えびの市 田の神さあ 個人的 BEST3
Posted morimori / 2018.07.27 Friday / 23:50
【えびの市観光応援企画】
田の神の信仰 田の神さあ(タノカンサア)
田の神の信仰は全国的にあります。伝承によると田の神は冬は山の神となり、春は里におりて田の神となって田んぼを守り農作物の豊作をもたらすと信じられております。(但し、ここでいう山の神は田の神となる神で、きこりや、猟師のための山の神ではないと言われております。)
田の神の石像は鹿児島県の薩摩、大隅、宮崎県の一部に限って分布するもので、田の神さあ(タノカンサア)と呼ばれています。
鹿児島県および宮崎県では現在、約2000体の田の神像が確認されているそうです。
えびの市内には約150体の田の神(田の神さあ)が残されているそうですが、今日は、私の好きな3ヶ所の田の神さあをご紹介。
えびの市 昌明寺の田の神さぁ
えびの市昌明寺建立年 大正時代「おっとって」きた。
建立者 地区民
石材
農民型
顔面、体は肌色、口紅、頬紅
祠 木造のトタン瓦
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えびの市 末永の田の神さぁ
えびの市の田の神さあを代表する、おなじみの田の神さあです。末永地区では毎年5月4日に、豊作を願う伝統行事 田の神さあ祭りを開催、化粧直しを行った田の神をトラクターの荷台に乗せ、三味線や太鼓のはやしと共に集落内をにぎやかに巡る。
明治元年
石材
農民型
メシゲ顔は白色、椀服は赤色、シキ台座は赤白の縞模様
祠 木造神殿造り
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えびの市 東原田の田の神さぁ
2体並立 左側弘化4年(1847)
石材
農民型
背に米俵2俵
メシゲと椀、顔を白色、目、眉毛、口鼻は黒色、胸元に赤色が少し残る
祠 竹製
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2体並立 右側
石材
農民型
メシゲと顔は肌色、目、眉毛、口、鼻は黒色、帯には赤色が少し残る
祠 竹製
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関連リンク
➡ 「田の神さあ」って何?(えびの市観光協会)➡ 田の神さあ(宮崎県情報誌Jaja)
宮崎の田の神像の分布
市町村 | 地蔵型 | 神官型 | 農民型 | 自然石 | 僧侶型 | その他 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
えびの市 | 3 | 18 | 82 | 35 | 1 | 1 | 140 |
小林市 | 2 | 25 | 13 | 3 | 4 | 2 | 49 |
野尻町 | 2 | 23 | 9 | 3 | - | - | 37 |
高原町 | - | 9 | 3 | 1 | 1 | - | 14 |
都城市 | 9 | 58 | 52 | 2 | - | 9 | 130 |
三股町 | - | 6 | 1 | 1 | - | - | 8 |
綾町 | - | 9 | 1 | - | - | 1 | 11 |
国富町 | - | 8 | 1 | - | - | 5 | 14 |
宮崎市 | - | 36 | 24 | - | - | 8 | 68 |
計 | 16 | 192 | 186 | 45 | 6 | 26 | 471 |
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