霧島　天孫降臨神籬斎場（古宮址）

神様からの贈り物？
意図して撮ったわけではないのですが・・・
神様からの　贈り物・・　影



以下は、デジカメのパノラマモード(スイングパノラマ)で撮影
スイングパノラマは、α55の時代から愛用、ワイドレンズでおさまらない時、重宝するモードです。
今回使用した、SONYのα7R IIには、「サイレントシャッター」設定があり、無音でシャッターを切ることも出来る機能があるのですが、どういうわけか・・スイングパノラマではこの機能が無視され、通常のシャッター音が出てしまいます。周囲に人がいると連写音が実に恥ずかしい（笑）
連写後、カメラ内で自己完結　合成処理しますので、処理スピード、メモリー？の関係で解像度を意図的に落としているようで・・解像感がないのは仕方ないかなーと。
解像度を得るには、ワイド設定で、あえて縦位置に構えて、横にスイングするのがスイングパノラマ撮影のポイント。
ＣＰＬフィルターを使うと、下の写真、右上、空の部分みたいにつなぎ目が目立つ場合があるので、気になる場合には、必要に応じ、画像処理ソフト等で修正が必要です。

霧島の神社の歴史を簡単に・・・

欽明天皇の時代(6世紀　530年〜568年)、矛峰（高千穂峰）と火常峰（御鉢）の鞍部、脊門丘に社殿が造られました。
高千穂峰に対する「山岳信仰」から始まった神社であろうと、言われており、これが霧島の神社の始まりのようです。

社殿は、活火山の隣に鎮座故、噴火により、たびたび炎上します。

788年 延暦7年 3月4日　(西暦788年4月18日)の御鉢噴火を、「続日本紀」はこう書き記す。

七月巳酉の日、太宰府から報告、「去る三月四日戌の刻、大隅国の曽於郡曽乃峯で火炎が盛んに上がり、響きは雷のようであった。亥の刻におよんで火光はようやく止まり、ただ黒煙だけが見えるようになった。そしてその後、砂が降り、山頂下五・六里は砂石が積もり、二尺にも及んでいるようだ。その色は黒い」。

この時の噴火により、脊門丘にあった　霧島元宮は焼失しました。

天暦年間（947年〜957年）、性空上人は、ここ高千穂河原（かつては瀬多尾越と呼ばれておりました）に社殿を遷します。

しかし、文暦元年（1234年）の御鉢噴火でここも焼失します。
この時（文暦1年12月28日・西暦1235年1月25日）の御鉢の噴火で、霧島の神社・寺院および什宝、文書等をことごとく消失したようです。

一旦、ここ瀬多尾越から、長尾山 東霧島神社（宮崎県都城市高崎町）に遷座
年月を経、文明16年(1484)に島津第11代当主島津忠昌の命により、社を東西に分け、

東社を、現在の宮崎県高原町の霧島東神社
西社を、鹿児島県霧島町の霧島神宮として建立したそうです。

➡　天孫降臨神籬斎場（てんそんこうりんひもろぎさいじょう）（古宮址）の写真
➡　高千穂河原

「二つの高千穂」東臼杵郡高千穂町（阿蘇）そして霧島　やはりキーワードは火山、山岳信仰なのでしょうかねー。

火山と共に生きた先人、こういった歴史、そして信仰など、知った上で訪れると、また、違った意味で霧島を興味深く見れるのでは？と思い、今日のブログを書きました。

前の関連話題記事も併せてご覧ください。
➡　霧島　高千穂河原 鹿ヶ原 (鹿の原) のミヤマキリシマ


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