宮崎市恒久鎮座 恒久神社 作祈祷神楽を見学
Posted morimori / 2019.04.07 Sunday / 23:54
宮崎市恒久鎮座「恒久神社」で平成31年4月7日(日)作祈祷神楽を見学しました。
神社の例祭日を見ると、3月4日 大祭 祈念祭並に作祈祷神楽舞と書いてありましたので、現在は、おそらく旧暦3月4日に近い日曜日に作祈祷神楽が奉納されているものと思われます。
恒久神社
恒久神社
鎮座地:〒880-0916 宮崎市大字恒久582 GoogleMap
御祭神:木花開耶姫の命、外 四神
由緒:都万の宮(西都市都万神社)を寛治4年(1090)4月勧請し、同11月15日現在地に祭祀された。
勧請の経緯は
平安時代中頃から江南地方(大淀川以南・本郷南方を中心とした地)に進出し、同地方を開拓し、江南国富の荘の創始者である都万の豪族・日下部氏が同荘園の鎮守の神として同族の氏神・都万の宮を勧請し、江南一の宮大明神と称号し祭祀した。
明治4年、恒久神社と改称さる。
恒久神社 作祈祷神楽
注連柱(しめばしら)
午前10:00より、神社拝殿にて大祭 神事が行われ、神楽は午後1時頃より2時過ぎまで社殿横に設えられた神庭にて6番が奉納されました。
神庭の様子(番付:二人剣)
当日の神楽番付(メモをとらなかったので番付名に間違いがあるかもしれません。)
二人剣
しめ鬼神
輪の舞(輪くぐり かも?)
嫁女面
二本剣
杵舞
杵舞の後、せんぐまき(餅まき)が行われた。
二人剣
二人剣
注連鬼神
注連鬼神
注連鬼神
輪の舞
輪の舞
嫁女面
嫁女面
二本剣
二本剣
杵舞
杵舞
杵舞
杵舞
杵舞
せんぐ(餅)まき
「恒久神社 作神楽」感想など
- 恒久神社に作神楽があることは全く知りませんでした。今回、たまたま、神社関連サイト「宮巡」の、4月の例祭一覧表で、作神楽の奉納を見つけ、出向いた次第。
- 神楽の奉納される神庭は、社殿北側に設えてありました。
注連柱一本、神庭の周囲には紅白幕、内側周囲に氏子の方々などの席のようです。
杵舞い頃(「せんぐ」まき前)になると、子供さん含め多くの方が入っておりました。
- 「楽」は、社殿側に太鼓と笛、ほぼ太鼓だけで、「嫁所面」の時だけ笛が入りました。
- 観客は、ほぼ100%氏子さんなど地元の方と思います。
- どこの作神楽もそうですが・・「せんぐまき」の時間帯前になってどっと観客が増えます(^^)
- 「輪の舞」(輪くぐりかも?)という番付(採物含め)は、初めて見ましたが、舞自体は一連の剣の舞に近い感じもしました。
- 「杵舞」の「女性役」は結構な年配の方で、杵の上に立つ際、周りの皆様心配されておりましたが、見事なバランスで立たれて、「せんぐ」をまかれておりました。
- 宮崎の神楽と特殊神事を参照すると、神楽は「古城神楽」による奉納かも知れません。
こうやって、神楽が舞い継がれていることは、素晴らしいことだと思います。
余談ですが・・
夏の大祭(旧暦6月30日)の際の「恒久神社夏越の唄」は宮崎市民俗芸能登録団体に登録してありますが、「神楽」の方は登録していないようです。
全く話題は変わりますが・・1枚目の写真の幟の奉納者名に「ラーメンステップ」があったもので・・。
「ラーメンステップ」は、道路を隔てた前にあり、ここの「味噌ラーメン」は美味しいです。
基本的に、豚骨系、博多ラーメンが好きなのですが、たまに味噌も食べたくなりまして・・。
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