村所八幡神社大祭 村所神楽 Part4 献饌(けんせん)
Posted morimori / 2016.12.20 Tuesday / 23:38
「村所神楽」のPart4 今回は、「神饌」をお供えする「献撰(けんせん) 」のご紹介です。
2番 献撰(けんせん)
神前と神屋に供え物が運ばれる神事で、極めて荘重な音楽にのせて、厳粛に古式豊かに取り行う。平安の昔、宮中で行われたそのままの形を保つ。
〜 村所神楽 二番 献撰(けんせん) 〜
〜 村所神楽 二番 献撰(けんせん) 〜
〜 村所神楽 二番 献撰(けんせん) 〜
〜 村所神楽 二番 献撰(けんせん) 神饌には猪も供えられる 〜
〜 村所神楽 二番 献撰(けんせん) 〜
神饌とは
神饌とは、御饌(みけ)とも言って、お祭りなどで神様に献上するお食事のことです。
神様にお食事を差し上げておもてなしをして、そのお下がりを参列した人たちでいただく行為・「神人共食」(しんじんきょうしょく)が、日本の祭りの特徴であるとも言われています。
お供えする品目は、主食としてのお米を始め、お酒、お餅、海魚、川魚、野鳥、水鳥、海菜、野菜、お菓子、お塩、お水を基本としつつ、地元の産物が捧げられたり、お祭りの軽重によって種類・数が増減したりもします。また地域によっては、歴史的に特別な由来のある神饌が捧げられなど、我々が長い歴史の中で育んできた食文化が反映されているのです。
神社本庁サイト「神饌」についてより一部引用
米良神楽では「猪」も供えられております。
日南市北郷町鎮座「潮嶽(うしおだけ)神社」の「潮嶽神楽」では、猪の他にも、大きなマグロなども供えておりました。
一般的に、神楽を見学に行くと、すでに神饌は供えられておりますので、こういった古式ゆかしい神事はあまり目にすることはないでしょうね。
以前、「椎葉平家まつり」の鶴富姫法楽祭の中の神事で「神饌奉納」を見たことがあります。
他の番付や写真を交えたWebページを来年の神楽シーズンまでに作成しようかと思っております。
今回の「村所神楽」シリーズ(全5回)
➡ 村所神楽 Part5 村所八幡神社➡ 村所神楽 Part4 献饌
➡ 村所神楽 Part3 岩戸開き
➡ 村所神楽 Part2 八幡様他・番付表・アクセス
➡ 村所神楽 Part1 注連・会場の様子など
肖像権・プライバシー権の観点より、写真に写り込んだ見学者の方は、Web公開時にボカシ加工を行いました。
写真・文章・内容等で、お気付きの点がございましたらメールをお願いします。
西米良神楽関連本の紹介 内容充実・オススメの本
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文:高見乾司 写真:小河孝浩
宮崎県西米良村に伝わる「村所神楽」「小川神楽」「越野尾神楽」の三座の神楽の三十三番を詳細に解説。さらに、村所神楽の社人が勤める「狭上神楽」「横野神楽」「竹原神楽」「上米良神楽」の資料も付記し、広大な米良山系に分布する旧・東米良の神楽の特徴との共通点なども俯瞰する。西米良神楽探訪必携の書。
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