宮崎ブーゲンビリア空港、知られざる?もう一つのステンドグラス
Posted morimori / 2019.05.27 Monday / 20:57
先日、宮崎ブーゲンビリア空港に設置された、藤城清治さん作のステンドグラスの話題を書きましたが、このステンドグラスの半対面にも随分前からステンドグラスがあるのをご存じでしょうか?
右側(南側)のステンドグラス
昨年6月に書いた、ブログ記事で、このステンドグラスについて、当方も少しふれました。以下一部引用。
ところで、前々から感じてたのですが、このステンドグラス設置予定の対面、南側、玄関の方には、既にステンドグラスっぽく色付されたガラスです。これは何かをイメージして作られたものなのでしょうかね?
昔から、なんだろ?
もしかしてステンドグラス?
ならば何が描かれているのだろう?
と・・
空港で見る度思っておりました。
ステンドグラス「花・トロピカル」
宮崎空港南側のステンドグラス
以下が南側のステンドグラスの写真です。何が描かれているか分かりますか?私は現地では、まったくわかりませんでした。
宮崎ブーゲンビリア空港 ステンドグラス「花・トロピカル」
今回、あらためて、このステンドグラスに興味を抱き、写真を撮り、帰宅後、拡大して見てみたところ、ポインセチアなど花が描かれていることがわかりましたが・・その他は不明。
ステンドグラス 花・トロピカル 1995年
インターネットに何か情報があるのでは?と考え、インターネット検索したところ、このステンドグラスの作者である「高見俊雄氏」のWebサイトを発見しました。以下は今回参照した、ステンドグラス作家 高見俊雄氏のWebサイト記事の引用などを交えた感想などです。
ステンドグラスへの想い9(宮崎空港)(2004年記載)
http://www.toshiotakami.jp/mandara/archives/000059.html
http://www.toshiotakami.jp/mandara/archives/000060.html
以下のことが分かりました。
ステンドグラス
花・トロピカル
1995年
宮崎空港ビル アトリウム
W23000xH3500
上記、高見俊雄氏によれば、宮崎空港側からは、
"宮崎市は、花がいっぱい咲いてる街がコンセプトです! 空港の敷地の中にも
たくさんの花が咲いていますので、この花をテーマにデザインお願いします!"
とのことで花をテーマにデザインされたようです。
"「見る人達が参加できる作品」と言うことだけでした。
よし、花だけはモノトーンで表現しよう…そして花の色は見る人達に入れて貰おう。
やっと納得いく絵が出来上がる!"
中略
"後日談だけど、当時の社長から最後まで云われたのは
「少しだけでも花に色を付けれないだろうか?」でした…!"
確かに、遠い位置にあるので、花がモノトーンだと、何が描いてあるのか、さっぱりわかりません。
「花」をテーマにするなら、私も色を付けた方が良かったのでは?と思いました。
左側には、ハイビスカス・カトレア
右側には、ブーゲンビレア・ポインセチアが描かれているようです。
拡大して見ると、ハイビスカスは特徴があるのでそう見えますが、他の花は、そうなかなぁーといった印象。
左側にはハイビスカス・カトレア
右側には、ブーゲンビレア・ポインセチア
制作から約四半世紀が経ち、カトレア、ハイビスカス、ポインセチアは、今となっては、宮崎において印象薄い花となってしまった感もあります。
ポインセチアは昔、フェニックスドライブイン(道の駅フェニックス)の斜面などに群生があり多く咲いていたのですが・・最近は元気がないのか、殆んど話題になりません。
都井岬にかけ、日南海岸沿いに咲いていたハイビスカスも数が少なくなったような気がします。
カトレアは・・(私は)殆んど印象ありません。
高見俊雄氏のWebサイトによると、他にも種々描き込まれているようで・・
"両サイドに分かれて描いてる緑の部分は、本当はひとつで
ふたつ合わせると宮崎県の形になっている。
左が北部で右が南部、ようく見ると都井岬もある…、
緑の中、円の集合は人々を表し、
その中の大きい変形の楕円は市の位置を表している。
ただし、北部は殆ど山間部のため特徴がなく、あえて高千穂の町を入れる。
画面の左右横に走っている赤い線は、動脈である国道10号線を表し、
ステンドグラス画面を引き締める役目もあるが、
宮崎県民の情熱的なエネルギーの意味も持たせたかった。"
抽象的すぎて、見る者に作者の意図が殆んど伝わっていないのではないでしょうか。
私は、空港で何度も見てますが、今まで何が描かれているのか、(花さえも)全くわかりませんでした。
「空港のステンドグラス」としては、パッとみてわかるような、明確なものが良い気もしました。
先日お目見えした藤城清治さん原画の、日向神話のステンドグラスも細かい所までは分かりませんが・・・
余談ですが、
先の高見俊雄氏のWebページで、気付いたので・・
宮崎交通の創始者は「岩切章太郎」です。
(タイプミスでしょうけど)「岩崎」ではありません。
話は変わって・・
第21回ブーゲンビリア500本プレゼント抽選会
宮崎空港ビルでは「リゾート宮崎」に良く似合う「ブーゲンビリア」で宮崎の街を演出してもらおうと「地域への感謝企画」の一つとして宮崎空港敷地内にある温室でグリーンスタッフが育てたブーゲンビリアの鉢植えのプレゼント企画を1999年より行っております。今年も、宮崎ブーゲンビリア空港オアシス広場にて、第21回ブーゲンビリア500本プレゼント抽選会が開催されるようです。
外れても、ベゴニアと百日草の花の苗をプレゼント!!
日時:2019/06/01(土) 抽選配布:13:00 抽選会:13:30
場所:宮崎ブーゲンビリア空港 1階 オアシス広場
昔行った経験では・・
ブーゲンビリアは直径20cm位の鉢で高さ1m程、後部座席フロアには縦置きで積めると思います。
今もそうかは分かりませんが、おそらく抽選会参加者用の駐車場は一般駐車場の奥側の空地に用意されるのでは?と思います。
抽選会の様子(10年以上前?宮崎空港にて)
(【 追記 】今年の来場者は、500鉢に対して約1,000だったようです。確率1/2。家族で行けばゲットできるかも確率も高くなりますね。)
以下の写真のブーゲンビリアは、15年ほど前に、宮崎空港のこのプレゼント企画で頂いた鉢を地植えして育てているものです。
高さ4m位でしょうか、自作のアーチに仕立てたものですが、日当たりの関係で、周辺のブーゲンビリアが終わった今頃になって最盛期を迎えます。
【 5/29宮崎空港関連話題追記 】
2018年度宮崎空港利用者は 319万2836人(昨年度比4%増)
宮崎空港を発着する国際線の2018年度利用者が14万196人(前年度比26.4%増)と、過去最高だったことが28日、県のまとめで分かった。ソウル線の冬季増便による伸びが、香港線運休による減少分を大きく上回った。
国内線の利用者は319万2836人(同4%増)で、2年連続で300万人を突破。
全体の利用者は333万3032人(同4.8%増)となった。
国際線利用者 14万196人(前年度比26.4%増)
ソウル線が9万1339人(同58%増)と、過去最高を3万人以上更新台北線も3万2882人(同22.3%増)
香港線は1万5975人(同39.1%減)
国内線利用者 319万2836人(同4%増)
17年12月に就航したジェットスター・ジャパンの成田線利用者が11万9286人。福岡線(同1・1%減)
羽田、大阪、関西、名古屋、沖縄は0.3〜6.8%増。
情報元:5/29付 宮日新聞
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