高千穂の 尾狩神楽(山中神社)がNHK宮崎「てげビビ」で NHKプラスでも
Posted morimori / 2024.02.01 Thursday / 22:37
今日(2/1)のNHK宮崎放送「てげビビ」の中の映像ストーリーコーナーで、高千穂の 尾狩神楽(山中神社)の様子が放送されました。
尾狩神楽は5年前まで夜神楽が奉納されておりましたが、後継者不足で、夜神楽を断念、日神楽となっておりました。
その後、新型コロナウイルス感染症で長らく中止、今年度、久々の日神楽の再開だったようです。
NHKプラスで一週間ご覧いただけると思います。
配信期限 : 2/8(木) 午後6:59 まで
35分50秒頃からの放送です。
➡ NHKプラス(リンク削除)
以下はNHK宮崎サイト「映像ストーリー」(NHKプラスと同動画)
動画:2月11日放送 NHK宮崎「てげビビ」の中の映像ストーリーコーナーより
平成30年(2018年)1月 高千穂の夜神楽 尾狩神楽(山中神社夜神楽祭)にて
この年が尾狩神楽(山中神社神楽)最後の夜神楽でした。拡大画像やその他の画像は、下段記載のWebPageでご覧ください。
尾狩神楽は黒仁田神楽と同様、日之影町岩井川系の神楽で、暴れ神楽といわれる「座張り」など岩井川神社神楽などと同じ番付がありました。高千穂の他の集落で一般的に舞われる「御神体の舞」などはなく、田植神楽、杵の舞、箕舞など、宮崎市・日南市など平野部の春の作祈祷神楽で見かけるような番付があったり、興味深い内容でした。
私の神楽関連の愛読書「宮崎の神楽 祈りの原質・その伝承と継承 / 山口保明著」でも、山中神社神楽の田植神楽、杵の舞、箕舞などについてふれており、“おそらくは平地作神楽の番付を取り入れたものでしょう。”と記載されておりました。
当サイト内「尾狩神楽」のWebPage 拡大画像などは以下
➡ 尾狩神楽(山中神社夜神楽)
【2/2 追記】
宮崎県は以前から「神楽」のユネスコ登録へ向け、一昨年には「全国神楽継承・振興協議会」を立ち上げ、全国に40件ある国指定重要無形民俗文化財の神楽保存団体の取りまとめを行い、「神楽」のユネスコ登録申請を目指しておりました が・・・昨年12月、文化庁より発表された、2026年の登録申請には、「神楽」は選定されませんでした。 (その時書いたブログ記事)
たまたま2月2日の宮崎日日新聞に以下のような記事がありました。
新聞の著作権上、画像は読めない程度に意図的に劣化処理
2024年2月2日、宮崎日日新聞紙面記事、
神楽ユネスコ登録課題は? 県主導申請候補外れる 「グループ化と保護」鍵 次回文化審焦点、活動に力 より一部引用
「国の動向を踏まえても神楽は明らかに候補として検討されており、ユネスコの理念にも値する文化だ」と語るのは、ユネスコ無形文化遺産保護条約の起草に携わった九州大名誉教授の河野俊行さん(65)=国際文化遺産法。
その上で、「グループ化に加え、国の文化審議会が重視している『保護措置』にどう取り組むかが鍵となる」と説く。
「ユネスコに登録される以上、その文化の保護と継続は約束されたものでなければならない。
各地の保存会や行政が知恵を出し合いすり合わせ、全国的な共通認識として具体的な保護、保存策を示さないと、国も候補に選びにくいだろう。ユネスコ登録を抜きにしても、こうした取り組みは神楽の存続に大事なことだ」と話した。
リンク 九州大学・河野俊行の研究室へようこそ
河野知事は
「神楽」は、将来にわたる保存・継承の機運を高めるために、本県が先頭に立ち、早期登録を目指して、全国的な活動を展開しているところであり、これからも「神楽」を大切に守り伝えてこられたすべての人々の思いに応え、未来につなげていくため、引き続きユネスコ早期登録を目指すと述べている。
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