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台風10号の大雨で高千穂峡遊歩道の手すり(転落防止柵)流出、遊歩道の大半は立ち入り禁止に(9/13復旧済)

Posted morimori / 2024.08.30 Friday / 13:34


【 追記 】 2024年8月30日より台風10号の大雨で高千穂峡遊歩道の転落防止柵は再び流出、遊歩道のほとんどが立ち入り禁止になっておりましたが、9月13日、約半月ぶりに規制は解除されました。
※一部の区間は、ロープの設置で仮復旧の状態のようです。気を付けて散策を。
 / 追記おわり


高千穂峡では、今回の台風10号の大雨により、五ケ瀬川が増水、高千穂峡遊歩道の手すり(転落防止柵)3ヶ所、合わせて50mが流失する被害が確認されました。
鬼八の力石付近の手摺(約30m)や、おそらく、槍飛橋付近あたりの手すりも流出したのだろうと推測します。
木製の手すり(転落防止柵)は、増水で、浮き上がり、抜けて流されてしまったようです。
現在、高千穂峡の遊歩道は、滝見台付近から神橋までが立ち入り禁止となっております。(後半地図参照)

高千穂峡の遊歩道は、一昨年(2022年台風14号)の増水で基礎部分が流されるなど甚大な被害が発生。管理する宮崎県は今回被害のあった基礎部分について2mかさ上げするなど基礎の補強を含めた復旧工事を行い、この3月に約1年半ぶりに全面開放されたばかりでした。

下記は、8月29日・30日 高千穂町高千穂峡設置ネットワークカメラ映像をキャプチャしたものです。、

高千穂峡 令和6年台風10号による濁流増水

高千穂峡 令和6年台風10号による濁流増水

高千穂峡 令和6年台風10号による濁流増水

高千穂峡 令和6年台風10号による遊歩道被害

宮崎日日新聞掲載画像(リンク)

以下は、8月28日〜29日にかけての 高千穂峡の近くにある「音の谷」での数位観測データーです。

「音の谷」の水位


今回程度の増水は昨年もありましたし、おそらく毎年起きるのでは?

今回の増水の規模としては、昨年(2023年7月3日線状降水帯)の増水の時とほぼ同じ程度かと思います。
この程度の増水は、想定内、毎年一回位は起きると考えるべきでしょうね。

遊歩道を管理する宮崎県(環境森林部?)は、昨年から今年へかけて遊歩道の一部を2mかさ上げするなど、復旧工事を行い、この3月に約1年半ぶりに全面開放されたばかりでした。復旧工事の際、意図的に遊歩道本体の破損を防ぐ目的で転落防止柵が浮き上がって流される構造にしたようですが、毎年、流されて、遊歩道の通行止が続くのも考え物です。
50m分の転落防止柵のコスト、納期はどの程度かかるか分かりませんが、環境面からも生産性面からも、もっと良い「柵」を流されない「策」はないのでしょうかね・・・。 

2022年台風14号では滝下3m、水位は14mメートル上昇

被害の大きかった一昨年(2022年台風14号)の増水の時は、水位は通常より14メートル近くまで上昇 滝見台の上、真名井の滝の下3m付近まで増水。全長約1Kmの遊歩道のうち「神橋」から「真名井の滝」付近までの約800m程の区間の遊歩道の手すりの大半が流失、遊歩道の一部の路盤も崩壊しました。


宮崎日日新聞によると"今回は遊歩道本体の破損はなく、県は「前回より早く復旧できる"としている。とのことでした。

手摺自体は、代わりの現物があれば、はめ込むだけなのでしょうからそれ程時間はかからないものと思われます。



高千穂峡の遊歩道は、滝見台〜神橋まで当面規制

流木撤去や手すりの仮復旧が完了するまで、高千穂峡の遊歩道は、当面の間見どころの大部分(神橋から滝見台付近まで)が通行止となっています。

以下は高千穂町観光協会サイトに掲載されている 高千穂峡遊歩道の規制マップの一部分を掲載したものです。
全体図(PDF)は画像をタップしてご覧ください。

2024年 台風12号被害 高千穂峡遊歩道規制マップ


高千穂峡ボートも休止中・再開のめどは立っていない

貸しボートの営業も増水の影響で運休しており、現在再開のめどは立っていないとのことです。

確証はありませんが、過去の事例・目安としては・・高千穂峡のボート営業再開は、おそらく「音の谷」の水位が2.7m?程度 まで下がり、地盤や崖などの安全点検を行った後に、再開されるものと思われます。

現在の水位は 音の谷 - 宮崎県の雨量・河川水位観測情報でご確認を。

高千穂町観光協会によると、9/6(金)以降の営業については、河川水位の状況及びボート営業区間の安全が確認出来次第営業再開とのことですので、9/7(土)or8(日)から再開ではないでしょうか?

高千穂峡の水の濁りは 茶色から灰色へと変わり、従来の「映える」姿に戻るのにはしばらくかかると思います。

【 9/8 追記 】 ボートは9月8日より再開したようです。川の濁りもだいぶ取れて来ているようです。

高千穂峡遊歩道の手すり流失 台風10号大雨、五ケ瀬川が増水(宮崎日日新聞プレミヤ記事 2024年08月30日 20:20更新)

高千穂峡の遊歩道が立ち入り禁止に 宮崎県内の観光地や海岸にも台風10号の影響(MRTニュース 2024年8月30日(金) 19:26)

台風10号の大雨による被害 高千穂峡の遊歩道の手すり流出 通行止め(UMKニュース 2024年08月30日 18時46分)

高千穂峡 台風で遊歩道の柵流失 おととしも台風で遊歩道被害(NHK宮崎 NEWS WEB 2024年9月02日 16時36分)

再生すると音が出ます。
動画:2024年9月2日放送 NHK宮崎 NEWSWEBより


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