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【9/19更新】Youtubeでライブ配信、西都「まっぽす」神楽〜源流と変化の共演〜9月18,19日

Posted morimori / 2021.09.19 Sunday / 23:55


この記事は、8月18日に投稿したもので、その後 今日まで更新、宮崎県独自の緊急事態宣言が発令中である事を鑑みつつ、記事を見直し、再構成したものです。

2日間 中継を視聴した感想を追記で書きました。

国重要民俗文化財 米良神楽(銀鏡神楽) 白蓋鬼神(あまほめ)
国重要民俗文化財 米良神楽(銀鏡神楽) 白蓋鬼神(あまほめ)


今回は、西都市で開催される西都「まっぽす」神楽〜源流と変化の共演〜の紹介です。

西都「まっぽす」神楽〜源流と変化の共演〜は、第35回 国民文化祭・みやざき2020 第20回 全国障害者芸術・文化祭みやざき大会の関連イベントです。
当初飲食なども出来るイベントでしたが、「コロナ」の感染が広がり、県独自の緊急事態宣言を受け、飲食無し物販無しなど、規模を縮小し、なんとか行われました。

県外の方は「まっぽす」とはなんじゃ?とお思いでしょう。
まともに、真っ直ぐに、ど真ん中 といった意味です。
「まっぽし」とも言いいますね。

Youtubeでライブ配信(感想追記)

 神楽好きとしては、現地で見学したかったのですが、県独自の緊急事態宣言発令により、原則外出自粛、日常生活圏で過ごすよう、行動要請が出ております。
大変楽しみにしていたのですが、あと少しの辛抱、今が大事な時と思い 私は見学を諦めました。

幸いな事に、西都「まっぽす」神楽〜源流と変化の共演〜は、イベント両日、Youtubeでライブ配信され、家でも楽しめました。ありがたい!

【9/18追記】
那賀教史氏(宮崎民俗学会副会長・宮崎の神楽魅力発信委員)の解説、体験談、裏話などを交えた解説は、とてもわかりやすく、興味深いものでした。

この「イベント」は、第35回 国民文化祭・みやざき2020 第20回 全国障害者芸術・文化祭みやざき大会の関連イベント。
神楽をあまり知らない方も多いと思いますので、単に神楽だけ披露するのではなく、こういった解説も重要だと思います。



那賀氏とは神樂で何度となくお会いしてます。ご活躍何よりです。

女性アナウンサーの方も神楽を良く勉強してらっしゃる。



夜、自宅で、リアルタイムで、晩酌しながら「綱切り」を見られたのは、超贅沢体験!感謝。

綱切り 穂北神楽


その後、高屋神楽「戸開」で無音状態が5分程?あったのが唯一残念な出来事でした。(頭の中ではなんとなく太鼓のリズムは分かりましたが)

会場の様子
会場の様子(ライブ映像より)


各神楽番付の最初にスーパーインポーズで画面下に概略説明が入り、その後、画面右下に番付名が入るのは良かった。
欲を言えば、Youtube(ライブ中継)説明欄に予めプログラムを書いておくと良かったのかも知れない。

とても上質なライブ配信でした。

今日ライブ配信を見ていたのは、おそらくピーク時30人程でした。
ちょっと寂しい数字ですね。


【9/19追記】
昨日から感じてましたが、1080p60にしては、画質が悪い気がするのはなぜだろう? 感覚的には480p位の映像でした。

600pix等倍画像


「十二人剣」の舞手の音声が殆んどひろえてなかった(低い)。このため舞いが断片的になってしまっていたのは残念。

「十二人剣」後半で、画面が何度かフリーズした。その際、視聴者も30人程から一気に6人まで急減した、チャット画面には電波云々の発言もあったので、当方の環境ではなく、おそらく送り側(制作側)、もしくは、Youtube側の要因だろうと想像。
その後も時々フリーズや画面の乱れる現象はあったし、画質の劣化(品質)もこのあたりと共通した問題なのかも知れない。

今日も、ライブ視聴者は、35人程でした。
会場は3連休中日の日曜日とあって、多くの方がいらしていたようす。知り合いも結構いらしてた(^^)

山宮神楽(日南市)ちょうめん にて
山宮神楽(日南市)ちょうめん にて(ボカシ追加)


こういった「イベント」で、多くの方が「神楽」に興味を持ち、「祭」へと足を運んでくれると良いですが・・。

余談ですが、以前、神楽のフォーラムだったと思いますが、県立芸術劇場演劇ホールの2F客席から「十二人剣」を見たことがありますが、上から見る十二人の一糸乱れぬフォーメーションに いたく感動した憶えがあります。あれは大変貴重な体験でした。

もちろん、12月、極寒の祓川神楽で見た十二人剣も感動ものでした。
この年は「古事記編纂1300年」の年で、普段は神楽殿で奉納する夜神楽を、特別に外神庭を設えての奉納、これも大変貴重な体験でした。

是非次回は、現地で五感で神楽を体験してください。

 五つの保存会が共演 西都で神楽発信イベント(9/21 宮崎日日新聞・プレみや)
 

西都「まっぽす」神楽〜源流と変化の共演〜
西都「まっぽす」神楽〜源流と変化の共演〜(Youtubeライブ配信)


 9月18日 Youtube配信

 9月19日 Youtube配信

第一部 西都神楽 9月18日(土)

