日々ブログ MORIMORI @宮崎県

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【7/12更新】えびの高原(硫黄山)で火山性微動発生、噴火警戒レベル2へ引き上げ

Posted morimori / 2023.07.08 Saturday / 07:22


えびの高原の硫黄山(いおうやま)
えびの高原の硫黄山(いおうやま)※過去の撮影

【7/12追記】
7月12付 宮崎日日新聞によると、11日、硫黄山周辺で、鹿児島地方気象台職員2人が、専用の装置で地熱の広がりを調べたり、目視で異常がないかを確認を行うなどして、現地調査を行った結果、噴気活動はこれまで同様に活発だったものの、地熱域に変化は見られず、「特段の変化は観測できなかった」との事。
同気象台は、表面的に変化はなかったが噴火の可能性はあるとして、注意を呼びかけている。

【7/11追記】
2023/7/11付 宮崎日日新聞によると
えびの高原の赤子川上流部「えびの橋」などで河川の白濁が確認されている事が、10日県への取材でわかったようです。
県は、7月5日白濁を確認、硫黄山堆積物が3日までの大雨により琉入した可能性があると推測している。
硫黄山の火山活動が高まっていることとの関連性は不明とのこと。 
えびの市によると、7日には赤子川の水が流れ込む長江川でも白い濁りが静認されたが、9日は濁りは見られなかったという。
同市は「現在の水質も農業用水として問題のないレベル。稲作への影響はない」とし、「今後も状況を注視する」としている。 との事。

えびの市赤子川、長江川及び川内川の水質検査等の結果について(7/11更新)(宮崎県)

単に「大雨による一過性のもの」であって欲しいですね。

7/10の MRTニュース(同 Youtube動画)では、(九州大学地震火山観測研究センター 松島 健 教授)のお話として・・
「活動が活発になればなるほど火山性微動っていうのは発生しますし、今のところ、*7月6日に起こった火山性微動が1発だけでしたので、これがそのあと収まれば、*何もなければ、数日間以内にレベルが1に戻る可能性があると思います」"

*7月6日は間違い、火山性微動が発生したのは7月7日です。
*数日間以内にレベル1に戻る可能性があるのでしょうか?
規制区間は変化ないのでしょうけど・・。

【7/9追記】
2023年7月9日16時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台発表によると
火山性微動は7日17時以降発生していない。
硫黄山付近の浅いところを震源とする火山性地震は少ない状態で経過している。
山体の浅い部分の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが観測されている

とのこと。
火山性地震:7日 10回、8日 19回、9日 12回、10日午前9時までに9回
 /追記おわり

気象庁は、硫黄山では火山活動が高まった状態となっており、今後、小規模な噴火が発生するおそれがあるとして7日午後5時15分、硫黄山周辺に火口周辺警報を発表し噴火警戒レベルを火口周辺の立ち入り規制を示すレベル2に引き上げました。

気象台では、火口からおおむね1キロの範囲では、大きな噴石に警戒するとともに、風下側は火山灰だけでなく小さな噴石にも注意するよう呼びかけています。

えびの高原硫黄山で「火山性微動」

えびの高原の硫黄山付近において、7月7日 16時50分 火山性微動が1回発生。
(火山性微動はマグマや水蒸気などの移動によって起こり、火山活動の活発化や噴火時に多く観測されるもので、火山性微動が発生したのは、2018年6月19日以来、約5年ぶり。)

火山性地震は7日、午後10時までに7回発生。5日は16回、6日は13回だった。5、6月は多い日で1日39回発生するなど、比較的活発な状態が続いていた。

えびの高原(硫黄山)周辺における GNSS 連続観測で硫黄山近傍の基線において、2023年5月頃から硫黄山の山体浅部における膨張を示すと考えられるわずかな伸びが確認されている。

気象台は火口から半径約1キロの範囲で大きな噴石に警戒を呼びかけ、この範囲内で韓国岳などの登山道の一部が通行禁止となった。

※今回の規制区間については、火山ガスの避難情報基準超過により、令和5年6月3日(土)からすでに立入を規制しているとのこと。

宮崎県は同日、情報連絡本部を設置した。
えびの高原(硫黄山)周辺がレベル2になるのは 2019年4月18日以来、4年ぶりとなる。
続きを読む>>

【8/5更新】高千穂 国道325号線 県道や町道など通行止め 高千穂峡/天岩戸神社歩道も通行止

Posted morimori / 2023.07.03 Monday / 09:18


高千穂町、国道325号 8月4日午後 車両全面通行再開

高千穂町、国道325号の片側交互通行だった地点は、8月4日午後、約1カ月ぶりに車両全面通行再開したようです。
但し、斜面側の歩道は通行止めが続くとの事。
お盆前に全面通行出来るようになって良かったです。
ただ・・(8/4現在の予報で)直撃しそうな台風6号の影響が気になります。
その後書いた台風6号関連ブログ記事

