田元神社 令和7年 春祭り
令和7年3月9日、田元神社で春祭り 祈念祭がとり行われました。
午前9時より神事が行われた後、巫女舞、獅子舞、神楽等がお昼前頃まで奉納されました。
田元神社(たもとじんじゃ)は 宮崎市大字本郷南方に鎮座
御祭神は
- 木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
- 彦火々出見命(ひこほほでみのみこと)
- 豊玉姫命(とよたまひめのみこと)
- 豊玉彦命(とよたまひこのみこと)
を祀る神社です。
田元神社 令和7年 春祭り
田元神社 令和7年 春祭り (木花開耶姫命)
昨年夏
田元神社の風鈴回廊の事をブログで紹介した事がありますし 地元テレビニュースなどでも良く紹介されるので、宮崎県内の方はご存じの方もいらっしゃるかも知れませんね。
田元神社は、県道 中村木崎線沿いにあり 宮崎空港に入る交差点の少し南側に位置。
神楽は、春の祈年祭(春祭り)、秋の新嘗祭で「本郷神楽」が奉納されております。
今回の神楽は地元の「本郷神楽」が 奉者舞 杵舞を奉納、別の交友する神楽団体よより「倭の大蛇」八岐大蛇(やまたのおろち)の奉納もありました。
今回、この「倭の大蛇」八岐大蛇(やまたのおろち)の様子を少し紹介します。
以前は、午後まで多くの神楽番付がありありましたが、今回は、奉仕舞・巫女舞・獅子舞・倭の大蛇・杵舞が奉納され、お昼前には終えました。
今回 春祭り(祈年祭)神楽・獅子舞などの様子をWebPageに掲載しておりますので、以下をご覧ください。
➡ 宮崎市鎮座 田元神社 令和7年 春祭り祈念祭
「倭の大蛇」八岐大蛇(やまたのおろち)
田元神社 春祭り 倭の大蛇
神楽では・・「倭の大蛇」もありました。
素蓋鳴命(スサノオノミコト)が八岐大蛇(やまたのおろち)を退治する派手な神楽の一部です。
八岐大蛇は「出雲神話」、出雲系の神楽「石見(いわみ)神楽」などでは定番中の定番、大変人気のあるの神楽ですが、
宮崎県内の神社でこういった神楽を見られるのは貴重です。
本来は、神話に準じて前半に、櫛名田姫(クシナダヒメ)や、足名椎(アシナヅチ)と手名椎(テナヅチ)なども出て来るストーリー展開なのですが、今回は時間の関係ででしょうか、八岐大蛇(やまたのおろち)を退治する場面から、オロチ退治の見どころを中心に披露されました。
出雲系 素蓋鳴命(スサノオノミコト)の神楽
出雲系の神楽は、宮崎県内で、舞われることはあまり無く、「蛇切り」(綱切・綱神楽)あたりの番付で 素蓋鳴命(スサノオノミコト)が、大きな藁の縄を切る番付に登場したり、
牛頭天王=素蓋鳴命の番付があったりしますが、
神楽での神歌に 「八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣作る その八重垣を」などが登場する位で、やはり日向神話の土地柄か、出雲神話の印象は薄いのが実情のようです。
そんな中で、熟練された舞・演舞・採り物・出し物・道具や、楽(演奏)・・・。
太鼓に締太鼓が加わるのも宮崎県内の神楽にはないものも新鮮、舞は女性が活躍しているようです。