  • 12:15 妻高校書道部によるパフォーマンス(15分)
    「みやざき犬」の 神楽ひぃくんがいっしょに盛り上げます。

  • 13:00 オープニング(40分)
    神事 銀上学園 花の舞
    主産者挨拶、来賓挨拶等
     
  • 13:40 穂北神楽 市神楽(20分)
  • 14:10 神代神楽 鬼神(10分)
  • 14:30 高屋神楽 一人剣の舞(20分)
  • 15:00 尾八重神楽 地割(30分)
  • 15:40 銀鏡神楽 荘厳・柴荒神・悌(40分)
  • 16:30 穂北神楽 繰下ろし(20分)
  • 17:00 高屋神楽 大神神楽(20分)
  • 17:30 尾八重神楽 四人神崇(20分)
  • 18:00 銀鏡神楽 白蓋鬼神(あまほめ)(20分)
  • 18:30 神代神楽 将軍(10分)
  • 18:50 尾八重神楽 お清(20分)
  • 19:20 穂北神楽 綱切り(60分)※通称「蛇切り」
  • 20:30 高屋神楽 戸開の舞(20分)
  • 20:50 高屋神楽 神送(10分)
     
  • 21:00 エンディング(1分)


第二部 神楽の世界 9月19日(日)

  • 12:30〜12:45「みやざき犬」のダンス(15分)

  • 13:00 オープニング
    神事、穂北神楽の中学生による花鬼神、来賓挨拶等
     
  • 13:35 大峡神楽(延岡市) 鎮守・幣神随神楽・幣の手前・三番荒神(40分)
  • 14:25 銀鏡神楽 清山(40分)
  • 15:00 山宮神楽(日南市)ちょくめん・たいつり舞い(40分)
  • 16:00 神代神楽 鬼神・将軍(20分)
  • 16:20 穂北神楽 磐石(25分)
  • 16:55 祓川神楽(高原町)十二人剣(40分)
  • 17:50 高屋神楽 岩通の舞(10分)
  • 18:20 尾八重神楽 百弐拾番(40分)

  • 19:00 主催者挨拶 (5分)  
  • 19:05 エンディング(1分)

※当初予定より最後の2番は入れ替わると共に、高屋神楽は「岩通の舞」に変更となった。

国重要民俗文化財 高原の神舞(かんめ) 十二人剣
国重要民俗文化財 高原の神舞(かんめ) 祓川神楽 十二人剣


チラシ画像(出店は無いので一部カットしました。)

チラシ

チラシ


御陵墓前での神楽
御陵墓前での神楽(西都古墳まつりにて)


主催者
文化庁 厚生労働省 宮崎県 宮崎県教育委員会 西都市 西都市教育委員会
第35回国民文化祭宮崎県実行委員会、第20回全国障害者芸術・文化祭実行委員会
第35回国民文化祭、第20回全国障害者芸術・文化祭西都市実行委員会

「神楽」奉納 西都市内5団体
銀鏡神楽尾八重神楽穂北神楽・高屋神楽・神代神楽
宮崎県内3団体
大峡神楽【延岡市】・山宮神楽【日南市】・祓川神楽【高原町】

国文祭・芸文祭みやざき2020の神楽関連イベント のきなみ中止

高原町、西米良村、日之影町、延岡市などで予定されていた国文祭・芸文祭みやざき2020の神楽関連イベントは中止になりました。


県独自の緊急事態宣言発令中 県民への行動要請

9月30日まで「県独自の緊急事態宣言」発令中です。
宮崎県は、県民に対して、原則自粛、日常生活圏で過ごすよう要請しております。



最後に、神社で神楽の奉納を見学したのは、令和二(2020)年二月の諸塚の「桂大神楽」だっただろうか・・(コロナで)随分ご無沙汰しております。
室内で奉納の神楽は今期も厳しいのかも知れない・・。



神楽の関連話題ですが、先日、宮崎日日新聞で、県内の神楽保存会で作る協議会の発足が報じられておりましたので紹介します。

2021年8月14日、宮崎日日新聞紙面より


県内神楽 連携へ協議会


ユネスコ登録見据え 来年度にも

 本県を代表する民俗芸能である神楽の振興と継承を図ろうと、県内の神楽保存団体でつくる協議会が、来年度にも発足する。
県文化財課が主導し、約200ある保存団体に参加を呼び掛ける。神楽の国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産登録を目指す全国的な組織はすでにあるが、参加は国指定重要無形民俗文化財に限られているため、登録を見据え全県で連携するための基盤を整えたい考え。

 国指定の銀鏡神楽(西都市)、高千穂の夜神楽、椎葉神楽、高原の神舞(かんめ)については、7月に発足した「全国神楽継承・振興協議会設立準備会」に参加している。一方で高千穂町の「高千穂の夜神楽伝承協議会」や椎葉村の「椎葉神楽保存連合会」など、地域の保存会がまとまった組織もあるが、全県的なつながりはほとんどないのが現状だ。
ユネスコ登録がかなえば、振興や継承にとっては大きな弾みがつく。保存団体は登録の価値を県内一体となって享受、活用していくため、国指定や県指定、市町村指定といった枠組みを超えた活動を展開していく予定。
また担い手不足といった課題は多くの団体に共通することから、解決につながる有効な情報などを共有する場にもする。
 県内神楽の調査を続けてきた「みやざきの神楽魅力発信委員会」の小川直之委員長(国学院大教授)は「神楽に携わる多くの人でユネスコ登録の価値を共有し、活用を考え、連携していくことが、持続可能な地域づくりの鍵となってくる」と話している。(松田みゆき)


コロナで約二年、奉納が出来ない状態が続いているので、後継出来ず絶えるところも出て来るのではないかと、気になっております。
官民一体となってバックアップ、フォロー、宮崎の貴重な伝統芸能・神事「神楽」を盛り上げて欲しいものです。



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