建国記念の日は、日南市北郷町の潮嶽神社で潮嶽神楽を見学
Posted morimori / 2026.02.11 Wednesday / 23:55

今年も2月11日(建国記念の日)は、日南市北郷町鎮座「潮嶽神社」で潮嶽神楽の奉納を関学してきました。
先日の、諸塚村の夜神楽「南川神楽」で、県内の今シーズンの秋から冬にかけてかけての夜神楽シーズンは終わりとなり、今日から平野部で開催される、春神楽(作神楽・作祈祷神楽)シーズンの幕開けとなります。
潮嶽神楽は、県内で最初に行われる作神楽なのです。
➡ 2026年春神楽情報(宮崎民俗学会 note)
この時期の昼間の神楽ということもあり、気温もあがり、のどかな雰囲気での神楽となります。
番付も、一番がそれ程長く無く、初めて見学される方にも、神面の舞いも多く、春神楽らしい良い内容と思います。
潮嶽神楽の起源については不明のようですが、文化3年(1506年)鵜戸神宮御遷宮にあたり奉納された36番の番付の記載が『潮嶽神社神事宝典』に残る。
現在は15番が伝承され、「魚釣り舞(うおつりまい)」や、霧島信仰をうかがわせる「鉾舞」「鬼神舞」、天の岩戸開きに関する「阿智女舞(あちめまい)」「手力舞(たぢからまい)」があり、豊作祈願の「箕取り舞(みどりまい)」で締めくくられる。
詳しくはWebPageを作っておりますので➡「潮嶽神楽」をご覧ください。
奉者舞
鬼神舞
繰り下ろし舞
繰り下ろし舞
剣(つるぎ)舞
剣(つるぎ)舞
神庭の周囲に張ってある縄は「結界」です。カメラを中に入れて撮影は良くありません。
昼間とは言え、剣を使った舞いでは、フラッシュによる連写撮影も避けるべきでしょう。
今回、はじめて神楽にいらした方なのでしょう、神楽は神事でもあります。ルール、マナーを守って見学撮影して欲しいです。
祓川神楽では、フラシュの与える影響が問題となり使用禁止の処置がとられるにようです。
剣(つるぎ)舞
直(ちょく)舞
魚(うお)釣り舞
魚(うお)釣り舞
潮嶽神楽は、鬼神舞が3度登場するのですが、今回のこの神面は初めて見ました。
拡大してみても殆んど傷も無いので、新たに奉納さえたものだろうと推測します。
鬼神舞
鬼神舞
御笠鬼神舞
鉾舞
手力雄舞
手力雄舞
潮嶽神楽 番付表
以下は、基本的な番付です。- 奉者舞 (ニ人舞)
神楽奉納にあたって、神にお仕えする社人によって舞われる最初の舞。
- 一番鬼神舞 (一人舞)
金色の天冠鬼神の面を着け、鬼神捧と扇子を持ち、華麗に舞われる。唱儀の文言から霧島信仰との関わリが伺われる舞。
- 繰り下ろし舞 (六人舞)
五色幣に彩られた標山から天蓋への神下ろしの舞。五色の帯と鏡形等の付いた飾り縄をかざしながら舞う。途中、採り物は舞鈴と扇子に替わる。
- ニ番鬼人舞 (一人舞)
一番鬼神に同じ。
- 剣舞 (一人舞)
刀を持ち舞う勇壮な舞で修験色に富む舞。襷舞から襷掛け、刀の持ち方が次々に変わる変化に富んだ舞で、刀を持っての回転は迫力がある。
- 直舞 (一人舞)
黒面を着け陰陽を表すをスリコギと擂鉢を持ち、五穀豊穣祈願と共に増殖儀礼を含む舞。観衆の中に入り、その中御利益を喧伝する。
- 魚釣り舞 (一人舞)
黒毛頭白色の面を着け、採り物は釣り糸を垂らした釣り竿。唱儀に於いて天地開闢より海幸山幸の来歴を物語る、潮嶽神楽ならではの舞。
- 阿智女舞 (一人舞)
天の岩屋戸の故事に由来する舞で、金色の天冠白色の面を着け、採り物は鉾と笹の枝。
唱儀に於いては天宇受賣命を暗示させる。
- 三番鬼神舞 (一人舞)
一番鬼神に同じ。
- 御笠舞 (六人舞)
垂の付いた白笠を被り、採り物は扇子。籾蒔き、田植え等の所作を含み、五穀豊壌の予祝 儀礼の舞。代表的な作神楽である。
- 御酒上舞 (一人舞)
御笠舞の一人が残り舞鈴と舞幣を蒋ち、神主から神名を受け、神名復唱して神庭を一巡する。最後に神酒を進上する所作がある。
- 御笠鬼神舞 (一人舞)
一番鬼神に同じ。但し途中から鏡形を奉じての舞に替わる。
- 鉾舞 (一人舞)
金色の天冠鉾舞の面を着け、採り物は鉾と扇子。唱儀に於いて霧島の縁起を説く。霧島信仰を如実に物語る舞。
- 手力雄舞 (一人舞)
金色の天冠赤黒色の立髭付きの面を着け、採り物は舞幣と舞鈴、鬼神棒に替わる。天の岩屋戸の故事に由来する舞で、勇壮に舞われる。最後に天照大神を引き出す所作がある。
- 箕取り舞 (三人舞)
五穀豊穣の予祝儀礼。御笠舞と共に代表的な作神楽である。娘を含む三名で舞われ、圧巻は娘が棒を渡して肩に乗り箕にて散供。その後その三名によってせんぐの餅が参拝者に振る舞われる。
あとがきなど・・いろいろ
朝一で所用があり、出発が遅くなり、神楽奉納の少し前に到着しました。(東九州道で日南市北郷は宮崎市から近くなったとあらためて実感)
何度か神楽でご一緒させて頂いているFBグループの知人を発見、昨年の米良神楽の情報交換などをしつつ、神楽が始まるのを待ちました。
幸い、薄日のさすような天気、気温もあがり春神楽らしい気候です。
向こう社殿反対側で写真を撮られている方の中には、他の神楽でも良くお見かけする方も数名いらっしゃるようでした。
「魚釣り舞」の頃から、向う側で写真を撮る方の中に、各地の神楽で何度もお会いしている知人を発見、ノートに熱心にメモをしたり、神楽の参考本を見たりしている様子から、Tさんに間違い無いと判断、お声がけしたところやはりそうでした。
Tさんと最初に神楽でお会いしたのは、10年位前・・狭野神楽の「破魔下り」でした。その後、高千穂、諸塚、中之又・・・各地で何度もお会いしている大先輩です。
帰りに、北郷駅の早咲きの桜「日南寒桜1号」を見て来ましたが、終えておりました。(残念)
その後、来た道を変えるものなんだし、いつもの海側の220号を通り帰りました。
宮崎市内海鎮座、野島神社の河津桜は満開のようでした。
➡ 以前撮影した野島神社の河津桜の写真

2024年8月8日の日向灘地震に伴う落石による復旧工事で 長い間片側通行となっていた、サンメッセ宮崎近くの220号は工事完了に伴い、2月20日より規制解除されるようです。
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