宮崎に定着した埴輪(ハニワ)外来種?
Posted morimori / 2016.10.22 Saturday / 23:47
埴輪(ハニワ)と言えば・・この埴輪(ハニワ)(踊る女)ってイメージが定着している位、宮崎で良く見かけると思います。
でも、この埴輪、実は宮崎県内で出土したものではなく、埼玉県の野原古墳群(熊谷市)から出土したものをモデルにしてます。
宮崎空港を出たところの中央分離帯や、西都市の市境には、短甲を身につけた「武人埴輪」が・・・
これも熊谷市の中条古墳群から出土したもので、こちらも宮崎で出土したものではありません。
おそらく宮崎県を訪れた県外の方はもちろんのこと、県民の多くの方も、これらは、宮崎県の古墳で出土したものを復元したものと、認識しているでしょうね。
そういえば・・地元・宮崎銀行のキャラクター ユメニくんは武人埴輪、アイニちゃんは踊る埴輪でしたね(^^)
➡ ユメニくんアイニちゃん(宮銀サイト)
「第34回全国高等学校総合文化祭」通称「全国高総文祭みやざき2010」のマスコットキャラクター「ハニア」もそうでした
このページでは、「宮崎のハニワをモチーフにした女の子。」という説明まで・・。
西都原古墳で出土した、子持ち家形埴輪、舟形埴輪(いずれも国指定重要文化財)よりは、ビジュアル的にもいいし、使いやすい「キャラ」なので、いろんな場面で使われてきたのでょう。
でもなーー
このままでいいものだろうか?と思うわけですよねー
PS:その後、新田原古墳群「祇園原の百足塚古墳」で出土した形象埴輪(踊る女性)は・・尚更使い辛いですね(*^^*)
関連ページ
➡ 平和台公園・はにわ園
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