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東九州道 中央分離帯の「緩衝型のワイヤロープ式防護柵」

Posted morimori / 2017.12.19 Tuesday / 23:13


東九州自動車道は、一部の追い越し区間を除き、ほとんどの区間が片側1車線で、対面通行区間では一部区間を除き、中央にゴム製のポールが設置されているだけです。

案の定、中央分離帯を飛び出した事故が多いのが特徴のようで、平成24年からの5年間で43件もの事故が起きているとか。

自分がいくら気を付けていても、対向車が居眠りや脇見運転で、こちらに飛び出してくるかも知れん!?と思うと、走ってて、結構怖いです。

中央分離帯に「緩衝型のワイヤロープ式防護柵」

今年、試験的に、宮崎西IC〜西都ICの一部区間8.6キロと、日向IC〜門川ICの一部区間の3キロで、中央分離帯に「緩衝型のワイヤロープ式防護柵」が設置されました。

宮崎西IC〜西都IC 緩衝型のワイヤロープ式防護柵
〜 宮崎西IC〜西都IC 緩衝型のワイヤロープ式防護柵 〜


車が時速100キロで衝突しても対向車線に飛び出すことはなくドライバーの安全も実験で実証されており、緊急時には、取り外しも比較的容易に出来るとか。

宮崎西IC〜西都IC 緩衝型のワイヤロープ式防護柵
〜 宮崎西IC〜西都IC 緩衝型のワイヤロープ式防護柵 〜


この施工により、対向車線に飛び出す事故がほぼなくなるなど、事故防止に大きな効果があることが分かっております。

実際、地元紙 宮崎日日新聞では、こんなニュースも報道されていた。
http://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_26957.html
中央分離帯ロープ、運転手救う? 東九州道で自損事故
2017年7月15日
 14日午前5時40分ごろ、宮崎市佐土原町上田島の東九州自動車道西都-宮崎西の片側1車線の下り線で、中型トラックが中央分離帯のワイヤロープ式防護柵に衝突する自損事故があった。同区間は約4時間、上下線で通行止めとなった。県警によると、対向車線へのはみ出しはなかった。ぶつかった際にたわむことで衝撃を緩和するワイヤロープの効果があったとみられる。


これがあるだけで、ドライバーの「安心感」が全く違います。
早く全線に設置していただきたいものです。
 



下写真のコンクリートのバリケードは、法面が緩やかなので、車の駆け上り防止なのだろうと思います。
宮崎西IC〜西都IC 緩衝型のワイヤロープ式防護柵
〜 宮崎西IC〜西都IC 緩衝型のワイヤロープ式防護柵 〜


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「緩衝型のワイヤロープ式防護柵」の詳しい説明は、以下のPDFをご覧ください。
 緩衝型のワイヤロープ式防護柵
(国立研究開発法人 土木研究所 寒地土木研究所)


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