日々ブログ MORIMORI @宮崎県

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宮崎県立美術館で「夢の美術館」展 ダリの 「ポルト・リガトの聖母」も

Posted morimori / 2017.06.07 Wednesday / 23:30


この夏、宮崎県立美術館で 福岡市美術館・北九州市立美術館名品コレクション「夢の美術館〜めぐりあう名画たち〜」展 という特別展があり、チラシを「みやざき観光ナビ」サイトで拝見。

一生に一度は見たい!世界66作家の傑作が宮崎初公開!!
夏休みを生かし、本物の芸術に触れていただきたいため小中高生の観覧料を全額免除!!

夢の美術館 〜めぐりあう名画たち〜 宮崎県立美術館チラシ
〜 福岡市美術館・北九州市立美術館名品コレクション「夢の美術館~めぐりあう名画たち~」展 〜
宮崎県立美術館チラシ

このスキャン画像は、若干緑っぽいような気も・・・


この絵、「ダリ」じゃないですか!!! 
私、学生時分に美術の教科書で「ダリ」絵を見て以来、ファンですので絵を見てピンときました。
ポルト・リガトの聖母」1950年 福岡市美術館所蔵です。

作者 サルバドール・ダリ
制作年 1950年
油彩/カンヴァス
サイズ 275.3x 209.8cm
コレクション 福岡市美術館

 福岡市美術館

凄いですね、ダリ・ウォーホル・モネ・ルノワール・海老原喜之介・草間彌生・黒田清輝など世界66作家の名画が宮崎で一月以上も長期展示されるとは・・。

福岡市美術館はリニューアル工事に伴い、昨年9月から2019年3月まで約2年半の休館、北九州市立美術館も平成29年11月まで休館予定とのこと、その為、運よく、長期、両者の収蔵をお借りすることが出来たのでしょうね。ありがたや!!

同展は、宮崎以外にも、沖縄・長崎・熊本・久留米・島根で開催される(された)ようです。
  • 沖縄県立博物館・美術館
    開催期間 2016年12月20日(火)~2017年2月5日(日)終了
  • 長崎県美術館
    開催期間 2017年2月23日(木)~2017年4月2日(日)終了
  • 熊本県立美術館
    開催期間 2017年4月11日(火)~2017年5月28日(日) 終了
  • 久留米市美術館
    開催期間 2017年6月3日(土)~2017年7月16日(日)
  • 宮崎県立美術館
    開催期間 2017年7月22日(土)~2017年9月3日(日)
  • 島根県立美術館
    開催期間 2017年9月12日(火)~2017年10月23日(月)

 



「夢の美術館」展 / 宮崎県立美術館

期間:平成29年7月22日(土)〜9月3日(日)
開館時間:10:00〜18:00(展示室への入室は17:30まで)
休館日:毎週月曜日
会場:宮崎県立美術館(0985-20-3792)
〒880-0031 宮崎市船塚3-210(県総合文化公園内)
 宮崎県立美術館
観覧料:
大人  1,000円(前売・20名以上の団体 800円)
※小中高生 無料
前売:800円、ペア券1,500円(限定 売り切れ次第終了)

前売り券販売所:県立美術館、宮崎山形屋、宮交シティ、イオンモール宮崎、コープみやざき、チケットぴあ、イープラス、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、宮崎日日新聞県内各販売所ほか

主催:夢の美術館展実行委員会(宮崎県立美術館・テレビ宮崎・宮崎県教職員互助会)宮崎日日新聞社
特別協力:福岡市美術館、北九州市立美術館協賛日本通運株式会社、株式会社ライブアートブックス 
企画協力:株式会社TNCプロジェクト

関連イベント

  • 美術講座「めぐりあう名画入門1」開催日:7月30日(日)
  • 美術講座「めぐりあう名画入門2」開催日:8月6日(日)
  • 名画にチャレンジ 開催日:8月5日(土)
  • 宮崎県立美術館学芸員によるギャラリートーク 開催日:毎週水曜日及び8月11日(金・祝),20日(日)

関連イベントの詳細は、「みやざき観光ナビ」サイトに記載されておりました。

期間限定特典
8月6日(日)までにご来場いただいた方へ「リピート割引」
再度のご来場時に、半券をご提示いただくと200円割引。(会期中は何度でも可)

「おともだち等紹介割引券」
お知り合いの方にお勧めできる割引券(200円割引)です。

展覧会紹介文

(沖縄県立博物館・美術館Webサイトより引用)
※おそらく展示内容は同様と思われますが・・あくまで参考として沖縄県立美術館での同展の紹介文を引用。

世界の巨匠、ダリ、ミロ、モネ、ドガ、シャガール、ルノワール、デルヴォー、ウォーホルなどの世界の巨匠をはじめ、黒田清輝、藤島武二、岸田劉生、青木繁、東山魁夷、草間彌生など、日本を代表する画家たちの名品が初来沖します。
19世紀後半の印象派から現代まで、新たな絵画の流れを切り拓いた画家たちの迫力ある名画68点を一挙大公開します。

【各章紹介】

第1章 東と西、出会いと模索

明治以降、西洋画を志す日本人画家たちにとって、西洋体験のあるなしにかかわらず、西洋は創作の指針でした。彼らの西洋との出会い、そして自らのアイデンティティを模索する姿に注目するとともに、やがて戦時色を強める昭和の時代を反映し、不安な画面が生み出される様子を見みていきます。

