こどものくに は、遊具を撤去・芝生を敷き詰め「自然と遊ぶ自由な空間」へ
Posted morimori / 2017.02.07 Tuesday / 23:16
先日、2月1日、宮交ホールディングス株式会社より、
宮崎交通株式会社「こどものくに」の新たな運営について と題したプレスリリースが発表された。
遊具を撤去・芝生を敷き詰め「自然と遊ぶ自由な空間」へ
「こどものくに」は、娯楽の多様化などを受け、2015年度は13万4千人と平成以降のピークだった1996年度の約6分の1まで減少、20年以上にわたり収支が整わない状況が続いており、2016年3月期決算では、6,400万円の赤字を計上。今回、遊具などはすべて撤去、園内を流れる知福川より海側のエリア(広さ約4万5千平方メートル)に芝生を敷き詰め、新たなコンセプト「自然と遊ぶ自由な空間」へと、方向転換するようです。
「こどものくに」では無くなるような・・
芝生広場にパークゴルフ場、バラ園、椿園等では、「こどものくに」というイメージではなくなりますね。園の名称も、近くのJR駅名「子供の国」も今のところ変更するような事は書かれておりませんでした。
「こどものくに」という名称のイメージで、遊具に期待しつつ、子供を連れていらしたりしないか、ちょっと気になるところです。
プレスリリースによると(以下引用)
新たなコンセプト 〜「自然と遊ぶ自由な空間」〜
〔1〕 園内の中央部に流れる川(知福川)より海側に設置されている遊具類をなくし、芝生を敷きつめたより自由な空間を確保し、宮崎の緑と太陽と触れ合い、自然と親しむコンセプトのもとでの「自由な空間ゾーン」の提供を実施してまいります。また、「自由な空間ゾーン」については各種イベント開催時以外は、広く一般の皆様に開放し、県民・市民憩いの場を提供してまいります。
〔2〕 「ANAホリデイ・インリゾート 宮崎」に隣接する空間においては、ご宿泊のお客様をターゲットとした体験ゾーンや、自然と触れ合う「憩い・くつろぎ」の場の提供など、「ホテル事業とのコラボレーションゾーン」として活用してまいります。
〔3〕「バラ園」「椿園」「睡蓮の池」については、これらをこよなく愛した宮崎交通創業者である岩切章太郎初代社長の遺志を受け継ぎ、「岩切章太郎メモリアルゾーン(仮称)」として引き続き運営を実施してまいります。
〔4〕園内にある36ホールの宮崎市青島パークゴルフ場については、引き続き宮崎市指定管理者として宮崎交通が運営してまいります。今後ともより多くの皆様に楽しんでいただけるよう各種大会を積極的に誘致、開催してまいります。
(新たなコンセプトによるゾーニングイメージは、別紙〔1〕を参照ください。)
~ プレスリリース 別紙〔1〕より~
工事期間は2月13(月)〜 4月28日(金)「こどものくに」園内の海側ゾーンについては、
利用ができません。
※上記期間のこどものくに入園は無料となります。
※宮崎市青島パークゴルフ場は通常通り有料営業。
Time Machine
「こどものくに」はかつて、「みやざきフラワーフェスタ」が開催されていた頃、メイン会場だったんですよねー大人は花を、こどもは遊具で遊びに・・
花のみやざき、 みやざきフラワーフェスタは、県内各地会場でも開催、
「みやざき花の女王」などもいて、華やいでました。
やがて、メンテナンス費用で採算が取れない観覧車やジェットコースターなどの大型遊具は撤去となってしまい。
➡ 以前書いたブログ記事参照
県の「みやざきフラワーフェスタ」も終わり・・・
代わりに県が企画した「花旅みやざき」もやがてトーンダウン
こどものくには独自に「こどものくにフラワーフェスタ」を開催しておりましたが、花の少ないイベント中心の「イベントフェンスタ」みたいなものでした。
そして今回の発表
時代の移り変わりとは言え、かつての 華やかさ、賑いを知る者、岩切章太郎を尊敬する者としては、なんだか切ない報道でした。
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