9月3日(木）NHK「所さん！大変ですよ」で「埴輪」話題　宮崎県も

平和台公園にある「はにわ園」の埴輪の写真を少し紹介。



平和台公園にある「はにわ園」では、遊歩道のある林の中に約 400基のハニワ複製品がところ狭しと 並んでおります。

この｢埴輪｣は宮崎市内に住む｢本部マサさん｣という｢はにわ｣作り一筋に生きてきた西都市出身の方が、日本の各地で発掘されたはにわをそのままの形で再現、生涯の思い出にと県に寄贈したもで、それを県が公園を造り保存したものです。

今では苔が付いてたりして、いい感じになってます。

やはり、ハニワと言えば・・今回掲載した「踊る埴輪（正式名　埴輪　踊る人々」でしょうか。
よく知られている、このハニワは、古墳時代６世紀のもので、埼玉県江南町野原で出土したものがモデルになっています。

踊る男、踊る女などともいわれますね。※殯（もがり）などの葬送の場における歌舞の姿を写したものではないかと言われております。

殯（もがり）とは

wikipadiaより一部引用

殯（もがり）とは、日本の古代に行われていた葬儀儀礼で、死者を本葬するまでのかなり長い期間、棺に遺体を仮安置し、別れを惜しみ、死者の霊魂を畏れ、かつ慰め、死者の復活を願いつつも遺体の腐敗・白骨化などの物理的変化を確認することにより、死者の最終的な「死」を確認すること。

　

宮崎で良く見かける、こういった踊る埴輪、武人埴輪などは、実は宮崎で出土されたものではありません。
県内の人物埴輪では、新田原古墳群の百足塚で出土されたもの位かと思います。
宮崎出土の埴輪で有名なのは、国宝ともなっている、西都原古墳群）で出土した埴輪「船」「子持ち家」（いずれも国重要文化財）でしょうかね。

関連ページ
➡　平和台公園
➡　「子持家形埴輪」(埴輪 子持家 : 国重要文化財)
➡　「船形埴輪(舟形埴輪)」 (埴輪 船：国重要文化財)



【 番組を見ての追記 】
近年、「踊る人々」の埴輪は、馬の埴輪と同時に出土している事より、「馬を引く人物」ではないかと言われているようです。

「はにわ園」の最初のお客様が、現在の上皇様と上皇后様だったとは初めて知った。



こういう記事を書いていると、ハニワのブルースが頭の中で流れている・・生目古墳でお会いした「まりこふん」さんお元気かなぁ