「みんなの西都原フォトコンテスト2024」 投票最終日見学
Posted morimori / 2024.05.21 Tuesday / 20:47
以前、このブログのフォトコン情報で、宮崎県立西都原考古博物館が主催する、西都原考古博物館20周年記念特別企画、「みんなの西都原フォトコンテスト2024」の情報を当ブログと当fecabookpageに記載しました。
「みんなの西都原フォトコンテスト2024」は、主催者や特定の審査員が選び決定するものではなく、西都原考古博物館内の特別展示室に応募者全員の写真を展示した上で、来館した方「みんな」に票を投じてもらい賞を決めるものでした。
みんなの西都原フォトコンテスト2024(展示会場の様子)
(著作権上問題なさそうなアングル・解像度で撮影)
(著作権上問題なさそうなアングル・解像度で撮影)
投票は、西都原考古博物館にいらした方が入口で一人一枚配られる丸い赤丸のシールを、台紙にある写真の横に貼るものでした。
当初、Web上でも投票出来るようにする予定でしたが、来館者限定だけの投票に一本化したようです。
おそらく、多重投票、知り合い仲間のなれ合い ご贔屓投票、組織的関係の投票等々・・ネット投票では払拭出来ないと判断したのだろうと想像します。
当初、ネット投票も並行して行う旨、発表された時、ネット投票はやめた方が良いのでは?と思っておりました。
丸印のシールを貼るのは、極めてベーシックな手法ですが、多少なりとも人の目が介入することで、不正や、慣れあい投票の抑止力効果はあるでしょうし、それもアリだろうと思っておりました。
近年インスタグラムなどで、写真収集目的・Webコンテンツ充実やPR目的の一つとして主催されるフォトコンテストなど散見されすが、殆んど応募したことはありません。
このフォトコンテストは、宮崎県の関連するものですし、賞品こそありませんが、一般の方の票で決めるとのことでしたので、賛同、応募上限の3枚を応募しておりました。
応募したのは
- 古(いにしえ)の夕陽(第三古墳群の夕景)
- 花の西都原「春」(菜の花と桜)
- 花の西都原「秋」(秋のコスモス)
来館者の投票期間は、4月20(土)~5月19(日)まででした。
展示期間は、6月23日(日)までとの事でした。
どんな作品が応募されているか、また、自身の作品への投票結果にも当然興味がありましたので、投票最終日 5/19 に見学して来ました。
みんなの西都原フォトコンテスト2024(展示会場の様子)2024
(著作権上問題なさそうなアングル・解像度で撮影)
(著作権上問題なさそうなアングル・解像度で撮影)
公平性を保つためでしょう、作者名は伏せてあり、誰が応募した作品かは分かりません。
会場内の案内パネルには、作者名の公開は、6月2日(日)の表彰式後と記載されておりましたが、5/19付 公式FBによると、作者名は 5/21(火)から公開展示予定とのことでした。
応募展示された作品は、横位置撮影(70作品)縦位置撮影(40作品) 合計110作品でした。
一般的に、こういった風景の写真は横位置撮影が多いと思いましたが、縦位置の作品が多いのは、スマホによる撮影が多いという事なのだろうと思います。
西都原と言えば・・「花の西都原」花に関する作品も多かったです。
多くの票を集めていたのは、夕景、月 など、普段、あまり目にしない西都原の風景でした。
最終日のお昼時点で、100枚以上のシールが張られた(100人以上から投票された)作品は全部で4作品、100枚未満〜50枚が3作品ありました。
各賞は、これらの作品から決まるものと思われます。
- グランプリ 1作品
- 準グランプリ 2作品
- 優秀賞 3作品
【追記】5/22 公式FBで各賞の発表がありました。
結果は、当方が最終日お昼頃に会場で確認した得票数と同じでした。
今回、以下の「古(いにしえ)の夕陽」でグランプリを受賞する事が出来ました。
博物館で投票頂いた皆様、ありがとうございました。
古(いにしえ)の夕陽
第三古墳群にある西都原111号墳(4号地下式横穴墓の展示施設がある古墳)の墳頂から撮ったもの
Google Map
この古墳は墳頂に登れるようになっており、高い位置から見渡す事が出来る。撮影は 2014年5月27日19:07頃
奈良県立橿原考古学研究所附属博物館で、春季特別展「家形埴輪の世界」の家形埴輪総選挙というのを行っているらしく、5/17時点で、西都原古墳出土の「子持ち家」が 1位でした。
➡ 「家形埴輪総選挙」途中経過
1位…宮崎県・西都原古墳群(184 票)
2位…奈良県・寺口和田 1 号墳(58 票)
3位…大阪府・今城塚古墳(55 票)
西都原古墳群から出土した
「子持家形埴輪」(子持ち家)(国重要文化財)の実物
「子持家形埴輪」(子持ち家)の実物(レプリカではない)
「子持家形埴輪」(子持ち家)の実物は東京国立博物館が所蔵しておりますが、10年前、2014年4〜6月に西都原考古博物館で開催された特別展に、同古墳より出土された「舟型埴輪」(国重要文化財)と共に展示された本物を撮影した写真です。
現在、博物館に展示中の樹脂製のレプリカも非常に忠実に精巧に作られており、見た感じでは全く見分けが付かないです。
奈良県立橿原考古学研究所附属博物館では、学生による写真コンテスト「考古学写真甲子園」という企画で「古墳のある風景を撮ろうV」といったフォトコンを行ったようで、以下のような作品ページもありました。
➡ 第7回考古学写真甲子園「古墳のある風景を撮ろうV」
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