えびの高原・硫黄山周辺の噴火警戒レベルは1へ・不動池周辺の駐車スペースを駐停車禁止に
Posted morimori / 2017.01.13 Friday / 23:01
噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)に
2017年1月13日午後2時、えびの高原(硫黄山)周辺の噴火警報は解除、これまでの噴火警戒レベル2(火口周辺規制)から噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)に引き下げられました。えびの高原の硫黄山周辺では、2016年12月12日、火山性地震を70回観測、火山性微動、山体隆起などもあり、気象庁は噴火警戒レベルをレベル2(火口周辺規制)に引き上げましたが、その後、火山性地震、火山性微動、山体の隆起、噴気高等、以前の状態へ収り、今回、引き下げとなったもの。
これに伴い、硫黄山から概ね1kmエリアの立入規制等は解除され、小林市方面からの県道一号線も通れるようになり、池巡り探勝路等の登山道も歩くことが出来るようになりました。
気象庁は一昨年12月から噴気や温度の高いエリアの拡大が引き続き確認されていることから、火口内で規模の小さな噴出現象が突発的に発生する可能性があるとして、引き続き注意を呼びかけています。
硫黄山不動池周辺の通行・駐停車禁止等の規制
今回、新たに硫化水素等火山ガスによりる危険が想定される区域を立入禁止(県道1号の一部は歩行者通行禁止)とする規制が加わりました。(※昨年、硫黄山では、致死量の濃度の火山ガス検出されております。)
以下の図は、2017年1月13日、宮崎県発表『霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)における立入規制等の解除及び設定について』の規制図を元に一部エリアを広げ、文字を加筆、一目でわかりやすく表現したものです。
参照元 ➡ 宮崎県発表記事
➡ 硫黄山(いおうやま)
➡ 関連ブログ記事
【 追記 】
1月14日付「宮崎日日新聞」の記事によると、
規制期間中、“えびのエコミュージアムセンターによると、昨年12月29日〜1月3日の来場者数は約2万6,000人、例年(3万人)より下回った。
「足湯の駅えびの高原」では年末年始の売り上げが2割落ち込んだ”との事。
小林市側からの県道1号ルートは規制されましたが、えびの市側の県道、鹿児島県側の県道は問題なく通れましたので、それほど落ち込みは無かったようです。
レベルも下がりました。来客数の回復を願います。
2017年2月15日、硫黄山周辺で新たな噴気点が確認されました。
➡ えびの高原 硫黄山で新たな噴気点が確認され高濃度の硫化水素を検出
参照元 ➡ 宮崎県発表記事
ベースにした画像:2017年1月13日/2月15日発表 宮崎県サイト内資料より
© 2017Google. 地図データー © 2017Google.ZENRIN
© 2017Google. 地図データー © 2017Google.ZENRIN
火山ガス発生に伴う規制について
硫黄山周辺の火山ガス発生に伴い、登山者及び観光客等の安全を確保するため、当面の間、次のとおり立入規制等を実施します。
- (1)立入規制:別図4の赤枠「A」及び「B」の範囲 注意:ただし、「B」の範囲内の県道1号は、歩行者通行禁止(車両は通行可。駐停車禁止)とします。
- (2)駐停車禁止:別図4の赤枠「B」内の県道上及び「B」に隣接する不動池周辺 注意:不動池周辺については、立入規制の実効性を高めるため、駐停車禁止とします。
- (3)登山道規制:別図4の赤破線部分 なお、県道を車両により通行する場合は、速やかに通過してください。
関連ページ
➡ えびの高原➡ 硫黄山(いおうやま)
➡ 関連ブログ記事
【 追記 】
1月14日付「宮崎日日新聞」の記事によると、
規制期間中、“えびのエコミュージアムセンターによると、昨年12月29日〜1月3日の来場者数は約2万6,000人、例年(3万人)より下回った。
「足湯の駅えびの高原」では年末年始の売り上げが2割落ち込んだ”との事。
小林市側からの県道1号ルートは規制されましたが、えびの市側の県道、鹿児島県側の県道は問題なく通れましたので、それほど落ち込みは無かったようです。
レベルも下がりました。来客数の回復を願います。
2017年2月15日、硫黄山周辺で新たな噴気点が確認されました。
➡ えびの高原 硫黄山で新たな噴気点が確認され高濃度の硫化水素を検出
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