「師走祭り」1月17日(金) ・18日(土)・19日(日)開催(宮崎県木城町・美郷町)西の正倉院ライトアップも
Posted morimori / 2025.01.15 Wednesday / 07:40
宮崎県 美郷町によると、令和7年(2025年)の「師走まつり」は、1月17日(金)・18日(土)・19日(日)の3日間の日程で開催予定とのことです。
- 17日(金) 比木神社一行を「迎え火」などで迎える「上りまし」
- 18日(土) 神事や神楽などの「祭典・舞明かし」
- 19日(日) ヘグロ塗りなどをして比木神社一行を見送る「下りまし」
師走祭り 迎え火(宮崎県美郷町南郷区)
【百済王の亡命 親子の一年に一度の再開 師走祭り】
師走祭りは 西暦660年、朝鮮半島の百済(くだら)が、唐と新羅(しいらぎ)の連合軍に攻め滅ぼされ、663年百済再興の戦いにも破れた多くの王族、部族は日本の畿内へと亡命しました。
その後、7世紀から8世紀中に日本で頻発した政治事件により、現在の美郷町と木城町に百済の王族は亡命した。という伝説を基に構成された祭りです。
百済の王族であった父親の禎嘉王(ていかおう)は現在の日向市の金ヶ浜に漂着、その後、美郷町南郷区神門へ、息子の福智王(ふくちおう)は現在の高鍋町の蚊口浦に漂着、その後、木城町に住み、亡くなった後、それぞれが神として美郷町の神門神社に、木城町の比木神社に祀られました。
師走祭り 迎え火(宮崎県美郷町南郷区)
【国選択無形民俗文化財】
師走祭りは、木城町の比木神社に祭られている王子・福智王のご神体が、父・禎嘉王を祭る美郷町の神門神社まで年に一度巡行面会に来るというものです。
行政区をまたがって神幸する祭りは他に例をみないの祭りであり、民俗的にも価値のある祭りであるということで、平成3年(1991)、文化庁はこの祭りを「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に選択しております。
師走祭り 迎え火(宮崎県美郷町南郷区)
【迎え火】
祭りの一番の見どころは1月17日金曜日の18:00より開催される「迎え火」です。
「塚の原」で神事を行った「御神幸」の一行は、高さ10m、約30基の櫓が燃え盛る「迎え火」の中を通り、神門神社へと向います。
師走祭り 迎え火(宮崎県美郷町南郷区)
師走祭り 迎え火(宮崎県美郷町南郷区)
御門神社参道での神楽奉納(師走祭りにて)
この像は、宮崎県商工会議所連合会が、神話・伝説による地域づくりのモデルとして、主にひむか神話街道沿いのゆかりの地に、日向神話にまつわる神々や、その土地にまつわる方の像の設置を行なったものです。(ちなみにブロンズっぽく見えますがFRP製だったと思います。)
百済 禎嘉王を葬る「塚の原古墳」にて
「師走まつり」の際には、神事などが行われます。福智王(ふくちおう)・禎嘉王(ていかおう)・華智王(かちおう)の像
禎嘉王(ていかおう)を祀る「塚の原古墳」
【師走祭りの詳細は】WebPageを作成してすので以下をご覧ください。
➡ 師走祭り
西の正倉院・百済の館をライトアップ
西の正倉院が来年で建設されて30年の節目を迎える事から、美郷町と美郷町観光協会は「西の正倉院」と「百済の館」を祭り期間中の1月17日、18日両日 18:00〜21:00 ライトアップ予定とのことです。西の正倉院
校倉造(あぜくらづくり)の奈良・東大寺の正倉院を忠実に復元したもの。門外不出とされていた奈良の正倉院原図を元に樹齢400〜500年の木曾天然檜を使って忠実に再建、1996年完成。展示された神門神社の宝物・唐花六花鏡は、奈良・正倉院、国立博物館など全国に5つある宝物の中の一つ。
➡ 西の正倉院
西の正倉院(宮崎県美郷町南郷区)
百済の館
百済最後の王都となった大韓民国の国立博物館の「客舎」「扶餘」(ぷよ)にを復元したもの。韓国大使館や総領事館などの協力を得て建てられ、屋根の反り返りや色使いがとても鮮やかな美しい建物。
館内には、百済時代の国宝・重要文化財のレプリカなどが数多く展示されている。
➡ 百済の館
百済の館(宮崎県美郷町南郷区)
NHK宮崎「てげビビ」で師走祭り関連放送予定
1月15日(木) NHK宮崎放送の「てげビビ」で「師走祭り」の関連情報が放送される予定です。県外の方も、放送後「NHKプラス」で1週間はネットでご覧になれると思います。
右上の検索窓から「てげビビ」で検索して是非ご覧ください。
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