高千穂撮影記 (1) 高千穂神社 本殿のミネヌノミコト彫刻
Posted morimori / 2020.08.07 Friday / 23:51
8月7日、高千穂に行って来ました。
全3回(高千穂神社・高千穂峡・高千穂あまてらす鉄道)に分け写真を掲載します。
朝7時過ぎに出発、宮崎自動車道〜東九州道〜九州中央道〜高千穂入りしたのは9時過ぎ。
天気予報では晴れ予想でしたが、高千穂はうす曇り、霞み気味で遠方の視界が悪い。(残念)
高千穂神社
何はともあれ、高千穂入りしたら、はじめは、高千穂神社参拝から。(これはあくまで私の場合、人それぞれです。)
高千穂神社の創建は定かでないようですが,古来より高千穂郷八十八社の総社として崇拝されてきた神社です。
平日とは言え、夏休み、いつもならもっと多くの参拝者が訪れていたと思いますが、駐車場には県外ナンバーの車が5台程、神社に1時間程滞在しましたが、その間の参拝者は、のべ20組程ではなかったかと思います。
見ていると、皆さま参拝後、御朱印やお守りを頂いて帰る方が殆んど。
高千穂神社に参拝の際には、国重要文化財の本殿や、三毛入野命(ミケヌノミコト)の彫刻、境内の杉の巨樹なども是非見学してほしいです。
高千穂神社本殿(国指定重要文化財)
文化財オンラインより引用現在の本殿は,延岡藩主内藤政脩を大檀那として安永7年(1778)に完成したもので,造営には大分城下鶴崎の大工等が携わった。形式は五間社流造で,通常,脇障子となる縁西面には,稲荷社を設けている。装飾細部は躍動感のある大胆な構図とし,立体的につくられている。
高千穂神社本殿は,欅材を用いた丁寧なつくりで装飾細部も充実し,意匠的な完成度も高く,九州地方南部を代表する大規模な本殿建築である。また,縁に小規模な社殿を附属した独特の形式や,当地方の伝説や祭礼に関連した彫物など,地方色も顕著に有しており,高い価値がある。
鬼八を退治する三毛入野命の彫刻(高千穂神社本殿回廊)
高千穂神社の主祭神である三毛入野命(ミケヌノミコト)が悪神「鬼八」を退治したとされる伝説がこの地方には残り、ゆかりの「猪掛祭」は今も受け継がれています。
鬼八を退治する三毛入野命の像を、本殿回廊の東側で見ることがでます。
高千穂神社 本殿 回廊の彫刻 ミケヌノミコト
(正面から見る事は出来ません。)
(正面から見る事は出来ません。)
高千穂神社の祭神である、 三毛入野命(みけぬのみこと)は弟の神武天皇とともに大和に向われますが、伝説では再び高千穂へお帰りになり、高千穂郷一帯で悪行をはたらいていた鬼八を退治し、この一帯を治めたといわれております。
荒振る神鬼八は霜宮といい、寒霜を司ったので、今では農耕や、厄除けの神として尊敬され日向、肥後地方の里人の信仰を集めております。
➡ 関連ページ 鬼八塚(鬼八伝説)
高千穂神社に限らず高千穂の神社は、社殿の彫刻が素晴らしいので、参拝の際にはこの辺りも見てみると良いです。
境内の巨樹(杉)も見ごたえある
写真には写っていませんが秩父杉(ちちぶすぎ)樹高55m 目通り幹囲 7.2m 推定樹齢800年など、巨樹も必見です。➡ 関連ページ 高千穂神社
高千穂神社参拝の後、高千穂峡へ車を進めた。
2020年夏 高千穂撮影記
1.高千穂神神社2.高千穂峡
3.高千穂あまてらす鉄道
4.動画編 高千穂あまてらす鉄道 グランドスーパーカート
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