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新燃岳 警戒範囲を4Kmに拡大、県道など道路通行規制追加

Posted morimori / 2018.03.10 Saturday / 06:50


【新燃岳関連情報追記】
New3月15日 11:00AM 気象庁は新燃岳について、噴火警戒レベル3を維持のまま、警戒範囲を「4キロ」から「概ね3キロ」に縮小。「御鉢」はレベル1へ引き下げると発表しました。/ 追記おわり

【 追記情報 】 気象庁の火山噴火予知

気象庁は、本日(3月10日)午前5時5分、警戒範囲をおおむね4Kmに拡大。しました。

噴火警報(火口周辺)平成30年3月10日05時05分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台

3月10日午前2時前の爆発的噴火では、噴煙が4500mまであがり、この噴火と午前4時半頃の噴火では、、大きな噴石が火口からいずれも1.8Km離れた場所まで飛んだのが確認されているとのこと。

夜中の噴石の飛距離を、どのような方法で確認しているか不明ですが、実際にはもっと遠くへ飛んでいることも十分考えられます。

噴煙高 4,500m(これまでで一番高い)は、その時の風など条件次第とは思いますが、今、新燃岳は非常に活発化している状態にあることは素人目にも十分わかります。

数メートル?の噴石が雨にように・・・

昨日、爆発的噴火で、大きな噴石が飛び交っている様子を、ライブカメラで見ました。
当然、規制内、火口から1Km圏内以での出来事ではありますが、目の当たりにして、そろそろ規制区域を広げないと危ないのでは?と素人ながら思っておりました。

新燃岳斜面に、大きな噴石が雨のように降り注ぎ、砂煙が立ちました。噴石の大きさは、おそらく直径数メートル いや、もっとあるのではないでしょうか?


新燃岳噴火時の噴石シーン

警戒範囲4Km圏外だから安全ということでは無い。

参考まで 2011年の噴火では、警戒域3Km規制を超え、火口から3.2Km離れた霧島市内新湯付近(牧園地区新湯温泉手前の林の杉林)に縦70cm、横50cmの噴石が落下した。

木はなぎ倒され、直径6m、深さ2.5mもの大きな穴が開いた。
1m以下の噴石でも衝撃の凄まじさを物語る写真。

噴石
2011年の噴火の際の噴石落下跡の穴(火口から3.2km離れた地点)


上の写真は、えびのエコミュージアムセンター展示物を撮影したものです。

えびのエコミュージアムセンターは、新燃岳から4Km圏外ですが、今日は一般開館中止となっているようです。
ここのところ、硫黄山周辺の火山性地震も増えておりますし、風向きによっては、新燃岳からの火山ガスが流れ入る懸念もある、鹿児島側からの道路も閉鎖 等々、総合的に判断してのことではないかと思います。

(翌日追記:環境省の判断で休館、職員は常駐とのこと。)

えびのエコミュージアムセンターは、2016年に噴石に対して高性能繊維で屋根などを強化し、噴火時の退避所としての機能も持ち合わせておりますので、容易に完全閉館は出来ないとは思いますが、個人的には、新燃岳の火山活動が少し落ち着くまでは、周辺登山、観光に行く人もあまりいないと思いますし、「通常営業」は休館した方が良いのではないかなーと思ったりもします。

2011年新燃岳噴火被害状況地図

以下は、当方が2011年の噴火時に、当時の霧島火山防災検討委員会、環霧島会議の資料(ハザードマップ)に加筆、作成した地図です。

2011年の噴火では、空振による被害が多く、風に乗った噴石が6Km以離れたところでも降り、屋根が崩れたり、車のガラスが割れるなど多くの被害がでました。

2011年新燃岳噴火の際の被害状況

2011年2月1日、当時、当方が記録した事項を転載します。

気象庁は、新燃岳の噴火で今後、大きな噴石がより広い範囲に飛ぶおそれがあるとして、午前11時20分に改めて火口周辺警報を発表、立ち入らないよう呼びかける範囲を、これまでの火口からおよそ3Kmからおよそ4Kmに広げました。噴火警戒レベルは引き続き「入山規制」を呼びかける「レベル3」。

