えびの高原(硫黄山)噴火警戒レベル2に
Posted morimori / 2018.02.21 Wednesday / 23:29
2018年2月19日より、えびの高原硫黄山周辺で火山性地震が増加、気象庁は2月20日午前11時40分に火口周辺警報を発表、噴火警戒レベルを2に引き上げ、火口からおおむね1キロの範囲では噴火に伴う大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。
〜 気象庁カメラ画像 〜
2月15日には、低周波地震が2回発生しておりますし、本日も火山性地震が多発しているようです。(速報値43回)
先日は、御鉢の噴火警戒レベルもレベル2に引き上げられましたし、新燃岳はレベル3、注視する必要がありそうです。
➡ 気象庁 火山に関する情報発表状況
➡ 火山の解説資料
2月20日 午前11時40分に気象庁から火口周辺警報、噴火警戒レベルの引き上げが発表された後、宮崎県公式サイトに、その情報が掲載されたのは、7時間以上経過した、17:19でした。
種々、調整が必要なのかも知れませんが、迅速な情報提供への改善をお願いしたいです。
えびのエコミュージアムセンター、えびの高原荘及びえびの高原屋外アイススケート場は、今回の規制1Kの圏外ですので、通常通り利用できます。
霧島の登山道の多くは入山規制されております。
現在、霧島の登山道の多くは規制され、通れるのは大浪池・大浪池経由での韓国岳、池巡り探勝路の一部、白鳥温泉から甑岳などです。ミヤマキリシマの咲く頃までに落ち着いてくれると良いのですが、厳しいかも知れませんね。
「硫黄山」〜過去に撮影した写真より〜
1768年(明和5年/江戸時代)韓国岳の 北西から溶岩が流出し、形成された硫黄山(いおうやま)は、霧島の中では最も新しい火山体です。えびの高原から見ると、山と言うよりは、丘と言う感じの低い山です。
〜 硫黄山北側斜面・甑岳より撮影 〜
溶岩じわ等、軽石流(火砕流の一種)特有の地形を残したデイサイト質の溶岩
溶岩じわ等、軽石流(火砕流の一種)特有の地形を残したデイサイト質の溶岩
〜 硫黄山・白鳥山から撮影 〜
〜 韓国岳登山道より見た硫黄山全景 〜
〜 硫黄山にて 〜
その他の写真、大きな写真等は以下をご覧ください。
➡ 硫黄山
現在、一番西側の噴気孔から計測すると、現在1Km圏外にある三叉路なども入ると思われます。
さらに活発になり、レベル3へ引き上げられると、えびの高原周辺の施設は完全閉鎖になるものと思われます。
【2/23追記・続報】えびの高原硫黄山では、21日以降、振幅が大きくなっているとして、気象庁は22日「火山活動がやや高まった状態が続いている」と警戒を呼びかけた。
火山性地震も多い状態で推移
2月22日 46回
2月23日 61回 内、低周波地震2回
2月24日 53回
2月25日 75回 内、低周波地震1回
2月26日 15時までに 18回
現在の硫黄山 ➡ えびの高原 硫黄山ライブカメラ
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