日南市北郷町鎮座「潮嶽神社」の春大祭で「潮嶽神楽」(昼神楽)を見学
Posted morimori / 2025.02.14 Friday / 07:40
2月11日((水・建国記念の日)日南市北郷町鎮座 潮嶽神社の春大祭で奉納される「潮嶽神楽」を今年も見学してきました。
コロナ(禍)の時を除き、近年はほぼ毎年参拝・見学しております。
以前は、宮崎市内〜田野町〜山越えの県道で向かっておりましたが、東九州道のICが開通以降は、随分近く、早く行けるようになりました。
潮嶽神社の春大祭は午前9:30頃より神事が始まり、その後、福種神事等が 午後2時間半頃まで奉納されます。
宮崎市や日南市平野部の神楽は昼神楽です。
昼神楽は作祈祷神楽とも呼ばれ、稲作前に方策を願い奉納するもので、3月が一番多いです。
宮崎市・日南市周辺では、それぞれ約30余りの神楽保存会によりその地区で神楽が継承奉納されております。
潮嶽神社のことや、神事〜福種下ろし〜潮嶽神楽の一連の写真・説明は以下のWebPageにまとめておりますのでご覧ください。
➡ 潮嶽神楽
今回は所要があり、神楽の始まる頃 11時頃に到着、受付けを済ませ、見学場所を一周、神楽で良くお会いする知り合いの方などにご挨拶、師走祭り神門神楽)でもお会いした、鹿児島県在住の写真家の方もいらしておりました。
九州の民俗仮面・神楽研究家の高見乾司氏が去年と同じ本殿横付近で絵を描く準備をされていたので、ご挨拶&神楽の情報談義などを・・しばし。
そうこうしている間に、神事が始まり、神楽が始まりました。
潮嶽神楽は、午前11時頃から始まり、
奉者舞・ 一番鬼神舞・繰り下ろし舞・ニ番鬼人舞・剣舞 が奉納されました。
奉者舞の写真は 割愛。







諸井氏の舞う緊迫した「剣舞」の後。休憩 お昼休み(昼食)となる。
昼食(おにぎり、シシ汁などのふるまい)
例年、5番 剣舞を追えると、午前の神楽を終え、休憩 昼食の時間となり、猪汁、おにぎりなどが振舞われます。




じっくり煮込んだ肉厚のある猪肉は柔らかく美味しい。
歯ごたえのある大根の漬物もとても美味しい。
(食べる事に専念(^^)? 今年の様子は撮っておりません、過去に撮影した写真を掲載してます)
午後の舞
午後からは、直舞・魚釣り舞・阿智女(あちめ)舞・三番鬼神舞・御笠舞・御酒上舞・御笠鬼神舞・鉾舞・手力雄舞・箕取り舞








神楽の継承、応援に 一日の氏子として「御初穂」を持参、受付で奉納。
今年も写真を撮らせて頂く御礼と、来年もお願いしますとの思いもこめてめています。

御神符、御福種、厄除けミニ鬼神棒などを今年も拝受 感謝。(例年同様とは限りません)
#うしおだけ神楽
#潮嶽神楽
#潮嶽神社

今年の「阿智女(あちめ)舞」で使われていた神面は従来の「阿智女(あちめ)」と違い、「二番鬼神舞」の神面を使っておりました。
黒毛だし・・冠も二番鬼神のもの(宝石の色が異なる) どうしたのだろう?
事前に説明があったのかも知れませんが・・・破損などして、補修中なのでしょうかね? 阿智女(あちめ)は「天鈿女」ですからね・・面が鬼神なのは?(謎)です。
今回の(令和7年)の「阿智女(あちめ)舞」

以下は昨年(令和6年)の「阿智女(あちめ)舞」

以下は 宮崎県総合博物館で2020年に開催された特別展 みやざきの神楽 −神々への感謝と祈り−で展示されていた「阿智女(あちめ)舞」。
以前、黒毛頭髪や冠なしなど、年によって違っていたので、確認したところ、以下が正規の姿との事でした。
潮嶽(うしおだけ)神楽(日南市)阿智女舞
2020年(令和2年)の宮崎県文化財化の映像資料では 違うものになっていた。
➡ https://youtu.be/_3KQX2gg4rY?si=HLP4W_eQ6a7R_f1r(黒毛頭髪や冠なしなど).
ニュース動画(NHK宮崎 NEWSWEBより)

動画:2月12放送 NHK宮崎 NEWSWEBより
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