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えびの高原の観光施設「足湯の駅えびの高原」「りんどう」一部形態を変えて持続

Posted morimori / 2019.03.30 Saturday / 08:55


以前、宮交ショップアンドレストランが運営する「えびの高原」にある観光施設「足湯の駅えびの高原」「りんどう」が、今年4月から休業する旨の記事を書きました。
「足湯の駅えびの高原」「りんどう」2つの観光施設が4月から休業

足湯の駅えびの高原
足湯の駅えびの高原


新燃岳と硫黄山噴火の影響を受け収益が悪化、足湯の駅えびの高原の収入は、2013年からの5年間で4割近く落ち込んで赤字が続き、宮交ショップアンドレストランは。「えびの高原は宮崎交通を創業した岩切章太郎が開発した重要な観光地と考え、経営努力を続けてきたが、大変厳しい状況で苦渋の決断」とのことでした。

宮交ショップアンドレストラン「足湯の駅えびの高原」「りんどう」両施設をえびの市に無償譲渡

昨日、今月末で最後なんだなー、その後動きはないのかなぁ?と思っていたのですが、今朝の宮崎日日新聞に、「足湯の駅えびの高原」と、隣接する土産品店「りんどう」について、えびの市は29日、宮交ショップアンドレストラン(S&R、宮崎市)から両施設を無償で譲り受け、運営を継続させる旨の記事がありました。

「りんどう」は現状維持、しかし「足湯の駅」は・・

"土産品店「りんどう」は現在、宮崎市と鹿児島県の業者が土産物店とレストランを経営しており、4月1日以降は市にテナント料を払い、営業を続ける。"とのことですので現状と変わらない状況なのですが、

"足湯の駅は、予定通り3月31日に商業施設としての営業を終える。再開後(4/3より)は市内の観光名所を案内する市民グループ「えびのガイドクラブ」(松井優会長、41人)の会員2人が常駐。訪れた行楽客に登山ルートの紹介やノカイドウの群落などの観光情報を発信する。また、休憩スペースを設け、トイレも利用できるようにする。"
と報道されていたので、従来のお土産販売、カフェ、レストランなどのある観光施設とは全く違い、当面は休憩所的なものとしての再開となるようです。

"宮交S&Rは「苦渋の決断で休業となったが、その後多くの関係者と有効活用を模索した結果、観光を最優先するためには無償譲渡が最善との結論に至った。ぜひ施設を地域のにぎわい創出に活用してほしい」と話した。"とのこと。

個人的には、火山活動が収まり、再び(宮交で)復活して欲しいと思っていただけに、ちょと残念な結果ですが、県道1号沿いの噴気孔まで1Kmない状況ですし・・
先の見えない、新燃岳含めた一帯の火山活動を鑑み、致し方ないことなんだろうと思います。
休業後も維持管理、固定資産税などに経費がかかるでしょうし・・

NHK宮崎のニュースによると、その後商業施設としての再開を含めた今後の方針について、えびの市が地元の観光協会などとともに協議するとのこと。
    



今年のGWは10連休のところもあるようで・・

「えびの高原」では、ノカイドウが咲き、その後にはミヤマキリシマなどの花で華やぎ、山歩きには最高の季節です。


ノカイドウ

えびの高原周辺にだけ自生する「ノカイドウ」です。
りんごの花に似てます。
ノカイドウが一番美しいのは、つぼみから開く頃、赤みががっているころです。
例年だと、GWのころに見ごろを迎えますが、暖冬だった今年はどうでしょうね?

えびの高原のノカイドウ
えびの高原のノカイドウ


えびの高原のノカイドウ
えびの高原のノカイドウ


硫黄山周辺の火山性地震もここ一月、最高でも一日6回と、10回以下で推移、落ち着いているようです。
 気象庁ページ
このまま収束して欲しいものです。


【 追記 】
火山名 霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺) 火山の状況に関する解説情報 第26号
より一部引用
GNSS連続観測では、硫黄山近傍の基線で伸びの傾向が1月頃から鈍化もしくは停滞しています。霧島山の深い場所でのマグマの蓄積を示すと考えられる基線の伸びは2019年2月以降停滞しています。

良い傾向ですね。

4/4付 南日本新聞記事では・・
"総合食品会社タカヒラ(宮崎市)は、2年前からりんどうで農産物加工品や調味料などを売る。硫黄山が噴火した昨年4月は、買い物客が1日に2人という日もあったが、海外客の増加や約3割を占めるリピーターのおかげで客足は回復基調。今年3月は、前年比で買い物客1.7倍、売上高2.5倍に伸ばした。"
とのこと。


霧島・えびの高原などへ行かれる方は、霧島山火山防災マップ(平成31年2月7日監修:霧島山火山防災協議会)の一読を。
 火山防災マップA1版 火山防災マップA4版 宮崎県サイト



【 追記 】4月8日 NHK宮崎ニュースより要約
「足湯の駅えびの高原」などの活用方法をめぐる協議会が市や観光協会、それに環境省などから14人が出席して8日、初めて開かれた。
えびの市側から「足湯の駅えびの高原」には雨漏りや塗装のはがれなど14か所で修繕が必要だという報告があり、市が見積もりを行うなど修繕を検討していくことになった。


写真で見ても屋根の塗装が褪せているようにも見えますし、雨漏りまで・・
いろいろ手を入れないと指定管理者募集すら出来ない状況のようです。
当面は観光案内所や休憩スペースとして利用していくものと思われます。

4/9付 宮崎日日新聞には
今月下旬に第2回会合を開き、指定管理者制度の導入やテナントとしての貸し出し、PFI(民間資金活用による社会資本整備)方式といった複数のアイデアを議論する。
5月の第3回会合で結論を出す予定。
といった旨が、掲載されていた。

【 追記 】4/27(土)MRTニュースより要約
えびの高原の観光施設、「足湯の駅えびの高原」と土産物店の「りんどう」2つの施設の活用方法について検討する協議会が4月26日開催。
えびの市は今年7月に基本方針をまとめ、施設の改修や建て替えが必要な場合には、来年度に着手する考えを示した。
今年度は、施設を現状のまま活用する一方で、利用客の安全面を配慮して、必要最低限な補修を速やかに行うとのこと。
  
  


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