国道325号 7月6日17時より3日ぶり 片側交互通行で再開

大雨による土砂崩れで3日朝から全面通行止めとなっていた高千穂町下野の国道325号は、土砂の撤去や土砂流出防止の土のうを中央線に設置するなど応急対策を行い、6日17時より片側交互通行可能となったようです。(片側通行は7/17 7:00現在継続中)
全面復旧の見通しはたっていないとのこと。
高千穂峡のボートは3連休前に再開したようです。


高千穂町 7月3日 16:15 避難指示を解除

高千穂町は土砂災害のおそれが少なくなったとして、午後4時15分に町内全域に出していた避難指示を解除しました。

高千穂町 国道325号線 県道や町道など6か所が通行止め

国道325号線が通行止めとなっているということです。
このほか、県道や町道などで土砂崩れや倒木などの影響により通行止めとなっている箇所があるようです。
国道325号の通行止の場所は、「トンネルの駅」から熊本方面へ少し行ったところ、

高千穂町大字下野 Yショップくもいとのあたりが約200mの区間で崩土しているようです。

Googleストリートヴュー

崩れた部分の航空写真を見ると上部(東方向)一帯には田んぼ広がっているようです。

崩落地点

短時間に田んぼに降った雨水を水路で排水しきれず、あふれた水が土砂を伴い国道へと流れ下ったのかも知れません。(単なる想像ですが・・)

迂回路は、204号(神話アグロロード)で岩戸を経由するルートのようです。

国道325号線通行止に関する情報追記:(7/4 18:30現在)県は、土砂を取り除く工事を行っていますが、土砂が水分を含んでいるため 撤去に時間がかかる見込みで 復旧のメドは立っていないとのこと。
この影響で近くの土産物などを販売する「トンネルの駅」では来客も見込めず、3日から営業を休止しているようです。

この他、県道207号岩戸延岡線など 県内4か所で通行止めが続いています。


解除など、最新情報は宮崎県道路規制情報サイトでご確認ください。

7/3 6時42分 宮崎市、高千穂町に洪水警報

気象台は、午前6時42分宮崎市、高千穂町に洪水警報を発表しました。

高千穂峡遊歩道は通行止

「線状降水帯」による大雨で、高千穂峡も増水しているようで、遊歩道は通行止めになりました。

天安河原への歩道も通行止

天岩戸神社近くの岩戸川も増水しているようです。
天岩戸神社サイトよにると“大雨の影響で岩戸川が増水しており、天安河原の歩道に水が上がっており、現在参拝が出来ない状態です。
河川も大変危険な状態ですので、近づかないようにお願い致します。
”との事。

(追記)高千穂峡の滝見台付近の遊歩道、天安河原への歩道は 7/4 通れるようになったようです。

高千穂峡増水(2023年7月3日)


高千穂峡の、滝見台から先のこの辺りの遊歩道は毎回水没するので、現在、県が「かさあげ工事」を行っております。

遊歩道を管理する宮崎県は、約6400万円をかけ、12月上旬までに遊歩道を復旧させる予定との事。

この低い区間は、過去にも増水時に何度となく被害を受けており、今回の工事では遊歩道をおよそ2mかさ上げするなどして、被害の軽減を図るようです

関連リンク
高千穂峡の遊歩道 12月上旬までに復旧

工事現場をブルーシートで覆ってあったのですが、道路上側から滝のような濁流が・・

高千穂峡増水(2023年7月3日)


ブルーシートの養生は手前半分位が流れてしまったようです。

高千穂峡増水(2023年7月3日)


その後、ブルーシートは水没したか全て流されてしまったようです。

高千穂峡増水(2023年7月3日)


参考画像(2022年9月以前の高千穂峡遊歩道が通れた頃の画像)
2022年9月以前の高千穂峡遊歩道が通れた頃の画像
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【7/8更新】えびの高原 県道1号の新ルート 火山ガスで再び通行止めに

