新燃岳噴火 約50Km離れた宮崎市内より火映撮影 爆発的噴火一日で20回以上
Posted morimori / 2018.03.06 Tuesday / 22:30
2018年3月6日、新燃岳は2011年より7年ぶりに「爆発的噴火」を起こしました。
14時27分 噴煙は火口上2100メートルまで上昇
14時47分 爆発的噴火 火口上2300メートルまで上昇
15時9分 爆発的噴火 噴煙は火口上1400メートルまで上昇
15時48分 爆発的噴火 噴煙は火口上1300メートルまで上昇
以下 下段参照(一日足らずの間に22回と多発)
掲載した写真は、新燃岳から約50km程離れた宮崎市内から撮影したものです。
火映も宮崎市から確認
再び日が暮れて夜行ってみると、赤熱した溶岩が火口縁を照らしているのが肉眼でも見えました。下の住宅街は、生目の杜運動公園付近です。
宮崎市の生目の杜運動公園では、今日、明日と、ヤクルト−中日のオープン戦、幸い今日は風向きが南方向だったので、火山灰の影響も無く、試合は終えたようです。(中日の勝ち)
風下の地域の方には申し訳ありませんが、明日も試合が滞りなく出来ると良いのですが・・・。
【 追記 】1日弱で爆発的噴火が22回も発生したようです。
2018年3月6日〜7日3:00AM 新燃岳爆発的噴火の詳細
日時、噴煙、流向、最大振幅、空振計の値、噴石、噴煙量など
以下は、気象庁ページより重複を除き編集まとめ転載
- 日時:2018年03月07日03時00分(061800UTC)
現象:噴火多発
有色噴煙:不明
白色噴煙:
流向:不明
---
22時48分以降の最高噴煙高度:火口上1700m(海抜10300FT)
火口:新燃岳
爆発回数
22時:5回
23時:7回
00時:4回
01時:5回
02時:1回
爆発的噴火が多発。
- 日時:2018年03月06日22時48分(061348UTC)
現象:爆発
有色噴煙:火口上1600m(海抜10000FT)
白色噴煙:
流向:南西
---
火口:新燃岳
新燃岳南西最大振幅:86.3μm/s
夷守岳西:16.2Pa
弾道を描いて飛散する大きな噴石:新燃岳火口から400m
噴煙量:中量
今年9回目
爆発的噴火が多発。今後は03時、09時、15時、21時に定期的に通報する。
- 日時:2018年03月06日22時42分(061342UTC)
現象:爆発
有色噴煙:火口上1300m(海抜9000FT)
白色噴煙:
流向:南西
---
火口:新燃岳
新燃岳南西最大振幅:71.7μm/s
湯之野空振計:27.5Pa
弾道を描いて飛散する大きな噴石:新燃岳火口から400m
噴煙量:中量
今年8回目
- 日時:2018年03月06日22時01分(061301UTC)
現象:爆発
有色噴煙:火口上2200m(海抜11900FT)
白色噴煙:
流向:南西
---
火口:新燃岳
新燃岳南西最大振幅:148.1μm/s
高千穂河原空振計:11.1Pa
弾道を描いて飛散する大きな噴石:新燃岳火口から400m
噴煙量:やや多量
今年7回目
- 日時:2018年03月06日22時00分(061300UTC)
現象:爆発
有色噴煙:火口上2200m(海抜11900FT)
白色噴煙:
流向:南西
---
火口:新燃岳
新燃岳南西最大振幅:64.6μm/s
湯之野空振計:26.1Pa
弾道を描いて飛散する大きな噴石:なし
噴煙量:やや多量
今年6回目
- 日時:2018年03月06日21時59分(061259UTC)
現象:爆発
有色噴煙:火口上2200m(海抜11900FT)
白色噴煙:
流向:南西
---
火口:新燃岳
新燃岳南西最大振幅:25.0μm/s
夷守岳西:10.5Pa
弾道を描いて飛散する大きな噴石:なし
噴煙量:やや多量
今年5回目
- 日時:2018年03月06日15時48分(060648UTC)
現象:爆発
有色噴煙:火口上1300m(海抜9000FT)
白色噴煙:
流向:南西
---
火口:新燃岳
新燃岳南西最大振幅:105.8μm/s
高千穂河原空振計:30.9Pa
弾道を描いて飛散する大きな噴石:なし
噴煙量:中量
今年4回目
- 日時:2018年03月06日15時09分(060609UTC)
現象:爆発
有色噴煙:火口上1400m(海抜9300FT)
白色噴煙:
流向:南西
---
火口:新燃岳
新燃岳南西最大振幅:246.9μm/s
湯之野空振計:32.5Pa
弾道を描いて飛散する大きな噴石:なし
噴煙量:中量
今年3回目
- 日時:2018年03月06日14時47分(060547UTC)
現象:爆発
有色噴煙:火口上2300m(海抜12300FT)
白色噴煙:
流向:南西
---
火口:新燃岳
新燃岳南西最大振幅:66.9μm/s
高千穂河原空振計:10.0Pa
弾道を描いて飛散する大きな噴石:なし
噴煙量:やや多量
今年2回目
- 日時:2018年03月06日14時27分(060527UTC)
現象:爆発
有色噴煙:火口上2100m(海抜11600FT)
白色噴煙:
流向:南西
---
火口:新燃岳
新燃岳南西最大振幅:273.6μm
高千穂河原空振計:12.9Pa
弾道を描いて飛散する大きな噴石:なし
噴煙量:やや多量
今年1回目
➡ 新燃岳ライブカメラリンク集
【 追記欄 】
- 3月7日午前0時の爆発的噴火では、大きな噴石が火口から900mまで飛び、6時過ぎの噴煙は、高さ約3000mに達したとのこと。
- 火砕流の危険も
"東京大地震研究所・中田節也教授(火山学)の話:火口に出た溶岩は、新しいマグマによるもので本格的な噴火が始まった。
火口は2011年の溶岩で埋められて浅くなっているため、このまま大きくなれば、溶岩が転がって火砕流の危険性もある。"(宮崎日日新聞記事より一部引用)
➡ 霧島山(新燃岳)の活動状況
➡ 新燃岳が大きな噴火をした際のハザードマップ
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