えびの高原「硫黄山」の噴火警戒レベル「1」へ引き下げ、県道1号も土日制限付で再開
Posted morimori / 2023.12.07 Thursday / 07:43
硫黄山 / 韓国岳 えびのエコミュージアムセンター2F展望フロアより
2023年12月6日、気象庁は、えびの高原 硫黄山の噴火警戒レベルを「2」から「1」に5ヶ月ぶりに引き下げた。
火山ガス濃度が高まり、えびの高原と小林市を結ぶ県道1号(小林えびの高原牧園線)のうち通行規制されていた硫黄山周辺のおよそ2キロの区間が12月9日から、土、日曜日の午前9時〜午後5時、屋根付きの車に限定した通行を再開予定です。
なお、今後の火山活動や天候などによっては通行止めになることがあるとのこと。
えびの高原の硫黄山(いおうやま)※過去の撮影
今回、えびの高原(硫黄山)周辺の噴火警戒レベル2からレベル1への引き下げを受け、硫黄山周辺の立入規制区域に変更がありましたが、引き続き一部の登山道等については規制されております。
池めぐり自然探勝路は、えびの高原から白紫池・六観音御池を経由するルートで不動池まで行くことが出来ますが、そのまま不動池からえびの高原へは行けません。不動池から引き返すことになります。
詳しくは下記地図をご覧ください。
➡ 登山道規制図
硫黄山火山について
“硫黄山は 14〜17 世紀に溶岩流出を伴って形成された火山で 1768 年の水蒸気噴火の際は北西側の農地などに降灰被害があった。明治時代以降 1897年 1927年には溶融硫黄の流出 1934年には えびの高原一帯での温泉噴出がみられ 1960年頃まで蝦野湯などの温泉が営業したが 1970 年頃までに温泉 噴気が沈静化した。
1980〜90 年代には大地獄などで噴気・温泉流出が活発化したが 2007 年に全ての噴気が停止した。
その後 2014 年から地盤変動を伴う火山性微動が度々発生 2015年12月に硫黄山山頂付近で噴気が再開した。"(引用元)
えびの高原(硫黄山)周辺 噴火警報発表経緯
- 平成26年(2014年)
10月24日 噴火警報(火口周辺危険)発表(警戒範囲1km)
- 平成27年(2015年)
5月26日 噴火予報(平常※)に引き下げ
- 平成28年(2016年)
2月28日 噴火警報(火口周辺危険)発表(警戒範囲1km)
3月29日 噴火予報(活火山であることに留意)
12月 6日 硫黄山噴火警戒レベル運用開始
12月12日 噴火警戒レベル2に引上げ(警戒範囲1km)
- 平成29年(2017年)
1月13日 噴火警戒レベル1に引下げ(活火山であることに留意)
5月 9日 噴火警戒レベル2に引上げ(警戒範囲1km)
10月31日 噴火警戒レベル1に引下げ(活火山であることに留意)
- 平成30年(2018年)
2月20日 噴火警戒レベル2に引上げ(警戒範囲1km)
4月19日 硫黄山南側で250年ぶりに噴火が発生
4月19日 噴火警戒レベル3に引上げ(警戒範囲2km)
4月26日 硫黄山西側500m 付近ごく小規模な噴火が発生
5月 1日 噴火警戒レベル2に引下げ(警戒範囲1km)
- 平成31年(2019年)
4月18日 噴火警戒レベル1に引下げ(活火山であることに留意)
- 令和5年(2023年)
7月7日 噴火警戒レベル2に引上げ(警戒範囲1km)
- 令和5年(2023年)
12月6日 噴火警戒レベル1に引下げ(活火山であることに留意)
※ 平成27年(2015年)12月17日から、「噴火予報(平常)」が、「噴火予報(活火山であることに留意)」に改められた。
えびの高原スケート場 2023年12月10日オープン
期間:2023年12月10日〜2024年2月下旬開始・終了時間:午前9時〜午後5時
※天候により、営業期間、営業時間が変更になる場合あり
− えびの高原「硫黄山」の噴火警戒レベル「1」へ引き下げ、県道1号も土日制限付で再開 −
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