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新燃岳火口周辺警戒区域4km→3kmに縮小・御鉢レベル1へ引き下げ

Posted morimori / 2018.03.15 Thursday / 23:41


 気象庁は15日、新燃岳について、活動のさらなる高まりがみられなくなったとして、火口からの警戒範囲を約4Kmから約3Kmに縮小した。

 霧島山(新燃岳)の火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)を切替(気象庁)

ただ、新燃岳の火山活動は依然活発、爆発的噴火を含め噴火は続いており、噴火警戒レベルは「3」を維持、3km規制、3月10日の時点に戻っただけで、依然、警戒が必要です。

今回の警戒範囲縮小に伴い、えびの高原、鹿児島県側の県道1号(小林えびの高原牧園線)の通行止めは3月15日午後1時解除された。

鹿児島県の県県道480号(霧島公園線)の市道永池湯之野線三叉路から高千穂河原間(全長4.3km)の通行止めについては、状況確認後解除予定。

鹿児島県霧島市の市道永池湯之野線の霧島神宮台先から湯之野温泉間の(全長2.9km)の通行止めについても、状況確認後解除予定。

鹿児島県の県道104号(霧島公園小林線)の霧島市牧園町新湯三叉路から霧島市霧島田口高千穂河原(全長約6.8km)は、従来通り通行止め継続。

道路規制マップ
〜 道路規制マップ(概略図) 〜

 



御鉢の噴火警戒レベル1へ引き下げ

気象庁は 15日、御鉢の噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)からレベル1(活火山であることに留意)に引き下げました。

火山性地震の減少などから「火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は認められなくなった」とのこと。

御鉢登山道解放はしばらく様子見した方が良さそうな気も

高千穂河原から御鉢への登山道については、新燃岳の火口からおおむね3Km規制圏外となっていたかと思いますが、新燃岳の火口端から計測すると以下のようになります。

新燃岳火口端から3km地点
〜 新燃岳火口端から3Km地点 〜


登山道の被害が無くとも、新燃岳の活動がまだ活発ですし、溶岩で蓋をされたような状態で、爆発的噴火もあります。

また、御鉢の場合、火口縁を通りますし、安全を考えると、登山道解放はもうしばらく様子を見た方が・・・。

御鉢(おはち)
〜 霧島 御鉢(おはち) 〜


御鉢(おはち)
〜 霧島 御鉢(おはち) 〜


※今回掲載した御鉢(おはち)の写真は、2011年に新燃岳がマグマ噴火する以前のものです。現在は新燃岳の火山灰で全体的に灰色っぽくなっております。

高千穂河原〜御鉢〜高千穂峰の登山道はは、噴石を逃れるような逃げ場が全く無いですし。
個人的には、中岳中腹登山道含め、GW前頃まで様子をみても良さそうな気もします。

2014年、登山者ら58名が死亡した、御岳山の噴火は噴火警戒レベル1から突然噴火した。
死者も出てしまった、本白根山の噴火も記憶に新しい。
阿蘇山中岳火口は、活動が静穏化、3年半ぶりに2月末に火口周辺へ行けるようになったが、僅か3日後には火山活動が再び活発化し閉鎖された状態。

火山噴火の予知技術は、進んできてはいるものの、まだまだ確立されていないということを認識しておくべきです。


新燃岳周辺、および えびの高原周辺施設の状況

休館
高千穂河原ビジターセンター
国民宿舎霧島新燃荘:休館(リニューアル中の為)
国民宿舎みやま荘:休館(リニューアル中の為)

通常営業
えびのエコミュージアムセンター
足湯の駅えびの高原、りんどう(バス停前売店)
国民宿舎えびの高原荘(立ち寄り湯含む)
 


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