2月1日朝7:54の爆発的噴火による空震で被害が多く出た。
爆発の規模は、1月26日、27日よりも小さいようです。

霧島市内のホテルや病院、学校、民家、観光施設などの124施設で381枚の窓ガラスが割れるなど被害総数は計530件に上った。

霧島温泉クリニックでは、空振によって病院内の窓ガラス3、4枚が割れ落ちた。ベッドで寝ていた入院患者の女性(92)が、額を切るなどの軽傷。

新燃岳火口から5、6キロ離れた霧島温泉郷でも相次いだ。

規制区域に近い霧島いわさきホテルでは大小約40枚のガラスが割れた。

ホテル霧島キャッスルでは大きなガラス2枚のほか、大浴場や客室のガラスが割れた。

霧島スパヒルズでは約100枚の窓ガラスが割れた。

霧島市高千穂にある霧島国際ホテルでは、2階にある大浴場のガラス(高さ約2メートル)が粉々に割れた。

霧島田口の国民宿舎みやま荘では窓ガラス計4枚が割れ、玄関の自動ドアがゆがんだ。

新燃荘も窓ガラス数十枚が割れ、壁にひびが入った。近くに様子を見に来ていた方は、ごう音とともに噴石が上空を飛ぶさまを見たという。

新燃岳火口から約11キロ離れた霧島市霧島田口にある霧島市霧島総合支所では、1階の窓ガラスが1枚割れた。
近くにある霧島公民館でもガラスが割れる被害があった。

この日の空振被害は、窓ガラスが割れるだけではなく、ドアが吹き飛んだり、アルミサッシ枠がくの字に折れ曲がったりという被害もありました。

3Kmの区域を越えて赤熱した噴石が飛散、小規模な山火事が発生。


「規制圏外だから安全」ということでは無いことを認識しておくべきです。

4Km規制になるとえびの高原経由で宮崎県〜鹿児島県は行き来できなくなる。

4Km規制になると、鹿児島県側の県道1号 小林えびの高原牧園線の、鹿児島県霧島市 いわさきホテル前〜宮崎県境が通行止めになりますので、えびの高原を経由して鹿児島県と宮崎県間を行き来することはできなくなります。
 

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4Km規制後の登山道・道路規制図

※この項目内容は、内容差し替えました。

概略地図

道路・登山道規制マップ 2018年3月10日

警戒区域3Km→4Kmで、今回あらたに規制追加になった道路
  • 鹿児島県の県道1号(小林えびの高原牧園線)の宮崎県境から霧島市林田温泉先間(全長8.3km)
  • 鹿児島県霧島市の市道永池湯之野線の湯之野温泉から霧島神宮台先間(全長2.9km)

詳しくは宮崎県サイトでご確認をお願いします。
 新燃岳の警戒範囲拡大に伴う規制等の変更について(平成30年3月10日更新)

霧島温泉(硫黄谷温泉)は火口端からぎりぎり4Km圏外

硫黄谷温泉等は、新燃岳火口の端から測定して、ぎりぎり4Km圏外の位置です。
溶岩流は、大浪池鞍部へ下った後は低いところへ南下すると思いますので心配ないと思うのですが、新燃岳に近いところでは、「空振」と「噴石」が心配です。

新燃岳火口端から距離4kmの位置

※上記、空撮写真(Gogole)中央にある「霧島いわさきホテル」は耐震基準対応の工事費がかさむこともあり、霧島から撤退、指宿に集中するようで、昨年11月初旬から休館中かと思います。
(先々予想出来ない火山活動なども当然要因のひとつだったのでは?と思います。)

警戒区域が5kmの規制になると、硫黄谷温泉もエリアに含まれると思われますので、最悪でも、なんとかこの状態を維持してもらいたいものです。

新燃岳噴火 関連リンク



NHKサイトより一部引用

専門家「爆発的な噴火起きやすい状態」

火山噴火予知連絡会の前の会長で東京大学の藤井敏嗣名誉教授は「新燃岳では、火口が溶岩に覆われているため下のマグマから出る火山ガスの成分が抜けず、圧力が高まって爆発的な噴火が起きた。しばらくは爆発的な噴火が起きやすい状態が続くと見られ、大きな噴石を遠くまで飛ばすようなこともあると考えられる」と分析しています。

そのうえで、「過去の噴火では数センチの小さな噴石が10キロほど離れた場所まで飛んだこともある。このため特に風下側では噴火が発生したあとは建物の中に入るなど注意してほしい」と呼びかけています。

NHKサイトより一部引用

新燃岳「7年前と同じような経過たどる可能性」専門家

火山噴火予知連絡会の副会長で新燃岳の噴火活動に詳しい東京大学地震研究所の中田節也教授は10日、新燃岳を上空から確認したあとNHKの取材に応じました。

中田教授は「火口のへりに乗り上げた溶岩がゆっくり前進して斜面を少し下っていることが確認できた。溶岩が噴出する勢いは弱まっているが、火口が溶岩で覆われて下からのガスが抜けられなくなり、圧力が高まって爆発的な噴火が起きている」と分析しました。

また、「噴煙が非常に高く上がり軽石を飛ばすような噴火はマグマの供給が多いときに発生するが、マグマの供給がほとんど絶えた今の段階ではこうした噴火は考えにくい」としたうえで、「7年前の噴火活動では爆発的な噴火が2か月ほど続いていて、今回も同じような経過をたどるのではないか。爆発に伴う大きな噴石への警戒や、空振=空気の振動による窓ガラスの破損などに引き続き注意が必要だ」と述べました。



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