右手に見える。

米良めら神社大祭

(小川神楽保存会)
日程:12月8日(土)〜9日(日)
会場:米良神社(小川地区)
(GoogleMap)
国道219号沿いの看板を右折、20分程道なりに進むと左手に見える。(小川作小屋村の少し手前)
※17時から「おがわ作小屋村」で語りあり。(時間は変更になる可能性あり)

村所八幡むらしょはちまん神社大祭

(村所神楽保存会)
日程:12月15日(土)〜16日(日)
会場:村所公民館(村所地区)
GoogleMap
宮崎市内から国道219号を1時間40分 川沿い。
※17時から「みちくさギャラリー」で語りあり。(時間は変更になる可能性あり)

当サイト内西米良の夜神楽関連記事

 村所神楽
 小川神楽
 越野尾神楽


〜西米良村の案内より引用〜

西米良神楽(神社大祭)を見に行く際のマナーについて


そもそも、神社大祭とは?

神社大祭は「神に仕えまつる」という心で先祖代々、受け継がれてきたものです。一年の豊穣を神に感謝し、一年の疲れを皆で癒し、これからまた一年の幸を祈ります。夜の7暗から翌朝7暗まで、夜通し、舞い続けます。

神社大祭(夜神楽)への参加について

神社大祭にはどなたでもご参加いただけますが、「神事」となりますので参列者の一人としてご参加ください。

参列者としての礼 について

入場料は必要ありませんが、礼儀として「初穂料」や「寸志(焼酎二升)」を奉納する習わしがあります。神社大祭は、その地区の氏子会(うじこかい)によって運営されています。ですので、初穂料や寸志は観賞料や食事代ではなく、あくまでも感謝の気持ちとなります。初穂料ならば三千円〜
五千円程度、寸志としてならば焼酎二〜三本程度が一般的です。受付が設置されていますので、そちらにいる氏子会へお渡しください。

寒さ対策や必要なものについて

夜通し開催されますので、防寒具(使い捨てカイロ、膝掛け、毛布など)の準備をお願いします。食べものについては、各地区の婦人会による販売がありますが、真夜中用のおやつ、飲み物なども持参いただくといいと思います。「ふるまい」がある地区もありますが、神と人とが一緒に食事をする「直会(なおらい)」という儀式であり、食事の代わりになるものではないことをご了承ください。


暮らしの中の一部としての神楽を
どうぞ、お楽しみください。




宮崎県立博物館での今後の神楽公演情報

第2回神楽公演 高千穂の夜神楽を堪能する

高千穂町・上田原神楽 神楽公演(当日参加観覧可)
日時:2018年11月11日(日)13:00〜16:00
場所:宮崎県総合博物舘民家園
高千穂町 上田原神楽 道行神楽
高千穂町 上田原神楽(道行神楽)

 当サイト内「高千穂町・上田原神楽」ページ

※この日11月11日(日)は、延岡市の城山公園で、「城山かぐらまつり」も開催されます。
 案内チラシ

(上田原神楽は、現地で夜神楽を見ているので、当方は、城山かぐらまつりに行く予定)
  

第3回神楽公演 宮崎市・生目神社神楽 神楽公演

日時:
2019年2月3日 10:40〜12:00(当日参加観覧可)
場所:宮崎県総合博物館民家園

宮崎市・生目神社神楽
宮崎市 生目神社神楽
宮崎市 生目神社神楽

 当サイト内「宮崎市・生目神社神楽」ページ

当サイト内関連ページ
  宮崎の神楽ページ
 



 
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