第2章 ヒトとモノ−実験場としての身体、物質としての絵画

戦争が終結すると、様々な思想や感情が複雑に入り交じった「戦後」となりました。単なる時代の移り変わりではない特殊な状況下、画家たちは戦前と異なる方法でヒトやモノ、空間などを捉え直し、新たな美術史を切り開いていきます。第2章では、松本竣介《彫刻と女》やイブ・クライン《人体測定(ANT157)》など終戦後の人物表現や、実験的な要素を含んだ作品などを紹介します。


第3章 絶対の領域 −スピリチュアルな風景−抽象

−1960年代以降の風景表現と抽象

日本の1960年代は、科学技術の革新、都市化現象などを反映しながら、社会、文化全体が目まぐるしく展開した時代でした。美術においては、国際的な美術動向に対応した新しい局面が次々と現われ、既成の美術概念そのものに大きな変化が生じた時期といえます。第3章ではロスコ《バスラ門?(分度器シリーズ)》など、主に60年代に制作された作品を紹介します。


第4章 物語の復権

−シュルレアリスムの系譜、そしてポストモダンから1990年代の新しい「物語」へ

ベルギーを代表するシュルレアリスムの画家ポール・デルヴォーは、幻想的な不可思議な世界を表現してきた画家として知られています。「夢」は、現実のようで現実でない世界、誰もが見る「夢」には、人それぞれ不思議な「物語」があります。第4章では、デルヴォーから、現在活動する日本の作家まで、ナラティブな作品を紹介します。

第5章 北九州市立美術館、福岡市美術館の逸品

本展は北九州市立美術館と福岡市美術館のリニューアル工事に伴う休館により実現した夢のプロジェクトです。第5章ではダリの大作《ポルト・リガトの聖母》やウォーホルの《エルヴィス》、草間弥生《南瓜》など、優れたコレクションで知られる両館の代表作品10点をセレクトし、一生に一度は見ておきたい逸品を紹介します。


【出品作家】

ドガ、モネ、海老原喜之助、白髪一雄、草間彌生、シャガール、ミロ、ダリ、ウォーホル、藤田嗣治、ルノワール、コラン、黒田清輝、藤島武二、青木繁、吉田博、坂本繁二郎、ルオー、ヴラマンク、佐伯祐三、岸田劉生、小出楢重、児島善三郎、古賀春江、柳瀬正夢、中村研一、三岸好太郎、寺田政明、瑛九、松本竣介、織田廣喜、ビュッフェ、フォートリエ、デュビュッフェ、桜井孝身、田部光子、タピエス、野見山暁治、クライン、フォンタナ、山口長男、元永定正、斎藤義重、金山明、田中敦子、菊畑茂久馬、クロース、ロスコ、桑山明、荒川修作、ステラ、リキテンシュタイン、東山魁夷、宇治山哲平、オチオサム、中西夏之、田淵安一、辰野登恵子、村山勝、デルヴォー、藤野一友、平野遼、ペンク、バスキア、柳幸典、やなぎみわ  / 引用おわり



関連リンク紹介(外部リンク)
 facebook「夢の美術館〜めぐりあう名画たち〜」


以下は、好きなダリ関連話題を・・

ダリの「ポルト・リガトの聖母」は2種類存在

ダリの「ポルト・リガトの聖母」は2種類存在します。

関東在住時代、1982年、新宿・伊勢丹美術館で行われた「ダリ展」で、今回展示される「ポルト・リガトの聖母」の前の年に描かれた、別の「ポルト・リガトの聖母」1949年 マーケット大学博物館所蔵)を見たことがあります。

その時の 図録(ダリ展カタログ 1982)があったので、引っ張りだしてきました(^^)
(著作権の関係上、写真は控えめサイズで掲載)

ダリ展図録より
〜 「ポルト・リガトの聖母」1949 ダリ展図録より 〜

ボルト・リガトの聖母
1949年
油彩/カンヴァス
48.9×37.5cm

この題名の絵は二点ある。これは先に描かれた小さい方で、法王ピウス12世のお墨付をうるためダリがヴァチカンに持参した。
大きい方の絵はカナダのピーヴアーブルック・アート・ギャラリーの持主で、イギリスの新聞王の妻であったピーヴアーブルック夫人が買い上げた。
この絵を家の中に運び入れるため、窓のひとつを大きくする必要があったとのことである。
 帆立貝の貝殻はスペインの守護聖人である聖ヤコブの象徴である。
丘の上の小さな塔はダリの家の後ろの岬に実際にあるものである。
海胆(うに)は地中海の名産であり、食べ物としても、またその殻の自然の幾何学模様によってもダリに好まれた。

以下のサイトに詳しく書かれております。

ポルト・リガトの聖母 The Madonna of Port Lligat2種類存在するダリとガラの聖母子像


結構大きいですね。
このくらい 国立新美術館「ダリ展」 写真特集(時事通信)



今回の展示とは別の余談ですが・・・

ビーナスの夢 1939

話 変わって 学生時代(高校だったか、中学だったか失念)、私が教科書で見たのは、おそらく、以下の、ビーナスの夢 1939 だったと思います。
ダリ展で実物を見た時は感動モノでした。
ダリ展図録より
〜 ビーナスの夢 1939 ダリ展図録より 〜

(広島県立美術館所蔵)
サイズは、243.8×487.6cmにも及ぶ大作。
左の方にはダリの代表作「記憶の固執」(ニューヨーク近代美術館所蔵)同様、「柔らかい時計が」描かれている。

広島県立美術館 研究紀要 第16号
 サルバドール・ダリ《ヴィーナスの夢》における、塗り隠された縄跳びについての発見とその試論 

 
 


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