2018年 関之尾滝のライトアップ|都城盆地の夏の風物詩、六月灯
Posted morimori / 2018.07.08 Sunday / 23:01
「日本の滝百選」関之尾滝(都城市)では、夏休み期間、夜はライトアップされ、昼間とはまた違う、幻想的な光景を眺めることが出来ます。
関之尾の滝 2018年ライトアップ開催期間
2018年7月21日(土)〜8月31(金)時間:日没〜21:00
主催:庄内地区まちづくり協議会
関之尾公園(関の尾の滝)に伝わる物語
今から600年前、時の都城城主 北郷資忠公(ほんごうすけただ)が家臣を引き連れてここで月見の宴を行いました。
こうこうたる月に映える滝の美しさ、甌穴(おうけつ)の不思議な水の流れに一行は酔っていました。
満月はコラージュ
この宴に庄内一の美女 十八歳の通称 お雪(おしず)がよばれ、殿様にお酌をしますが、緊張のあまり酒をこぼしてしまいました。
それを苦にした お雪は宴の終わった後 滝つぼに身を投げました。
お雪の恋人 経幸(つねゆき)は日夜悲嘆にくれて滝の上から声を限りにお雪の名前を呼び続け泣き悲しみ、槍の穂先で岩に思いをこめた一首の歌を刻み残し、行方が分からなくなりました。
書きおくも かたみとなれや 筆のあと
また会うときの しるしならん
この経幸の想いが通じて、毎年名月の夜になると朱塗りの盃が滝つぼに浮かんでくるのでした。
二人を偲んで恋人道志で男滝、女滝に酒を流すと必ず結ばれるという。
/ 都城市 都城市観光協会
夕涼みがてら、夜の滝を見に出かけてみてはいかがでしょう。
アクセス等は以下をご覧下さい。
➡ 関之尾滝と甌穴(おうけつ)群
※ 今回掲載したライトアップの写真は過去に撮ったものです。
六月灯
都城と言えば・・都城盆地に夏の到来を告げる風物詩「六月灯」の季節ですね。六月灯は、宮崎県南西部都城地方や鹿児島県など、旧薩摩藩領に伝わる夏祭りで旧暦の6月に神社などへ灯籠を奉納し、無病息災を祈る行事です。
7月の期間中は都城市内100か所以上の神社などで灯籠(とうろう)が奉納され、この時期は数日おき、時には連日都城のどこかで六月灯が行われております。
特に、志和池地区の科長(しなが)神社の六月灯では、江戸時代からの伝統を受け継ぐ「からくり仕掛け花火」が披露され、観客の目を楽しませます。
「六月灯」は島津本家第19代藩主光久公が城山の観音堂落成の記念に燈籠を奉納した際、家臣や領民たちもこれにならい奉納したことが始まりと伝えられています。
都城市内の六月灯開催スケジュールについては以下をご覧ください。
➡ 平成30年度 旧都城市内六月灯開催日等一覧表(PDF)
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