「日向神話旅」リニューアル版|高千穂の注連縄(しめなわ)
Posted morimori / 2017.12.14 Thursday / 23:27
宮崎県の作る「日向神話旅」のリニューアル版が、リリースされたようで、県の「神話のふるさとみやざきファイスブック」に掲載されておりました。
以下引用(参照元)
以下引用
各所で配布してきたパンフレット「日向神話旅」のリニューアル版ができました!みやざきに伝わる神話とゆかりの地を紹介するこのパンフレット。見かけられたらぜひお手にとってご覧ください♪(KD)
/ 引用おわり
表紙は高原町の「狭野神社」参道、大きな写真は、天安河原、高千穂峰の天逆鉾、青島、鵜戸神宮などのようです。
早速、内容を見ようと、県の「神話のふるさとみやざき」サイト内パンフレット掲載ページを参照しましたが、現時点では、まだ掲載されておりませんでした。
全国から見られるよう、いち早くPDFファイルをサイトに掲載すべきかと。
実に勿体ない。
高千穂の神社の注連縄は「七・五・三」が主流
話は変わって、「神話のふるさとみやざきファイスブック」で思い出したのですが、先日、高千穂の神社の注連縄の七五三の標(藁茎)に付いての記載がありましたので、その関係の話題を。以前、当、高千穂関連ブログに書いた記事を、一部転載。
注連縄(しめなわ)は神殿や神聖な場所を標すために、引き渡したり張り巡らす縄で、通常、幣(へい)が付けられます。
注連縄の起源については、天岩戸の条のシリクメナワ、天照大神(あまてらすおおみかみ)が再び天岩戸に引きこもらないように、岩戸の前に張り巡らした縄に始まるといわれます。
高千穂の注連縄(標縄・七五三縄とも書くようです)には特徴があり、右から7本、5本、3本の標(藁茎)がさがっています。
これは高千穂の神楽の祭場や舞いの由来を述べる唱教に由来し「七は天神七代、五は地神五代、三は御祖(みおや)の神(日向三代)」を表しており、標一本が一柱の神を意味しているとの事です。
天神七代
(記紀神話の国常立尊からイザナギイザナミまでの七代)「古事記」では、別天津神の次に現れた十二柱七代の神を神世七代としている。
最初の二代は一柱で一代、その後は二柱で一代と数えて七代とする。
(左側が男神・右側が女神)
国之常立神(くにのとこたちのかみ)
豊雲野神(とよぐもぬのかみ)
宇比邇神(うひぢにのかみ)・須比智邇神(すひぢにのかみ)
角杙神(つぬぐいのかみ)・活杙神(いくぐいのかみ)
意富斗能地神(おおとのじのかみ)・ 大斗乃弁神(おおとのべのかみ)
淤母陀琉神(おもだるのかみ) ・阿夜訶志古泥神(あやかしこねのかみ)
伊邪那岐神(いざなぎのかみ)・伊邪那美神(いざなみのかみ)
地神五代
神武天皇の前に国を統御された神)天照大神(あまてらすおおみかみ)
天忍穂耳命(あめのおしほみみ)
邇邇芸命(ににぎのみこと)
火遠理命(ほおりのみこと)
鵜草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)
御祖(みおや)の神(日向三代)
邇邇芸命(ににぎのみこと)火遠理命(ほおりのみこと)=山幸彦
鵜草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)
参考文献
高千穂の神社 高千穂町観光協会発行
Wikipedia など
高千穂の神社すべての注連縄標(藁茎)が「七五三」でも無い。
向山地区の、「秋元神社」 や向山神社、祖母嶽神社(そぼたけじんじゃ)など注連縄の標(藁茎)は三本だけのようです。高千穂の神社すべての注連縄の標(藁茎)が七五三では無さそうです。
高千穂では、注連縄(しめなわ)が年中かけられている
通常、民家等では一般的に、注連縄は年末にかけ、小正月の後に取り外しますが、高千穂では玄関に一年中かけられているのを良く目にします。
これは昔からの風習では無く、町おこしみたいなもので始まったようですが、高千穂は神さまと暮らす町なんだなぁ〜とあらためて感じます。
ホテルなどの玄関などにも、年中飾ってあると思います。
高千穂を訪れた際には、是非、注連縄にも着目してみて下さい。
今日は、銀鏡神楽大祭での「銀鏡神楽」が奉納される日ですね・・行きたかったなぁー
銀鏡神楽 宿神三宝荒神
12月16日に宮崎県内で予定されている主な夜神楽など
高千穂町三田井(磐下大権現)浅ヶ部集落センター
椎葉村
十根川神楽 十根川神社
向山日当神楽 郷の家(向山日当公民館)
古枝尾神楽 古枝尾センター(※13時〜24時)
西米良村
村所八幡神社大祭 村所公民館(村所地区)
➡ 村所八幡神社大祭の神楽
村所八幡神社神楽(宮崎県西米良村)
➡ 日向神話旅 2017年版
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