「県道えびの高原小田線(県道30号)」の完全二車線化・白鳥展望所
Posted morimori / 2019.02.27 Wednesday / 23:16
先日、小林市側から「えびの高原」へ向かう道路、県道小林えびの高原牧園線(県道1号)に付いて、宮崎県は規制解除された場合、すぐに、硫黄山付近の県道1号沿いの噴気地を迂回(うかい)する新ルートの着工を検討している旨、このブログ記事で書きました。
➡ そのブログ記事
えびの高原へのアクセス道は3本
えびの高原へのアクセスは、この「県道小林えびの高原牧園線(県道1号)」の他に、えびの市側の「県道えびの高原小田線(県道30号)」、鹿児島県側からの県道1号があり、現在の火口周辺1Km規制下でも2本の道路は使用可能です。
「県道えびの高原小田線(県道30号)沿いにて
当面、宮崎県側からは「県道えびの高原小田線(県道30号)」か・・
小林市からの県道1号は、硫黄山の火山活動がおさまっても、復旧工事などもありますので、当面、えびの市からの、この「県道えびの高原小田線(県道30号)」が宮崎県側からの唯一の道路となりそうな感じです。宮崎県は「県道えびの高原小田線(県道30号)」を整備中
宮崎県は、この「県道えびの高原小田線(県道30号)」の整備を平成29年度より進めており、県庁職員ブログに、「観光需要の高まり 地域のニーズに対応!」というタイトルで、小林土木事務所道路建設担当の方が、「県道30号えびの高原小田線」の整備状況について紹介されておりましたのでご紹介。以下の記事です。
➡ 県庁職員ブログに、「観光需要の高まり 地域のニーズに対応!(県庁職員ブログ)
内容は
一部狭い区間について、道路幅の狭い一部区間を2車線にする道路拡幅工事を行っていること。
新たに「白鳥展望所」を設置したことなどが紹介されておりました。
折角の記事なのに、図が小さく、区間の詳細がわからないのは残念。
「県道30号」は、昨年、何回か利用しました。
工事はまだ途中ですが、狭い区間もだいぶ少なくなり、随分走りやすくなって来た印象でした。
「白鳥展望所」
「白鳥展望所」は、昨年、このブログでも昨年6月に紹介しました。白鳥温泉上湯からえびの高原方面へ少し登ったヘアピンカーブのところにあり、えびの市街地などを含む加久藤盆地(加久藤カルデラ)を一望できます。

白鳥展望所からの眺め(加久藤カルデラ)

白鳥展望所
この展望所付近は、元から片側一車線の道路でしたが、道路沿いの木や草をはらい整備され、景観的にも明るい雰囲気となりました。

白鳥展望所

白鳥展望所
現在は展望台に、眼下を望むパノラマ写真に各名所・施設などの説明を加えた案内板が設置されております。
以下で紹介されております。
➡ 白鳥展望所(えびの市)(リンク先 株式会社 こめや陶堂)
看板のサイズは600×1800mm 耐久力のある、汚れにくい、耐久性の優れた陶板(セラミック)製の看板を採用。 写真は当方撮影です。
※この場所は、硫黄山から直線距離で約4Km程離れております。
場所等、詳細は過去に書いた以下の記事を参照
➡ 県道30号えびの高原小田線に新たな展望所
火山活動が早くおさまると良いのですが・・・
しばらくは硫黄山周辺の噴火警戒レベル2(火口周辺1Km規制)は続くのかも知れません。一月程前に噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)になった「新燃岳」も、先日より火山性地震が急増、再びレベル2(火口周辺2Km規制)へ戻ってしまいました。
白鳥温泉 上湯・下湯の指定管理者が変わります。
「県道えびの高原小田線(県道30号)」沿いにある、えびの市の温泉施設「白鳥温泉上湯・下湯」の指定管理者は現在の「宮交ショップアンドレストラン」から、鹿児島県志布志市の「一般社団法人こころざし・ふるさと再生委員会」に変わるようです。白鳥温泉上湯・下湯は、硫黄山の噴火などにより利用客が激減、年間、数百万円単位の赤字を出しており、支払われる指定管理料は、現在の金額の約7倍となる年間1500万円余り、指定期間は4月から3年間とのこと。
企画もいろいろあるようなので楽しみです。
上湯は昨年、行きました。
日帰り圏内なのですが・・復興応援の意味もあり、泊まりました。いい湯でした。
昨年書いた記事
➡ 白鳥温泉上湯(うえゆ)へ
お風呂の入り口にこんな掲示がありました。
SNSが流行る前は、こんなこと無かったでしょうね。

「宮交ショップアンドレストラン」は、えびの高原の施設「足湯の駅えびの高原」「りんどう」の4月からの休業を発表しております。
霧島・えびの高原などへ行かれる方は、霧島山火山防災マップ(平成31年2月7日監修:霧島山火山防災協議会)の一読を。
➡ 火山防災マップA1版 火山防災マップA4版 宮崎県サイト
− 「県道えびの高原小田線(県道30号)」の完全二車線化・白鳥展望所 −
Comments
Comment Form