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宮崎市の作神楽「村角高屋神社神楽」見学

Posted morimori / 2019.03.18 Monday / 23:23


昨日 3/17(日)は、宮崎市村角町鎮座「高屋神社」で奉納される 高屋神社神楽(宮崎市無形民俗文化財)へ出かけた。

高屋神社は、彦火々出見命(ひこほほでみのみこと)、豊玉姫命(とよたまひめのみこと)景行天皇(けいこうてんのう)を祀る神社。
神社の西にある小高い処は、彦火々出見命の山陵と言い伝えられ、「日本書紀」にいう「日向の高屋の小陵に葬る」とあるのは当地であると伝えられている。景行天皇が六年間ご駐輦された高屋行宮址とも伝えている。

高屋神社の例祭日は11月10日ですが、神楽は、「春の社日」に厄払いと諸祈願で行われている。
神楽は、午後1時頃より午後7時頃まで、18番程を奉納。

近年は、田植え時季などの関係より、春分の日の前の日曜日に奉納されているようです。

高屋神社神楽「花」


村角高屋神社神楽の「祭場」は必見。
近年、宮崎平野部の作神楽では、人手不足などから、止む無く祭場の作りを簡略化するするところもありますが、村角高屋神楽の祭場は変らぬ伝統、その作りは県内でも屈指、見ごたえ十分です。

「ハリヤ」と呼ばれる独特の竹笹の垣根で囲まれている中の周囲には、厄年にあたる男性達が出席します。
この辺りも、独特のものですね。

高屋神社神楽 注連
注連柱


上方には、東西7本の縄を張り五色の御幣を下げている。
さらに上部に渡した竹の中央部には「クモ」が吊るされ、御幣などが飾りつけられています。

通常、これらの御幣の色は、陰陽五行の五方に基づき、東(青)、西(白)、南(赤)、北(紫もしくは黒)中央(黄)となっているのが普通ですが、この日の西方向の御幣は緑色でした。(隣で見学していた神楽好きの某氏の指摘で気付いた次第)

帰宅後、以前(平成22年)見学した際の写真を確認すると、やはり白でしたので、緑にしたのは何か意図があるのか・・それとも単なる間違い?なのでしょうかね。


当日の番付は以下

〔1〕奉仕者の舞
〔2〕鬼神舞
〔3〕一刀の舞
〔4〕鬼神舞
〔5〕二刀の舞
〔6〕やわらし鬼神
〔7〕三人剣
〔8〕百戒(びゃっけ)
〔9〕花
〔10〕地割
〔11〕地割鬼神
〔12〕金山
〔13〕嫁女舞
〔14〕杵舞
〔15〕杵女

 −せんぐまき−

〔16〕綱
〔17〕蛇切 (オロチ退治)
〔18〕叙事

「将軍」は時間の関係で割愛されたようです。

高屋神社神楽 「やわらし鬼神」
やわらし鬼神

 



高屋神社神楽 「三人剣」
三人剣より



高屋神社神楽 「金山〜嫁女舞」
金山〜嫁女舞



高屋神社神楽 せんぐまき
せんぐまき


「せんぐまき」(餅まき)は、神庭側から観客側へまくのが一般的ですが、ここは、神庭側にお祓いを終えた厄年の方などが居るので、観客・神庭両方にまく関係より、櫓を立てているのだろうと納得した次第。

縁起物なので、少しだけいただきました。
そのまま食べられる位のとてもやわらかい、つきたての紅白餅でした。

高屋神社神楽 蛇切り
蛇切り



高屋神社神楽「叙事」
叙事(じょじ)



詳しい内容を書いたWebPage(5ページ構成)を作成しましたので、下をご覧下さい。

 村角高屋神社神楽
 


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