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継続は力、写真など交え更新 By MORIMORI

「九州の神楽シンポジウム2019」 に出かけた。

Posted morimori / 2019.03.02 Saturday / 23:11


今週、土・日二日にわたり、「九州の神楽シンポジウム2019」が宮崎市の「メディキット県民文化センター演劇ホール」で開催され、今日、1日目に出かけた。


九州の神楽シンポジウム2019 パンフレット
九州の神楽シンポジウム2019


12時開場、13時開演、12:40頃会場へ。
当初、事前申し込必要とのことでしたが、同場所で行われた昨年のシンポジウム同様、定員(700人?程)に満たなかったようで、今年も当日入場もOKとなったようです。

持参した入場ハガキも不要。

1F一番後ろに席をとった。。
一列に3人だけ・・神楽の注目度、現実をかいま見るようで、悲しい。

以下は開演10分前の写真。
開演時間には多少埋まりましたが、ぱっとみた感じでは一階は6・7割の入場者かなーといった感じでした。
関係者を除くと、一般の入場者はどのくらいだったのだろう・・。
内容的にも、興味ある人しか来ないだろうし、そういう場なのだろう。

九州の神楽シンポジウム2019 一日目開演前
公演中は撮影禁止なので開演10分程前に撮影


当日の内容

神楽公演
船引神楽(船引神楽保存会、宮崎市清武町)

方謝舞
薙刀舞
三笠鬼神

(三笠鬼神の「しんのすけ君」、いつもながらキレキレ!うまいなぁーと感心)

シンポジウム
テーマ:「祭礼神楽と願神楽」

基調講演 講師:神田より子氏(敬和学園大学名誉教授)
テーマ:「祭礼神楽と廻り神楽ー東北地方の神楽ー」

パネルディカッション
コーディネーター : 小川 直之氏(國學院大學教授)
パネリスト:
段上達雄 氏(別府大学教授)
安田宗生 氏(熊本大学名誉教授)
立平進 氏(長崎県文化財保護審議会副会長)
前田博仁 氏(宮崎民俗学会会長)
小国朋身 氏(岩手県早池峰・岳神楽保存会会長)

でした。

小川 直之氏は先日の「新田神楽」にもいらしてたようで、facebookに写真などを掲載されておりました。
地元宮崎の方以上に、SNSでも勢力的に活動してらっしゃる姿には脱帽。



宮崎のホテル・旅館など

宮崎県のホテル旅館民宿ペンション
昨年もそうでしたが、入場時に前年度の立派な講演録がいただけるのがありがたい。貴重な資料です。


全国神楽シンポジウム2018「神楽学」の可能性
全国神楽シンポジウム2018「神楽学」の可能性 講演録(26ページ)


九州の神楽シンポジウム2018 講演録
九州の神楽シンポジウム2018 講演録(25ページ)



今回は、「九州の神楽〜ユネスコ無形文化遺産を目指して〜」というリーフレットも頂きました。

表紙は、おそらく一昨年の狭野神楽「住吉」ですね。私も右側で見学してました(^^) 
九州の神楽 リーフレット


上記リーフレットに以下のような文がありあました。
●神楽のユネスコ無形文化遺産登録に向けた取組
 ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)が2003年に採択した「無形文化遺産の保護に関する条約」(無形文化遺産保護条約)に基づく「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に記載されたものをユネスコ無形文化遺産と通称しています。現在この条約は世界約180か国が締結しています。日本の無形文化遺産で代表一覧表に記載されているものは21件(2018年5月現在)。過疎化や高齢化による後継者不足により、神楽の・保存継承が容易なものではなくなってきている今、ユネスコ無形文化遺産に登録されることにより、その保護の重要性に関する意識を高める
ことが必要となっています。
 神楽としては、2009年に早池峰神楽(岩手県)が、2011年に佐陀神能(島根県)がユネスコ無形文化遺産に登録されています。九州の神楽ネットワーク協議会は、この2つの神楽を含めた形での「神楽」として、ユネスコ無形文化遺産登録を目指した取組を進めています。


さりげなく書かれたこの文、九州の神楽ネットワーク協議会は、九州だけでは無く、早池峰神楽(岩手県)、佐陀神能(島根県)を含めた形での「神楽」として、ユネスコ無形文化遺産登録を目指した取組を進めている。と解釈して良いのでしょうか? 
それともさらに全国の30余りの国指定の神楽を含めてなのだろうか・・?

リーフレット内、神楽の説明中、高千穂神楽の夜神楽写真は、浅ヶ部神楽の戸取り、椎葉神楽の写真は、大河内神楽の柴引きでしょうね。

浅ヶ部神楽 戸取(ととり)


浅ヶ部神楽(高千穂の夜神楽)戸取(ととり) 
浅ヶ部神楽 戸取(ととり)



浅ヶ部神楽(高千穂の夜神楽)戸取(ととり) 
浅ヶ部神楽 戸取(ととり)


大河内神楽保存会(椎葉村)柴引き


大河内神楽保存会(椎葉村)柴引き
大河内神楽保存会(椎葉村)柴引き



大河内神楽保存会(椎葉村)柴引き
大河内神楽保存会(椎葉村)柴引き

※大河内神楽 柴引きの写真は、平成30年度 伝統文化「神楽の祭典」(五ヶ瀬町)にて撮影したものです。


【 追記 】
昨年の「2018九州の神楽シンポジウム」講演録の中で、第一日目(会場:シーガイアコンベンションセンター)で行われた際の、櫻井弘人氏(飯田市美術博物館学芸係長)の基調講演
「長野県南信州における無形文化財遺産の継承と活性化の取組」の中で、写真を撮る立場上、興味深い項目があったので引用しておきます。

祭りの環境整備の取組 

資産化事業としての記銘映像の撮影にあたっては、一般カメラマンのフラッシュを禁止にして行いました。その映像をみると、フラッシュがない方がはるかに祭りの情感が伝わり、祭りの本質、本物の祭りが実感できます。そこで、こうした環境の整備が必要だと考えています。
特にカメラマンの多くは祭りにきても自分の作品を撮ることばかりに一生懸命で、フラッシュをたきまくり、観客の前を独占して他者の迷惑を顧みない姿がまま見られます。まずは祭り見学のモラルを調える必要があります。
私たちはフラッシュがたかれる祭りに慣れてしまってその害に気づかないのですが、フラッシュのある映像とない映像を対比していただくと、フラッシュがいかに祭りの雰囲気を壊しているかがわかります。そこで対比する映像も制作しました。祭りの環境を守るこのようなモラルづくりをすることが、本物の祭りを実感したい人に本物のよさを伝えることにつながります。
 ただ新野の雪祭りは屋外で夜中におこなう祭りなので、暗さが問題になります。そこで補助光としてLEDの電灯を設置しました。今のカメラは性能がいいので、明るさはそれで十分で、むしろそのほうがいい写真が撮れます。今後、このような取組みを広めていきたいと考えています。


皆さん、フラッシュが神楽を舞われる方や、他の見学者の迷惑となっていることを認識し始めているのでしょう、昨年見た感じでは、「神楽まつり」などの一般イベントを除き、フラッシュを多用する方は少なくなって来ている感じは受けております。

昨年のシンポジウムは、第二日目のみ参加、一回目のこの講演は聞けなかったので、一年後になって今頃見て感想を書いている次第。 

実行委員会のサイトを作り、こういった資料などをPDFであげてくれると良いのですが、.いろいろ難しいのでしょうかね。



 
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