綾競馬(宮崎県綾町で11月に開催される草競馬)の撮影記
Posted morimori / 2019.11.06 Wednesday / 23:21
【 追記 】WebPageは以下
➡ 綾競馬の写真(2022年・2023年)
➡ 綾競馬の写真(2024年綾ダービーなど決勝レース中心に)
2019年11月3日(日)、宮崎県綾町で開催された「綾競馬」を見学、撮影してきました。
このブログでは写真の一部と説明を記載します。
【 追記 】その後、新型コロナで2年間中止となっておりましたが、2022年の「綾競馬」は11月6日(日)開催予定です。
2022年の情報記事作成
➡ 九州最大級の草競馬の祭典「第41回綾競馬」(綾町・馬事公苑)11/6(日)3年ぶりに開催!
/ 追記おわり
九州最大級の草競馬の祭典「綾競馬」
WebPage用に作った「綾競馬」タイトル画像
宮崎県東諸県郡綾町は昔から馬の産地で、秋の収穫後の楽しみとして、*「草競馬」を開催していたようです。
(*草競馬とは馬券を発売せずに行うアマチュア競馬)
その後、一時中断していたようですが、1982年(昭和57年)年に町政施行50周年を記念し、地域おこしイベントとして「綾競馬」を復活。
「綾競馬」は例年11月の第一日曜日に、綾町北俣の綾 馬事公苑内錦原競馬場で開催されており、1万人もの観客が集まる秋の一大イベントとなっており、今年は38回目の開催でした。
競馬は、サラブレッドによる競り合いが見られる軽種(5頭立て)8レースと、ポ二ー(6、7頭立て)3レースの計11レースからなる。
お楽しみ券付き特産品を購入、入賞すれば都度景品も
当日、あらかじめレースごとの連番が設定、印刷されたお楽しみ券付の特産品(500円)を購入、お楽しみ券に印刷された馬が入賞するとレースごとに日用品や特産品などの景品がもらるといったシステムです。最終レースの「綾ダービー」では雲海ワインが景品
対象はポニー競馬を除く8レース。
基本的に連勝単式で、「綾ダービー」のみ連勝複式となる。
ちなみに今回のレースごとの景品は
ミカン(一袋)
ボックスティッシュ
トイレットペーパー
日向夏ミカンジュース「綾夏ちゃん」
にんにく塩
ゆずごしょう調味料「マーシー」
ごまドレッシンク
雲海ワイン(綾ダービー) のようでした。
当方は、雲海物産の「鶏のささみくんせい(うす塩味)4本入り」のおたのしみ券を購入。
お楽しみ券付の特産品(「鶏のささみくんせい」500円)
雲海物産の「鶏のささみくんせい」
実は「鶏のささみくんせい」は大好物でして、家にもお酒のつまみに常備してます。地元スーパーなどでも見かけますが安売りはまずないので、4本入りで500円(定価は648円)だと、結構お買い得だったりします。「黒胡椒味」とか、「柚子胡椒味」もあり、食べて見ましたが、オーソドックスな、「うす塩味」が、燻製の旨味を一番引き出すと思います。
現地で頂いた"競馬新聞"(宮崎日日新聞)のご紹介
会場で、競馬の雰囲気を盛り立てる、この競馬新聞のような紙面を配布しておりましたのでご紹介。白熱の走り 第38回綾競馬
九州最大級 草競馬の祭典(全11レース)
実はこの紙面、10月末頃、当方も愛読している宮崎日日新聞にも同様のものが折込んでありました。
私が、この紙面を見て「綾競馬」に興味を示したように(^^)新聞折り込みはPR効果もかなりあったのでは?と推測します。
「綾競馬」見学&撮影レポ
だらだらと、見学&撮影レポートです。綾競馬が行われる「錦原競馬場」のある「綾馬事公苑」はこれまで何度も行った事がありますが、「綾競馬」を見るのは今回初めてでした。
「綾競馬」第一レースは10:00からですが、インターネットを見ても、駐車場含め混み具合など、あまり情報が無いので、早めに出かけました。
7:00過ぎには、現地着、ちょっと早すぎたか、人影もまばら、会場の馬事公苑近くに設けられた、いくつかの臨時駐車場に車は皆無、係員も居ない・・。
もしかして?日にち間違えた?と、ネット検索してしまった(^^;)
車載の折りたたみ自転車を降ろし、馬事公苑の周囲を一周偵察&ロケハン。
8時頃になると、観客らしき車が駐車場へポツポツ来るようになった。
会場概要マップと今回の撮影場所
撮影場所1 正面スタンド斜め前付近
今回、まず最初に撮影場所に選んだのは、スタンドなどの観客、そして綾競馬の看板などを背景に決勝点付近で競う馬を狙えるポイント。ありがちな「お約束撮影アングル」ではありますが、"観光写真家"としては、一応おさえておかなければならないのであった(笑)
私が行った際には、まだ観客は殆んど居ませんでしたが、視界が開けて良さそうな場所は、既に敷物や紐で場所取りされておりました。
少しゴールから離れた位置にはなりましたが、なんとか撮影場所を確保。(ブルーシートと小さい椅子を持参)
