新燃岳 噴火警戒レベル1へ引き下げ(約5ヶ月ぶり)
Posted morimori / 2022.08.20 Saturday / 11:01
8月19日、霧島連山、新燃岳の噴火警戒レベルがレベル1(活火山であることに留意)に引き下げられました。
➡ 火山名 霧島山(新燃岳) 噴火予報:警報解除 令和4年8月19日11時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台
レベル1になったのは3月27日以来、約5ヶ月ぶりです。
現状、噴火予知が完全に出来ない以上、火山性地震の数などでレベルを上げたり下げたり、こういった状況は今後も続くのでしょう。
今回、制限されていた大幡山〜獅子戸岳への登山道など登山道の規制が一部解除されますが、新燃岳火口から1kmの範囲は立入規制区域(警戒区域)に設定されておりますのでこの区間を通る登山道は引き続き閉鎖されています。
2022年(令和4年)8月19日時点での 霧島連山の登山(入山)規制等
- 登山道規制中:
硫黄山、新燃岳、中岳
- 開放中(一部開放含む):
えびの高原の池めぐりコース(一部規制あり)、甑岳、韓国岳(硫黄山を避けた登山道のみ解放)、大浪池、高千穂峰(御鉢含む)、獅子戸岳、えびの岳、栗野岳、ひなもり、生駒高原からの大幡池、大幡山への登山道。
霧島火山防災マップ / 2019年2月7日監修:霧島山火山防災協議会
霧島・えびの高原などへ行かれる方は、2019年改訂版霧島山火山防災マップの一読を。➡ 火山防災マップA1版 火山防災マップA4版 宮崎県サイト
韓国岳〜獅子戸岳〜新燃岳〜中岳〜御鉢〜高千穂峰と・・かつての人気縦走ルートの復活する日は来るのだろうか・・
新湯温泉から新燃岳へ向かう登山道沿いにあった、獅子戸岳鞍部あたりの「キリシマミツバツツジ」の群落は、2011年のマグマ噴火で焼け火山灰に埋まり消滅。
美しい新燃岳の火口湖、時折、茶色に濁っていたのは噴火の前兆だったのだろうか?
溶岩の隆起や噴出により、火口淵位まで埋まってしまい、火口湖は完全に消滅しました。
新燃岳噴火 関連リンク(当サイト内)
新燃岳噴火時系列(2011年噴火を時系列に当方がまとめたもの)
新燃岳噴火関連(外部リンク)
➡ 2011 新燃岳噴火 あの時何が「イブニング宮崎 2022年1月26日放送」(NHKアーカイブスより)
新燃岳登山・回想
以下に掲載した写真は、新燃岳が噴火する前、新燃岳に火口湖があった頃のものです。新湯温泉から新燃岳へ向かう登山道沿いにあった、獅子戸岳鞍部あたりの「キリシマミツバツツジ」の群落は、2011年のマグマ噴火で焼け火山灰に埋まり消滅。
新燃岳登山道沿いにあったキリシマミツバツツジのトンネル
美しい新燃岳の火口湖、時折、茶色に濁っていたのは噴火の前兆だったのだろうか?
溶岩の隆起や噴出により、火口淵位まで埋まってしまい、火口湖は完全に消滅しました。
新燃岳噴火 関連リンク(当サイト内)
新燃岳噴火時系列(2011年噴火を時系列に当方がまとめたもの)
新燃岳噴火関連(外部リンク)
➡ 2011 新燃岳噴火 あの時何が「イブニング宮崎 2022年1月26日放送」(NHKアーカイブスより)
硫黄山噴気部を避ける県道一号のバイパス工事は進んでいるのだろうか
霧島火山関連話題ですが・・小林市からえびの高原へ向かう県道1号(小林えびの高原牧園線)は、硫黄山付近の道路付近に出来た噴気穴やガス発生地帯を避ける為、別ルートを通るバイパス工事を行っていると思うのですが、進捗状況はどうなっているのでしょう? 周辺規制が解除され、早く通れるようになると良いですね。− 新燃岳 噴火警戒レベル1へ引き下げ(約5ヶ月ぶり) −
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