宮崎県総合博物館 民家園で穂北神楽を見学
Posted morimori / 2018.02.19 Monday / 21:38
【 追記 】WebPage(全5ページ)作成しました。
➡ 穂北神楽(宮崎県総合博物館にて)
昨日、宮崎県総合博物館の民家園にて西都市の「穂北神楽」が公演されました。
民家園の椎葉の民家の庭に、竹で囲まれた御神屋(神庭)が設えられ、10時から15時頃まで、13番程が披露されました。
神社などでの奉納とは違う、神楽の「公演」は、雰囲気があまりにも違い、私は個人的にそれほど興味ないのですが、宮崎県総合博物館が毎年この時期に主催する神楽公演は、毎回、県内各地の神楽を忠実に再現しており、今回も、穂北神楽ならではの竹で作られた檻みたいな神庭が民家園の庭に見事に再現されておりました。
〜 竹で囲まれた神庭 〜
穂北神楽とは
穂北神楽は、半夜神楽に属し、昼から真夜中にかけて舞われる。毎年11月15日に穂北神社、11月18日に南方神社、12月12日に速川神社で奉納される。
舞う舞台である神庭(こうにわ)には竹が選らされ結界とされている点が、他の神楽と異なる特色である。番付は33手ある。
米長山系の神楽と平野部の神楽の境目に位置し、双方の影響を受けている神楽である。
(『西都市史』通史編下巻 参照)
〜 花舞 〜
〜 会場の様子 〜
今回の穂北神楽番付
カッコ内は、33番の際の番付順1 (2) 小屋潔め
2 (5) 花舞
3 (7) 花鬼神
4 (8) 繰下ろし
5 (9) 笠取鬼神
6 (10) 御祈念
7 (11) 将軍
8 (14) 四人神師
9 (22) 二人剣
10 (25) 盤石
11 (27) 綱荒神
12 (28) 綱切り
13 (32) 神送り
〜 花鬼神 〜
〜 盤石(ばんぜき) 〜
〜 綱神楽 〜
〜 綱切り 〜
♪だんた だんた だんた だんた・・・ と響き、気持ちが昂る穂北神楽の独特の太鼓のビート、好きなんですよねー
芋の入ったぜんざいのふるまい、せんぐまき(餅まき)などもありました。(感謝)
神楽好きの知り合い、神戸の写真家のI氏、県の文化財課の方々、前田先生・・またお会いしましたねと、ご挨拶。
そうそう、今日は、ドイツの女性の方もいらしてました。
聞くと、たまたま宮崎神宮にいらしてて、太鼓の音が聞こえたので来てみたとか、感動しておりました。
(その方、上の綱切りの写真、右上に写っておりました。綱切りの瞬間、うまく撮れたでしょうかね?)
➡ 当日頂いた、穂北神楽保存会リーフレット
今回、神庭が作られたのは、椎葉の民家の庭でした。
10年位前? この椎葉の民家(清田家)で、椎葉の向山日当神楽が披露された際、見学したのが私が神楽に興味を持つきっかけでした。
(余談ですが・・昨年、向山日当神楽を見学しまして、その際、当時舞っていた、清田氏と10年ぶりにお会い、お話することが出来ました。)
こういった、企画で、宮崎の素晴らしい伝統芸能「神楽」に県民の方が少しでも興味を抱くきっかけとなってほしいものです。
【 追記 】WebPage(全5ページ)作成しました。
➡ 穂北神楽(宮崎県総合博物館にて)
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