NHK「ハートネットTV」で中之又「最期まで、ふるさとで」〜宮崎県木城町"限界集落"で生きる〜(仮)
Posted morimori / 2019.01.07 Monday / 07:02
NHK Eテレの番組「ハートネットTV」で、
1月30日(水)に「最期まで、ふるさとで」 〜宮崎県木城町 "限界集落"で生きる〜(仮)
が放送されます。
放送日時:1月30日(水) 午後8時00分〜8時30分
番組内容
九州山地の山懐に抱かれた、宮崎県木城町中之又。
住民は50人あまり、高齢化率は7割を超える集落で、「最期までふるさとで暮らしたい」と望むお年寄りたちを支える夫婦がいる。
笑顔あふれる「かぐら宿」
妻の中武千草さんは空き家を改装して作ったアットホームな介護施設を営み、夫の春男さんは住民同士が助け合う新たな仕組みを模索中。
2人の思いを後押しするのは、ふるさとの絆をつなぐ伝統の神楽だ。
小さな山里でともに支え合い朗らかに生きる人々の姿を見つめる。
私が、「中之又神楽」を知ったのは、10年程前、NHK宮崎放送(おそらくローカル向けだったかと思います)の番組。
「中之又小学校」での山村留学中に、神楽を学んだOB/OGが毎年、日向市や宮崎市から神楽に戻って来て、舞い手を担っている事、それを見守る母のような「中武千草さん」の姿にいたく感動しました。
夫の春男さんは、中之又鎮守神社の宮司でもある。
中之又神楽 四人神すい(山村留学卒業生達の舞) 平成24年(2012年)
中之又地区は、宮崎県木城町の奧山に位置する緑に囲まれた小さな集落。
昭和30年代は、林業、鉱山なども栄え、「中之又小学校」の生徒数も100名を超えていたと聞きます。
産業の衰退と共に、やがて過疎化は進み、平成になると生徒数も10人以下となり、中武千草さんらが中心となり、1995年より山村留学を受け入れておりましたが、平成20年度全校児童数は2名まで減少してしまい、残念ながら、平成21年(2009年)3月、最後の卒業生を送り出し、閉校となってしまいました。
私が当時見たNHKの番組は、おそらく閉校の年の頃の放送だったのかも知れません。
中武千草さんは、その後、2011年、介護施設「かぐら宿」を開設。
詳しくは以下のリンクをご覧ください。
➡ 『笑顔咲くふるさとで〜山里の小さな介護宿〜』2015.11.13(フジテレビサイト内ページ)
➡ 笑って余生 山のホーム 宮崎・木城町 介護福祉士の中武さん運営 「寂しい思いさせない」(2016.01.20 西日本新聞記事)
中武千草さんは、種々の地域活動などの功績も認められ、昨年、宮崎県の各分野で優れた功績を挙げ、地域社会に貢献した個人や団体を表彰する第54回宮崎日日新聞賞の「社会賞」を受賞されております。
今年の中之又神楽でもお会い出来、お話できました。
昨年12月、「中之又神楽」を見学、NHKの取材クルーも見かけましたので、おそらくこの番組の為の取材だったのだろうと思います。
「ハートネットTV」、「最期まで、ふるさとで」 〜宮崎県木城町 "限界集落"で生きる〜(仮)是非ご覧ください。
星と星とが 讃嘆しあうように
[中之又地区へ向かう道路には☆案内]
かつて、武者小路実篤は、ここ中之又地区から車で30分程のところにある木城町石内内に「新しき村」を築きました。
中之又鎮守神社への道案内に付けられた、道沿いの多くの星☆から、以下の武者小路実篤の詩を思い出しました。
君も美しい 僕も美しい
僕も美しい 君も美しい
美しいものだらけの世界
山と山とが 讃嘆しあうように
星と星とが 讃嘆しあうように
人間と人間が 讃嘆しあいたいものだ
君は君
我は我也
されど
仲よき
武者小路実篤
宮崎県内限定 テレビ番組情報 1月16日(水)、NHK宮崎放送 18:10「イブニング宮崎」の中で、「地域の神楽が存続危機 集落外の若者が担う」。
− NHK「ハートネットTV」で中之又「最期まで、ふるさとで」〜宮崎県木城町"限界集落"で生きる〜(仮) −
Comments
Comment Form