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【噴火・ガス留意】「えびの高原」と小林市を結ぶ県道1号、11/26〜限定再開

Posted morimori / 2022.11.09 Wednesday / 23:27


県道1号小林えびの高原牧園線 2023/6/3 - 再び通行止めに・・ 

【2023/6/2追記】硫黄山付近の県道1号小林えびの高原牧園線は、昨年11月に、土日、時間、車両などの条件付きで通行再開しましたが、避難情報の基準を超える濃度の火山ガスの検出がが続いている為、6月3日より再び通行止めになります。

霧島連山・硫黄山(1317m)の噴火活動の影響で、一部区間の通行止めが続いている県道小林えびの高原牧園線(県道1号)について、県は11月26日(土)午前9時から通行を再開させると正式に発表した。
※ただし、通行は土日の中昼のみ、屋根のある車など諸条件がある。


(現時点での、これまでの硫黄山の火山活動状態状態を鑑み、開通による利便性(観光振興含む)と安全面、両者のバランスを考えた上での「落としどころ」だったのでしょう。)

硫黄山から見た県道1号
硫黄山から見た県道1号の写真に新ルート追記

新ルートは、えびのエコミュージアムセンター付近から小林市方面へ約500m進んだ地点から噴気地帯を避けて約340mの区間。
県が事業費約1億5000万円をかけ盛り土工法で整備したもの。、

周辺の火山ガスの濃度が高まる時もあることなどを考慮し、安全性を確保するため以下となる。
土曜・日曜 午前9時〜午後5時の時間帯のみ規制を解除
平日や、祝日は通行止めを継続する。
通行出来る車両は、屋根がある自動車に制限駐停車や車両からの乗り降りを禁止。
監視員を配置し安全対策を徹底。

再開後は、火山活動の状況を見ながら通行可能な日や対象車両の拡大の拡大を検討する方針。

池めぐり自然探勝路は、引き続きえびの高原〜不動池間は通行できません。


えびの高原 県道1号 条件付開放(宮崎県サイトより)

えびの高原 県道1号 硫黄山周辺新ルート写真(宮崎県サイトより)

えびの高原 県道1号 硫黄山周辺新ルート写真(宮崎県サイトより)

えびの高原 県道1号 ル硫黄山周辺新ート地図(宮崎県サイトより)


県道1号線(小林えびの高原牧園線)の通行止めを解除します!(宮崎県サイト)

オープンカー、バイク、自転車、人は通行不可
となる見通しのようです。

おそらく・・
火山ガス(硫化水素など)の関係から、夜間は車中泊したりする可能性も出て来るので日中のみの解除にするのでしょう。

屋根のある自動車のみの制限も、窓を閉めて室内循環にすれれば通行中にガスを吸いこみ辛いといった観点からなのでしょう。

不動池付近から一部区間において、車の窓を閉めて、停まらずに走行するよう促されるものと思われます。
噴火活動が始まる以前も硫黄山付近でこういった表示を見かけた記憶がありますね。霧島温泉街に近くの地獄谷付近にもあったかと・・

えびの高原はバイクツーリングの方も多いので、ガスが早く落ち着いて、全車両通れるようになると良いのですが・・この辺りは判断が難しいのかも知れません。

おそらく、知らずにバイクで来て通行止に気づく方も出て来るのではないでしょうか? 生駒高原付近などに目立つ標識などの掲示が必要ですね。
登山する方は、夜明けと共に入山といった感じの方も少なくないと思うのですが、9時ゲート開門だと厳しいですね。

一連の規制について、十分な周知・徹底が必要かと思います。


2018年のMRT設置ライブカメラ映像 硫黄山の西側、県道一号線沿いで盛んに吹きはじめた噴気群

硫黄山の新たな噴気 1
2018年4月20日・県道1号脇に噴気孔
活動が活発な当時、設置してあったライブカメラの映像をキャプチャしたもの



道路は開通となっても、突然の噴火・火山性ガス(硫化水素など)のリスクは拭えない

2018年の硫黄山噴火の際には県道一号付近に噴気孔が出来たり、その後も硫黄山周辺では硫化水素などの有毒ガスが検出されたりしておりました。
県は県道脇の噴気孔を避ける新ルートの整備を10月末までに完了。
周辺に設置した火山ガス濃度の測定機でデータ観測を続けている。

