霧島連山御鉢(おはち)で火山性微動
Posted morimori / 2016.12.05 Monday / 23:04
2016年12月5日、午後6時頃、霧島連山御鉢(おはち)で、地下のマグマや熱水の移動を示すとされる火山性微動を記録。
火山性微動は振幅がやや大きく、継続時間がおよそ30秒とのこと。
火警戒レベルの引き上げには至らないものの、気象庁は5日午後8時20分に臨時の解説情報を発表。
「小規模な噴出が突発的に起きる可能性がある」と注意を呼び掛けています。
御鉢の噴火警戒レベルは1(活火山であることに留意)です。
〜 高千穂峰から見た御鉢(おはち) 〜
〜 高千穂峰から見た御鉢(おはち) 〜
〜 御鉢火口 〜
高千穂峰への一般的な登山道は、鹿児島県側の高千穂河原からの登山ですが、このコースは、御鉢の火口淵を通ります。
今の技術で、噴火予知が出来ないことは2014年、噴火警戒レベル1で噴火した御嶽山(登山客58名死亡)が示す通り。
酷な言い方ですが、突然噴火したら、運が悪かったと、あきらめるしかない位の心づもり、覚悟で登る必要があろうかと思います。
「活火山への登山は自己責任」です。
現在、どうかわかりませんが、10年程前は、御鉢火口淵をから噴気が出ているのが見えておりました。
5月末頃、御鉢斜面は、一面ミヤマキリシマに覆われます。
ミヤマキリシマは火山活動のおかげで育っています。
火山活動が終わるとやがて、山は樹木に覆われ、背の低いミヤマキリシマはやがて無くなってゆきます。
1235年 噴石、火砕流、軽石流(火砕流の一種)
1566年 噴石 死者多数
1895年〜1900年 噴石 死者7名
1923年 噴石 死者1名
拡大 ➡ 防災マップ(高原町サイト内PDF)
➡ 高千穂峰
➡ 高千穂峰登山
➡ 御鉢から見る霧島連山
➡ 高千穂河原
➡ 霧島連山火山噴火の歴史
【 追記 】
〜 御鉢火口淵の登山道 〜
活火山への入山は自己責任
高千穂河原〜御鉢〜高千穂峰は噴石があっても隠れる場所がありません、特に、この火口淵の登山道は噴火したら・・と思うとかなり怖い部分です。登山道にある大きな岩は御鉢が吹き上げたものなのでしょう。今の技術で、噴火予知が出来ないことは2014年、噴火警戒レベル1で噴火した御嶽山(登山客58名死亡)が示す通り。
酷な言い方ですが、突然噴火したら、運が悪かったと、あきらめるしかない位の心づもり、覚悟で登る必要があろうかと思います。
「活火山への登山は自己責任」です。
〜 御鉢火口淵の登山道 〜
現在、どうかわかりませんが、10年程前は、御鉢火口淵をから噴気が出ているのが見えておりました。
〜 御鉢の噴気 〜
5月末頃、御鉢斜面は、一面ミヤマキリシマに覆われます。
ミヤマキリシマは火山活動のおかげで育っています。
火山活動が終わるとやがて、山は樹木に覆われ、背の低いミヤマキリシマはやがて無くなってゆきます。
〜 ミヤマキリシマの名所 〜
歴史時代の御鉢の火山活動
788年 軽石流(火砕流の一種)・火砕流1235年 噴石、火砕流、軽石流(火砕流の一種)
1566年 噴石 死者多数
1895年〜1900年 噴石 死者7名
1923年 噴石 死者1名
御鉢で規模の大きな噴火が起こった場合の災害区域予測図
拡大 ➡ 防災マップ(高原町サイト内PDF)
当サイト内「御鉢(おはち)」関連ページ
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➡ 高千穂河原
➡ 霧島連山火山噴火の歴史
【 追記 】
火山名 霧島山(御鉢) 火山の状況に関する解説情報(臨時) 第002号
平成28年 12月6日16時30分 福岡管区気象台 鹿児島地方気象台
**(本 文)**
<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
霧島山(御鉢)の活動状況をお知らせします。
火山活動の状況
霧島山(御鉢)では、昨日(5日)18時00分頃に継続時間が約30秒の振幅のやや大きな火山性微動が発生しました。
本日(6日)、気象庁機動調査班(JMA-MOT)が実施した現地調査では、御鉢火口や火口周辺の噴気の状況及び熱異常域に特段の変化は認められませんでした。
また、昨日の火山性微動発生後、本日16時まで火山性地震や火山性微動は観測されていません。そのほか、地殻変動に変化はみられません。
以上のことから、火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は認められませんでした。
防災上の警戒事項等
活火山であることから、規模の小さな噴出現象が突発的に発生する可能性がありますので、留意してください。
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