五ヶ瀬町 浄専寺のしだれ桜 原田家のしだれ桜 共にライトアップ中止

五ヶ瀬町にある「浄専寺のしだれ桜」(県指定天然記念物)は、私の好きな桜の一つで、15年程前からほぼ毎年見学しております。

開花情報：3月24日(木)現在、まだ開花していないようです。
今年の見頃はおそらく４月になってからでしょう。
最新の開花状況は ➡　ごかせ観光協会開花情報　

浄専寺　桜のライトアップは、感染拡大防止 および 樹勢回復の為 中止

五ヶ瀬町の浄専寺では 例年、開花時期になると桜がライトアップされ、多くの見学者が訪れますが、今年のライトアップは中止のようです。

ごかせ観光協会（引用元）によると

【しだれ桜ライトアップ自粛についてのお知らせ】
五ヶ瀬町の春の主要観光スポットである「浄専寺の桜」及び宮の原地区の桜の夜間ライトアップにつきまして、新型コロナウイルス感染状況及び県独自の感染拡大緊急警報が３月３１日まで延長されたことを受け、感染拡大防止の観点から今年に限り自粛いたします。

なお、昼間のご観覧につきましては、感染拡大防止を講じたうえで皆様をお迎えいたしますので、マスクの着用、ソーシャルディスタンスを保ってお楽しみいただきますよう、ご理解、ご協力のほどお願い申し上げます。

との事でした。

facebook「浄専寺の桜」 での 寺本俊文住職のお話（引用元）より一部引用させて頂きます。

今回の中止は、ごかせ観光協会ホームページにてご案内の通り、コロナ感染拡大予防の目的はもちろんです。
合わせて、2月末に行った桜の治療の治療効果を最大限に活かすために、樹勢回復の必要性からも中止と判断させていただきました。(住職の判断です。)
楽しみにしておられた方々には大変申し訳ございませんが、今後、末長く浄専寺のしだれ桜を楽しんでいただくために必要なことと判断いたしましたので、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
尚、ライトアップは実施いたしませんが、ご鑑賞は可能ですので、感染対策をしっかりとされた上で、お越し下さい。

との事でした。

昨年も見学しましたが、花付きが少なくなっているような気がして、心配しておりました。
治療が必要なのでしょうね。

今回も地衣類の被害なのでしょうか・・
参考　➡こどぶき園芸場

今年は夜は休んで また来年、元気な姿が見られることを楽しみにしております。

以下は過去に撮影した写真です。
現在と異なる場合もあります。



「満月」＋「満開」＋「雲」+「無風」
薄雲は月の白トビ防止も兼ねた天然のフィルター
風は大敵、無風だと絞り込める
まさに「千載一遇」でしょう！
一瞬　雲が少し薄くなり、月が浮かびあがった際には周りの大勢のカメラマンからどよめきが聞こえた。2013年3月25日の事です。


ここのライトアップ撮影の場合、撮影場所は限られるし、三脚構えて一カ所に留まりがちなので、密になりがち。致し方ないですね。

浄専寺のしだれ桜　由縁

浄専寺は、浄土真宗西本願寺派の西栄山浄専寺（じょうせんじ)。
開山は元和元年(1615年)との事。
浄専寺のしだれ桜は、ウバヒガンの変種で枝をたらしたもので、幹周り約3ｍ、高さ約15m、樹齢250年〜300年とも言われ、昭和40年には、宮崎県天然記念物にも指定されております。
このしだれ桜は、浄専寺の第九代住職、戒肇師が、江戸時代中末期、本山参りの帰りに京都祇園から苗木を持ち帰り植えたもの。
この株から作られた苗は各地に植えられ、五ケ瀬町だけでも約300本余、郡内、県内、熊本県内、その他に広く部分布し花をつけています。

浄専寺境内には、他に樹齢約70年、約100年の桜があります。