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高千穂峡の遊歩道 12月上旬までに復旧|高千穂鉄道跡地の公園化に「待った」

Posted morimori / 2023.03.21 Tuesday / 05:37


【追記】 高千穂峡の遊歩道は2024年3月1日より開放・全線通行可能に

【追記】2023年の台風による浸水などもあり工期は3月末迄延長。

2022年 台風14号のもたらした大雨による濁流で高千穂峡の遊歩道は滝見台から上流部の手すりの多くが流出するなど 大きな被害を受けました。

2022年 台風14号 高千穂峡の増水_01
2022年 台風14号 高千穂峡の増水


2022年台風14号 高千穂峡遊歩道の被害
2022年台風14号 高千穂峡の被害 9月20日画像追加


2022年台風14号 高千穂峡遊歩道の被害
遊歩道 2022/09/22 6:10am


以前書いた記事
高千穂観光ブログ | 2022年 台風14号 高千穂峡の遊歩道は濁流で一部崩壊


現在でも復旧しているのは一部区間のみ

現在、遊歩道は、真名井の滝が見られる滝見台周辺など一部(約150m)のみで、途中で途絶えており、観光客はUターンする必要があります。

未着手区間は「約2mかさ上げ」4月に着工、12月上旬までに復旧予定

遊歩道を管理する宮崎県は、約6400万円をかけ、4月から残り区間の復旧工事に着手、12月上旬までに遊歩道を復旧させる予定との事。
画像追加(高千穂峡工事中 2023年7月25日)
高千穂峡工事中 2023年7月25日

ここから続く低い区間は、過去にも増水時に何度となく被害を受けており、今回の工事では遊歩道をおよそ2mかさ上げするなどして、被害の軽減を図るようです。
 / 情報元:2023年03月20日UMKニュース


高千穂峡の遊歩道(復旧工事予定部分)
高千穂峡の遊歩道(復旧工事予定部分)



高千穂町議会 高千穂鉄道跡地の公園化 関連予算 7299万円削除

町民の理解が不十分で予算執行は時期尚早
高千穂町は、高千穂鉄道跡地を公園化し、鉄橋を保存する財源確保や地域活性化につなげることを検討しており、民間事業者を活用するPFI方式を検討していて、高千穂鉄橋に歩廊などを整備し、年間約20万人の利用を見込んでいます。

高千穂町では、この方式での整備・運営の総事業費を36年間で約54億円、収入を約56億円と見込んでいたようですが、3月20日の町議会では、町民の理解が不十分で、賛否があるなどとして、関連事業費7299万円を削除した2023年度一般会計当初予算修正案を可決し、閉会したようです。

議会は20日、鉄道公園化に関する特別委員会を設置し、今後、課題などについて調査することにしています。
 / 情報元:3/21 UMKニュースなど


以下は、高千穂鉄道跡地公園化基本計画(PDF)の内容を転記したものです。

高千穂鉄道跡地公園化基本計画

昭和47年に地域住民念願の鉄道が高千穂まで延びたことのシンボルであり、地域の人々の鉄道への思いが実現した証でもある「高千穂鉄橋」は、本町の発展の一翼を担ってきた歴史的な財産です。この鉄橋を鉄道遺産として将来に残していくことで、地域の歴史を記憶の中だけではなく、形として保存していくことが鉄道公園整備事業の重要な役割となります。
また、鉄道遺産として保存していくだけではなく、新たな観光地として整備をすることで周遊観光の促進や観光客の滞在時間の延長・消費を促し、その波及効果を町内に循環させて地域活性化を図ること、雇用の創出なども本事業の目的となります。
今回策定した基本計画は、令和2年度に策定した基本構想をもとに、より精度を上げ策定しました。鉄道から賑わいや遊び、憩いを与える場所へ、また、新たな観光資源への転換を図っていけるよう、今後、採算性や事業の効果等を慎重に検討していきます。

高千穂鉄道跡地公園化基本計画 エリア


県道7号・天岩戸駅エリア

高千穂鉄道跡地公園化基本計画 県道7号・天岩戸駅エリア

 想定される導入施設
  • 県道7号エリア
    駐車場・休憩施設・トイレ等
  • 天岩戸駅エリア
    物販飲食を含む収益施設
    観光窓口・歩廊入口等

県道7号エリアに260台程度の駐車場を整備し、この駐車場を拠点としたバスなどによる移動手段を確保することで、町内の観光地を「繋ぐ」機能を創出します。また、天岩戸駅付近に、地場産品や飲食を提供する収益施設などを整備し、「賑わい」「交流」を生み出すエリアとして整備します。

高千穂鉄道

高千穂鉄道跡地公園化基本計画 高千穂鉄道

 想定される導入施設
  • 鉄道ドラス内
     歩廊
    ※鉄道上部
     鉄道歩行の車両

鉄橋内部を歩き、下を流れる岩戸川からの約100mの高さやスリルを「体感」し、国定公園や棚田を中空から望む異次元な景色を「体感」することで特別感が味わえるエリアとして整備します。

大平・大平山トンネルエリア

高千穂鉄道跡地公園化基本計画 大平・大平山トンネルエリア

 想定される導入施設
  • 大平エリア
    物販飲食を含む収益施設
    歩廊入口・アスレチック施設等
  • 天岩戸駅エリア
    体験型アトラクション

自然と調和したアスレチックで「遊び」、周辺には自然空間の中で「憩い」を感じる広場を整備します。また、大平山トンネルでは鉄道遺産とプロジェクションマッピング等を活用した近代技術との融合により「異空間」の新しい体験型施設を整備します。


高千穂あまてらす鉄道『グランド・スーパーカート』
高千穂あまてらす鉄道『グランド・スーパーカート』(高千穂鉄橋)2020年8月撮影

長さ352m、水面高105m 鉄道橋としては「東洋一の高さ」

過去に書いた関連記事
高千穂鉄道跡地公園化基本構想 基本設計策定本年度スタート(2021.04.21記)


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