火山性ガスに伴なう立入規制区域・濃度測定ポイント(元.6.17〜)(R3.10.22整理)

以下は上記より一部抜粋したもの
宮崎県サイトより()


霧島山の火山活動に関する情報提供(宮崎県サイト)


2014年9月27日 レベル1から噴火 58人が死亡、5人が行方不明となった「御嶽山」の事もあります。
火山予知は出来ないのが実情です。
レベル1でも安心はできません。


wikipedia「2014年の御嶽山噴火」

突然の噴火や火山ガスなどリスクがあることを承知の上で利用する必要があります。
宮崎県は火山ガスの濃度が上昇したり、噴火警戒レベルが「2」以上に引き上げられたりすれば県道1号を道通行止めにする予定のようです。

(現時点での、これまでの硫黄山の火山活動状態状態を鑑み、開通による利便性(観光振興含む)と安全面、両者のバランスを考えた上での「落としどころ」だったのでしょう。)

今回の制限付き開通は、安全になったので来てね・・といったものでは無いことも、十分理解しておりた方が良いと思います。

2018年4月 250年ぶりに噴火した硫黄山2018年4月 硫黄山噴火
硫黄山2018年4月19日の噴火
(気象庁カメラ映像をキャプチャ記録したもの)


霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)の火山観測データ(気象庁)

火山性地震の回数(気象庁)

以前書いた当ブログ内関連記事
県道小林えびの高原牧園線(県道1号)硫黄山付近の新ルート 2021年秋着工へ


4年9ヶ月ぶりの再開。観光活性化に期待

えびの高原と小林市を結ぶ県道1号(小林えびの高原牧園線)は、2018年4月えびの高原近くの硫黄山が噴火する2カ月前に通行規制となり、その後も4年9ヶ月、えびの高原との往来が出来ない状態でした。

えびの高原へ向かうには、えびの市側からの県道30号(えびの高原小田線)と、鹿児島県霧島温泉側からの鹿児島の県道1号を使うしかありませんでした。

諸手を挙げて喜べない複雑な面もありますが、観光面をとらえれば歓迎

宮崎市方面からだと、この生駒高原を通る小林市側からのルートが圧倒的に近いし、景観も良いし、道幅も広く、走りやすいです。

惜しむべきは、えびの高原周辺の「紅葉が終えた後」という事でしょうか。(あえて外したのかも知れませんが・・)

11月26日(土)には、えびの高原の屋外スケート場も今シーズンの営業を開始する予定です。

えびの高原は年に何度か積雪することがあります。
以下は、火山活動による道路の通行規制が無かった頃撮ったものです。

【HD】えびの高原 2017年冬撮影 スノードライブ(不動池〜えびの高原荘)

以下の動画は、規制以前に撮影したものです。
※動画中、車が数台駐車しているあたりに、噴気孔が出来ました。



アドオンなど「閲覧環境」で上記動画が見られない方は、以下のYoutubeリンクでご覧ください。
【HD】えびの高原 2017年冬撮影 スノードライブ(不動池〜えびの高原荘)

宮崎県の国民宿舎「えびの高原荘」の当時の指定管理会社は宮交ホールディングスの子会社「宮交ショップアンドレストラン」でした。
硫黄山噴火で観光客が激減、運営を辞退しました。

2021年 指定管理会社は 株式会社 レジャークリエイトホールディングスに変わり、名称も「ホテル ピコ ラナイ えびの高原」となっております。 


【HD】積雪した「えびの高原池巡り自然探勝路」



アドオンなど「閲覧環境」で上記動画が見られない方は、以下のYoutubeリンクでご覧ください。
【HD】積雪した「えびの高原池巡り自然探勝路」

土・日の日中、屋根のある車、限定ではありますが、県道1号の開通で、えびの高原が活気付くと良いですね。
 


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