青井阿蘇神社(人吉市) 拝殿床上1mの高さまで濁流
Posted morimori / 2020.07.05 Sunday / 07:32
昨日の豪雨で被害に遭われた皆様、お見舞い申し上げます。
今回、被害の大きかった、人吉市から〜八代市にかけての球磨川沿の道は、熊本へ行く際などに良く通っておりました。
昨日の朝、インターネットで関連ツイートを見ていると、何度か参拝した事のある、人吉市の「青井阿蘇神社」の禊橋前にある石の鳥居が水没してほんの一部しか見えなくなている写真があり、衝撃を受けました。
青井阿蘇神社のある境内は下の道路から石段をいくつか登った、数メートル上にあったと思うので、社殿はぎりぎり大丈夫かも?と思っていたのですが、今朝の読売新聞ニュースを見ると、
"拝殿の床上1メートルの高さまで濁流が流れ込んだ。
同神社の門前にかかり、国登録有形文化財に指定されている「禊(みそぎ)橋」は欄干が損壊した。" とありました。
関連画像(ツイートリンク)
https://twitter.com/toraisana/status/1279581644488204288
https://twitter.com/masa_yagami/status/1279587076288073729
いち早い復旧を祈りつつ、以前撮影した青井阿蘇神社の写真を紹介します。
禊橋
国指定 登録有形文化財大正/1921 コンクリート造3連アーチ橋、橋長27m、幅員3.8m
一番水が増した時には写真の禊橋最上部付近まで来たようです。
禊(みそぎ)橋
禊(みそぎ)橋
禊(みそぎ)橋の上より
青井阿蘇神社 国宝の社殿群
青井阿蘇神社は、建磐龍命とその后神である阿蘇津媛命、その御子神である国造速甕玉神を祀る。この3神は阿蘇三社とも称される、熊本県阿蘇市の阿蘇神社の祭神12柱中の3柱である。
創建は、平安時代 大同元年(806年)阿蘇神社の御分霊を勧請し創建されたもの。
現在の社殿群(本殿・廊・弊殿・拝殿・楼門の五棟)は慶長15年(1610年)から同18年にかけて人吉藩主の相良家20代相良長毎の命により造営されたもので、平成20年6月9日、熊本県内に現存する文化財としては初の国宝に指定されました。
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楼門(国宝)
高さ12メートルにおよぶ禅宗(ぜんしゅう)様式と桃山(ももやま)様式が華麗に調和した建造物です。~ ~
青井阿蘇神社 拝殿
内部が拝殿・神楽殿(かぐらでん)・神供所(じんくしょ)の三部屋に仕切られているのが特徴。神楽殿では10月8日の夕刻には国の無形民俗文化財に選択されている球磨神楽(くまかぐら)が演じられます。
拝殿
青井阿蘇神社 御神木
クスノキ 樹高22m、目通り幹囲 7.5m御神木
青井阿蘇神社 本殿
本殿
宮崎県内では、西米良村板谷で国道219号が崩落し、合崎橋から熊本県の県境までが通行止めとなっていて、復旧のめどはたっていないととの事です。
Youtube 関連ニュース等リンク
泥にまみれた街に「SOS」 熊本・八代市上空から(20/07/05)熊本・鹿児島 記録的豪雨の現場【報道特集 2020年7月4日 放送】
熊本の球磨川氾濫 陸上自衛隊が動画を公開 SankeiNews(2020/07/05)
【 追記 】
九州自動車道 人吉〜八代間無料化
熊本県は、国道が一部通行止めとなっている事を受け、九州自動車道の一部区間(人吉〜八代 間 約38km)を迂回路として活用してもらう狙いで無料化したと発表。一般道の復旧状況に応じて終了時期を判断するとの事。
※迂回路としての無料区間ですので、この区間だけ利用する方が無料です。
例えば、えびのIC〜八代ICを利用したとすると、この区間を走りますが、普段の料金です。
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