宮崎市ではヤマザクラ見頃に
Posted morimori / 2019.03.05 Tuesday / 23:42
今日、たまたま通りかかった平和台大橋近くの公園(祇園街公園)で、ヤマザクラと思しき花が一本咲いているのが見えたので、車を停めて、近くまで行ってみた。
やはり、ヤマザクラ、ほぼ満開。
ヤマザクラは、宮城県以南から九州にかけて分する日本の野生の桜の代表的な種で、和歌にも数多く詠まれている日本本来の桜です。
サクラの仲間では寿命が長く(約200年)大木になります。
サクラの代表園芸種のソメイヨシノとは異なり、ヤマザクラの多くは花が咲く頃にほぼ同時に茶色っぽい葉が出て来るのでわかりやすいです。(牧水も詠んでます。)
うすべにに 葉はいちはやく 萌えていでて 咲かむとすなり 山桜花
「山桜の歌」 若山牧水
(牧水は郷土の生んだ歌人です)
「山桜の歌」 若山牧水
(牧水は郷土の生んだ歌人です)
近くで見ると、花の色はソメイヨシノよりは、白っぽい色ですが、遠くから全体を見ると葉の茶色っぽい色が混あわさって、桃色っぽく見えます。
日南市周辺は2月後半から終わり頃、宮崎市では3月はじめ頃に咲きます。
海側(堀切峠)あたりは見頃を過ぎつつあります。
綾の照葉樹林地帯のヤマザクラは、おそらくこれからだろうと思います。
いつの情報かわからない、以下のようなページは困りものです(笑)
➡ 綾の森は山桜が見ごろです(綾町サイト内ページ)
樹齢120年の山桜(ヤマザクラ)
日南市の道の駅なんごうに隣接する亜熱帯作物支場 有用植物園内には、日向灘を望むように樹齢120年、高さ約15mの大きな山桜(ヤマザクラ)があり、毎年2月末頃に咲き、訪れた人たちの目を楽しませています。道の駅なんごう近くにあるヤマザクラ(過去に撮影したもの)
120年ですよ〜 凄いですね。
120年というと・・ 毎年皆さまがお花見で見ている園芸品種ソメイヨシノ(寿命60年とも)の二倍です。
だからこそ、寿命300年とも言われる、ヤマザクラの生命力には何か魅かれるものがあるんですよね。
大坪の一本桜は樹齢150年
私が、毎年見に行っている国富町の「大坪の一本桜」もヤマザクラで樹齢150年とされてます。大坪の一本桜は、普通のヤマザクラより開花が遅く、例年 宮崎に桜の開花宣言が出た日がほぼ満開見頃です。今年は3月25日〜末頃ではないでしょうかね?
桜には、実は、もっと上の(寿命500年とも言われる)エドヒガン種があるのですが・・その話題は次回の機会に
宮崎観光の父 岩切章太郎氏は生前こう述べている。
「あるアメリカ人の批評に”日本には桜の花はあるが、桜の木は一本もない”という一語があった。春になると、花見だ、桜祭りだと桜の花で大騒ぎをする。それほど、桜の花と日本人とは切り離せぬくらいに深い関係があるが、その大事な桜の木を一体私どもは平素どう取り扱っているのだろうか。日本人は本当に桜の木を愛しているのだろうか」 ・・と。
関連ページ
➡ 宮崎の桜の名所
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