橋長および最大支間長が世界最大級の木造車道橋「かりこぼうず大橋」西米良村
Posted morimori / 2017.07.31 Monday / 23:39
かりこぼうず大橋(KARIKOBOUZU-BRIDGE)
〜 かりこぼうず大橋(宮崎県児湯郡西米良村) 〜
「かりこぼうず大橋」は、林道小山重線 一ツ瀬川に架かる木造車道橋で、橋長および最大支間長は日本一、世界最大級です。
今回、橋の下からの写真なども交えご紹介。
以下の説明文は、橋の袂にある説明板より引用したものです。
〜 かりこぼうず大橋 現地説明板より 〜
- この橋は、宮崎県産スギ材の需要拡大などを目的として、ふるさと林道緊急整備事業により、平成12〜14年度に架けられた木造車道橋です。
- この橋の特徴は、先人のたゆみない努力により育てられた樹齢約50年生の県産スギを集成材に加工し、橋の構造用材としてふんだんに活用しています。
- 橋の形状は、地元の名峰、米良三山 (市房山、石堂山、天包山)をイメージして、山形のキングポストトラスが3連に並び、橋長および最大支間長が日本一の世界最大級の木造車道橋です。平成15年4月 西米良村
- 設計荷重:A活荷重
- 橋梁形式:単純桁橋+キングポストトラス橋x3連
- 橋長:140.0m(15.0m+50.0m+50.0m+25.0m)
- 支間長:14.3m+48.2m+48.2m+23.2m、構造規格 2車線
- 幅員:7.0m
- 床版:単純桁部 木床版(t=15 cm) トラス部 プレストレス木床版(t=33 cm)
- 使用材料:スギ構造用集成材(E75-F240等) 集成材使用材積 1335立方メートル 鋼材・PC鋼棒 重量 305 トン。
かりこぼうず大橋の、国道219号側にある、川の駅 カリコボーズの休憩村・米良の庄 百菜屋(ひゃくさいや)の所より、橋下へ降りる遊歩道があります。
最初からあったか?・・いつ頃に出来たものか? わかりませんが、この遊歩道の存在は今回初めて知りました。
川の水位などの状況にもよりますが、河原にもおりることが出来ます。
橋の上からとはまた違った姿を見ることが出来ます。
かりこぼうず大橋へのアクセス
住所:宮崎県児湯郡西米良村大字村所(一ツ瀬川に架かる)地図:GoogleMap Mapfan Mapion
(600 785 051*48)
緯度経度:32度13分2.01秒 131度10分21.84秒(日本測地系)
「かりこぼうず」って何?
「かりこぼーず」は、「せこ」とも呼ばれ、古くから、ここ米良地方に語り継がれる独特の存在です。春の彼岸から秋の彼岸まで川に住み「がっぱ」や「ひょうすんぼう」とか「やまたろう」などとも呼ばれます。
山の尾根から尾根を「ホイホイ」と鳴いてまわるという言い伝えが、山で声を張り上げて獲物を追う「狩子」の姿に似ているところから、この名が付いたようです。
西米良村では平成8年度にイメージキャラクター「カリコボーズ」を決定、ホイホイと鳴くことから「ほいほいくん」と名付けました。
橋にも「ほいほいくん」が描かれています。
〜 西米良村イメージキャラクター「ほいほいくん」 〜
国道219号について
国道219号の災害による通行止め箇所については、6月29日(木)13:00から、片側交互通行による通行が可能となりました。第44回 やまびこ花火大会
8月5日(土)には、一ツ瀬川 川原で 第44回 やまびこ花火大会が開催予定されております。期間:平成29年8月5日(土)
※雨天延期(イベント日時を変更することがあります)
※国道219号線で片側交互通行(予定)あり。
時間:イベント開始:15:00〜花火大会:19:40
会場:一ツ瀬川 川原
総打ち上げ数:約5,000発
台風5号の進路がちょっと心配です。
【 追記 】5日に予定されていた 第44回 やまびこ花火大会(西米良村)は、台風5号の影響で、8月20日に延期になりました。 関連ブログ記事
銀鏡神社、児原稲荷神社、かりこぼうず大橋・・・と、3回に分け、西米良村の話題が続きましたが、明日から別の話題です。
− 橋長および最大支間長が世界最大級の木造車道橋「かりこぼうず大橋」西米良村 −