お楽しみ券を購入したり、出店を見てまわったりして時間をつぶした。
綾競馬にて(スタンド前)
綾競馬 スタンド対面付近にて
この位置からの撮影は、標準ズームレンズ(24-70mm)で十分。
ドドドと大地を揺るがすかのような走る音、そして時折飛んで来る砂、ここで見る競馬は迫力満点でした。
サラブレッドによる予選4レースが終わると、ポニー競馬です。
ポニーは決勝のみ3レース。高校生以下のジュニアジョッキーが腕を競います。
綾競馬にて(ポニー競馬 第7R「照葉賞」)
ポニー競馬が終わると、お昼休みです。
中央にある、馬術競技練習場では、JRA宮崎育成牧場の「プリン」と「くろまめ」による、演技も披露されておりました。
午後からは、バックストレッチの方に場所を変えました。
撮影場所2 バックストレッチ中央付近
バックストレッチ中央付近で、コスモスが咲いている場所を背景に撮れそうな場所があったので、ここを2番目の撮影場所に選んだ。バックストレッチと並行して走る外の道路は、朝から車両進入禁止となっているので「歩行者天国」、道路の上に敷物をしてのんびり見学している人も多い。
第8レース「綾城賞」1200m
第8レース「綾城賞」を走る「アヤノウエモアヤノ」女性ジョッキー 吉永彩乃さん馬名もさることながら(現地では気づきませんでしたが)、写真をよくよく見ると、馬の前足、ジョッキーの髪の毛の色に至るまでコーディネイトされてますね。
綾競馬にて(第8レース「綾城賞」)
バックストレッチの内側は、こんな感じで「マッタリ見学派」には最適のようです。(ただしトイレとか遠くなりますが・・)
綾競馬にて(第8レース「綾城賞」)
以上の写真は、FE 24-70mm F2.8 GM 使用
以下の写真は、FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS 使用
コースの中側で、コスモス越しに狙ってる方も多くいらっしゃいました。
競馬場内のコスモス
第9レース決勝「綾川賞」1200m
蹴散らした砂が騎手の頭上高く上がっています。(画像を拡大して見てください。)綾競馬にて(第9レース決勝「綾川賞」)
第10レース決勝「菊花賞」1200m
真横から綾競馬にて(第10レース決勝「菊花賞」)
こういった躍動的な写真もとりあえず(^^)
綾競馬にて(第10レース決勝「菊花賞」)
撮影場所3 バックストレッチ延長線上から
第11レース決勝「綾ダービー」1600m
最終レースとなる、第11レース決勝「綾ダービー」では、正面から600mmで撮影。ISO200 F8で撮ると1/250秒、もう少し感度を上げるべきだったと後悔。
綾競馬にて(第11レース決勝「綾ダービー」)
綾競馬にて(第11レース決勝「綾ダービー」)
秋晴れの中、午前9時頃の「神事」よりはじまり、最終レース「綾ダービー」が終わったのは午後3時前位でした。
「綾競馬」は、それぞれのスタイルで楽しむ、地域の特色を生かした伝統の秋祭りといった感じで、私も朝からのんびり、楽しめました。
この日の観客は約1万人(主催者発表)とのことでした。
来年(2020年)は11月1日開催のようです。皆さまも、いかがでしょう。
来年開催の第39回綾競馬に合わせ「綾競馬・horse写真展」
来年、本県で開催される「国文際みやざき2020年」関連行事の一環で、馬の写真を募集するようですので、当日撮影された方は、来年応募してみてはいかがでしょう。求む!自信の一枚
馬を題材写真作品来年展示
綾町は、来年開催の第39回綾競馬(11月1日)に合わせ、「綾競馬・horse写真展」を開く。
馬を題材にした写真作品を一般から募集する予定で、「(今回の)綾競馬に出場する馬たちを、ぜひ被写体にしてみて」と呼び掛けている。
本県で来年開かれる国民文化祭(国文祭)の一環。
農耕馬や軽種馬の産地として栄えた綾町の文化を見詰め直し、
馬の魅力を広く発信する。
プロ、アマチュア、年齢は問わない。
サイズはL判−八つ切り、電子データは3メガまで。
先着順で計100点(1人1枚)を募集する。
受付期間は2020年8月3〜31日。(以上、現地配布新聞より引用)
こういった写真展公募で「先着順」というのは珍しいですよね(^^;)来年8月・・忘れそう、来年のカレンダーにメモしとかなきゃ
馬事公苑は桜の名所
綾競馬が行われた「馬事公苑」、春は桜と菜の花が咲き誇る、お花見スポットでもあります。以下は今年の春に撮影した写真です。
コスモスが咲いていたあたり一面には菜の花が咲きます。
綾町 馬事公苑の桜と菜の花
馬事公苑では、ポニーの乗馬体験(有料)なども出来ます。
綾町 馬事公苑の桜と花時計
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