Posted morimori / 2023.06.07 Wednesday / 23:51


硫黄山 えびのエコミュージアムセンターより
硫黄山 / 韓国岳 えびのエコミュージアムセンター2F展望フロアより

【7/8】
えびの高原(硫黄山)で7月7日火山性微動発生、噴火警戒レベル2へ引き上げ

【6/28】
えびのエコミュージアムセンターでも30分おきに周辺の火山ガスの濃度を測定していて、一時、屋内退避の基準となる3ppmまで二酸化硫黄の濃度が上がり、職員が目の痛みを感じたことがあったということです。
センターでは火山ガスの濃度が高い状況が続くことで登山など観光への影響を懸念しています。 2013年6月27日 NHK宮崎ニュースより

【6/20】
6月20日 MRTニュースによると、えびの高原では、高濃度の火山ガスの影響でミヤマキリシマのほかアカマツなど、一部の植物の葉が、枯れているとの報道。
えびの高原 硫黄山周辺 高濃度の火山ガスの影響でミヤマキリシマが変色(2023年6月20日)

県道1号小林えびの高原牧園線 6/3 - 再び通行止めに・・ 

【6/2追記】硫黄山付近の県道1号小林えびの高原牧園線は、昨年11月に、土日、時間、車両などの条件付きで通行再開しましたが、避難情報の基準を超える濃度の火山ガスの検出がが続いている為、6月3日より再び通行止めになります。

宮崎県は、通行止めの解除についての時期は見通せないとの事です。

《えびの高原周辺の立入規制区域内における二酸化硫黄(SO2)濃度が5ppm以上の非常に危険な濃度となっています。立入規制区域や規制されている登山道(エコミュージアムセンターと不動池を結ぶ登山道等)には絶対に入らないでください。火山情報には引き続き注意してください。》

硫黄山周辺の火山ガス濃度測定結果(速報値)(宮崎県サイト)

火山ガス発生場所(6/14更新)

【6/14発表火山ガス濃度測定結果に差し替え】
硫黄山周辺の火山ガス濃度測定結果
6月14日発表されたもの


参考 えびの高原(硫黄山)周辺の火山ガスに伴う立入規制基準

(抜粋)えびの高原周辺における広域的な二酸化硫黄ガスの滞留に伴う規制の実施基準(引用元

区分二酸化硫黄(SO2)濃度が基準値以上となった場合の措置
注意情報0.2ppm以上喘息、気管支疾患、心臓病等の持病のある高感受性の
人々及び乳幼児や妊婦に対して、
二酸化硫黄ガスの危険性について注意喚起する。
警戒情報2ppm以上屋外の観光客等に、防災行政無線等で屋内退避の注意喚起を行う。
避難情報5ppm以上観光客等にえびの高原からの避難を呼びかけ、
避難が完了した時点で観光施設等を閉鎖。
県道1号及び30号は、駐停車禁止を条件に通行可
立入禁止10ppm以上えびの高原一帯を警戒区域に設定(立入禁止)
注意:県道1号(宮崎県、鹿児島県)、
30号(宮崎県)を全面通行止めとする。(人、車の全面通行止め)

火山ガス関連・・・身を守る為の参考になるリンク

霧島連山では、1989年に新燃荘の脱衣所で硫化水素中毒で2名が死亡する事故もありました。
火山ガスの怖さに関して、あまり知られてないと思います。以下を参照してください。

火山ガス事故防止のために(有毒な火山ガスから身を守るための手引き)環境庁自然保護局

火山ガス シンポジウム 1998年(平成10) 9月19日



昨年「暫定開通」した頃のニュース記事ですが、NHK宮崎【期待と不安】小林とえびの高原を結ぶ県道1号線が限定解除へ(2022年11月10日)より
鹿児島大学 准教授のお話
全体として見れば県道1号線が、噴気地帯を横切っていることや火口域のすぐ近くを道路が通っているという状況に変わりはない。
土日に限って通行を認め観光客を集めるのは防災の観点からはあまり良いやり方とは思えない。『行政が通行を認めているから安全』と捉えるのではなく、突然の噴火や火山ガスなどリスクがあることを知った上で通行するかどうか判断してほしい。


硫黄山近くを通る県道1号線 再び通行止めで観光への影響懸念(6月09日 NHK宮崎)

ここまでが、追記・更新した事項でした。
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