宮崎の神楽本の紹介「みやざきの神楽ガイド」その歴史と特色
Posted morimori / 2017.04.27 Thursday / 21:02
宮崎の神楽本の紹介です。
先日、地元の「鉱脈社」より「みやざきの神楽ガイド」/ みやざきの神楽魅力発信委員会編 が発売になりましたので、近くの書店で購入してきました。
定価 \1,500円(税別)
【 追記 】後日amazonでも通販購入できるようになりました。
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宮崎の神楽を世界遺産へ
〜宮崎の神楽ガイド決定版〜神楽の歴史から、宮崎の神楽の特色 宮崎の神楽の舞台と演目、その周辺まで
的確な解説と豊富な写真・図版で案内。

写真撮る際、影があったようで、手前がシミみたいに見えちゃってます。ご勘弁を(^^;)
昨シーズン、村所神楽・高鍋神楽(六社連合大神事)でお会いした、前田博仁先生が多くの項目で執筆されておりました。
ほとんどの写真は前田博仁先生が撮影されたものではないかと思います。
決して芸術的ではない学術的スナップ写真ですが(^^;)、あまり知られて無い県内の神楽の写真なども数多く掲載され、大変興味深く拝見しました。写真を見るだけでも十分楽しめます。
「神楽」は一度も見たことないけど、興味ある、って方でも読みやすいと思います。
むしろそういった方をターゲットにした本かと思います。

〜 神楽鈴 平成28年度 村所神楽にて 〜
神楽見学のマナー 139P 「ストロボは控える」に同感
神楽見学のマナーの項目の、「カメラ・ビデオの撮影」についての項目で、ストロボ(フラッシュ・スピードライト撮影)について記載があったのでに引用します。文:田尻 隆介さん(高千穂町文化財保存調査員、中央公民館長)
三脚を使用しない撮影は、特に規制はないようであるが、神事芸能であり、ストロボ撮影は舞に支障をきたすこともあるので、控えるべきであろう。/引用おわり
夜神楽でのフラッシュの発光は、場の雰囲気を乱しますし、他の見学者にとっても迷惑な行為だと思います。
神楽好き・写真を撮る者として、近年、そんなことを感じており、自分への戒めの意味もこめ一部引用させていただきました。

〜 七輪 平成28年度 村所神楽にて 〜

〜 御神庭 平成28年度 六社連合大神事(高鍋神楽)三納代八幡神社にて 〜
目次
はじめに 中西 進 2第1部 宮崎の神楽の概要
神楽のおこり一、猿女君氏と神楽 10
二、祭儀としての神楽 11
日本の神楽
一、神楽の拡がり 13
二、日本各地の神楽 13
みやざきの神楽
一、日本有数の神楽継承地・宮崎県 16
二、神楽の季節と時 ─冬の夜神楽ど春の昼神楽─ 7
三、県内神楽伝承の歴史 20
四、多様な神楽の魅力 21
みやざきの神楽の周辺
神楽と神話 24 神楽と神歌 26 神楽と地政社会 28 神楽と修験道 31
第2部 宮崎県の神楽の紹介
高千穂の神楽 36諸塚の神楽 44
廷岡の神楽 50
椎葉の神楽 56
米良の神楽 64
高鍋の神楽 72
高原と諸県の神舞 78
宮崎平野の神楽 86
日南の神楽 92
九州の神楽を知る 98
壱岐神楽・平戸神楽・五島神楽 98
御嶽神楽・豊前神楽 100 球磨神楽 103
第3部 神楽への招待
神楽の季節一 神楽奉納の準備 106
二 神事としての神楽 110
三 神楽の舞台 113
四 神楽番付 119
五 奉者と舞い方 125
六 面・衣装・採物・楽など 128
七 神楽の周辺 133
神送りと直会 継承へ 137
神楽見学のマナー 139
おわりに ─ 神楽を受け継ぐ ─ 小川直之 141
執筆者及び協力者等一覧 143
みやざき文化財情報(宮崎県文化財課ホームページ)の紹介 144
(執筆者と執筆項目) 敬称略
- 中西進 はじめに
- 小川直之:監修 「第1部 みやざきの神楽の概要」中、「神楽のおこり」「日本の神楽」「みやざきの神楽」および「おわりに」
- 大館真晴:「みやざきの神楽の周辺」中、「神楽と神話」
- 上野誠:「みやざきの神楽の周辺」中、「神楽と神歌」
- 山田利博:「みやざきの神楽の周辺」中、「神楽と地域社会」
- 前田博仁:「みやざきの神楽の周辺」中、「神楽と修験道」「第2部 宮崎県の神楽の紹介」の「高千穂の神楽」、「諸塚の神楽」、「延岡の神楽」、「椎葉の神楽」、「米良の神楽」、「高鍋の神楽」、「高原と諸県の神舞」、「宮崎平野の神楽」、「日南の神楽」
- 立平進:「九州の神楽を知る」の「壱岐神楽・平戸神楽・五島神楽」
- 段上達雄:「九州の神楽を知る」の「御嶽神楽・豊前神楽」
- 安田宗生:「九州の神楽を知る」の「球磨神楽」
- 清水聡:「第3部 神楽への招待」中、「神楽の季節」、「一神楽奉納の準備」、「二 神事としての神楽」、「三 神楽の舞台」
- 那賀教史:「第3部 神楽への招待」中、「四 神楽番付」、「五 奉者と舞い方」、「六 面・衣装・採物・楽など」、「七 神楽の周辺」、「八神送りと直会継承へ」
- 田尻隆介:「第3部 神楽への招待」中、「神楽見学のマナー」
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