景観的にも優れた ひなた宮崎県総合運動公園の津波避難施設「盛土高台」
Posted morimori / 2022.06.27 Monday / 21:18
【 追記 】気象庁は6月27日、関東甲信地方と東海地方、九州南部が梅雨明けしたとみられると発表した。
今回は「ひなた宮崎県総合運動公園」の津波避難施設「盛土高台」の写真を紹介します。
南側 盛土高台へのバリアフリースロープ登り口
(レッドカーペットのようです)
(レッドカーペットのようです)
「ひなた宮崎県総合運動公園」は、年間約139万人が利用する「スポーツランドみやざき」の中心施設です。
近い将来「南海トラフ地震」など、最大クラスの地震による大津波が懸念されております。
この「盛土高台」は、運動公園内既存津波避難施設のみでは避難スペースが不足するため、公園利用者のさらなる安全を確保する目的で避難タワーなどと共に整備された施設の一つです。
ひなた宮崎県総合運動公園「盛り土高台」イメージ
盛土高台は「ひなた陸上競技場」前、中央の通路を挟んで南北に2つ、斜面を利用してどこからでも登れる構造となっています。
収容人数計約2万3000人。
避難する場合の安全性、整備の経済性などさまざまな観点から検討され事業費28億円で造られたものです。
先日その「盛土高台」の写真を撮りましたので紹介します。
北側の盛土高台(中央進入路付近より)
「ひなた塚古墳?」古墳を連想するのは私だけ?
北側の盛土高台(中央第二駐車場付近より)
下の写真は防災設備屋上からの撮影
気象条件も良く、施設が新しく、色ノリの良い超ワイドレンズで撮ったので発色が良すぎる・・まるでCGの「パース」を見ているようです(^^)
防災設備(備蓄倉庫屋上)から
緑の天然芝、通路の赤色っぽい舗装色、青い空、雲・・・。
通路の赤い舗装は、見た感じでは、陸上競技場の全天候性トラックに使われるものと同じ合成ゴム素材なのかも?知れない。
防災施設の一つ 防災四阿(あずまや)
説明板にカギで開けると書いてありますが、カギはどこにあるのだろう?
鎖がかけてあって真鍮の南京錠で施錠されておりましたが、南京錠のキーはどこにあるのだろう? 開けられるのだろうか?
以前見たテニスコート近くの避難タワーでは、地震の際、揺れを感じて自動で開くキー保管庫があったと思うのですが・・
北側・南側 盛土高台 共に高さ約8m、広さは2か所合わせて約1万2000平方m。
北側の盛土高台のごしに武道館、ひなたサンマリンスタジアム宮崎などが見えます。
南北の盛土高台を分ける中央通路 そして 青空&雲
ここのところ、週間天気予報では晴れマークが続いている・・
空に浮かぶ雲は既に「夏の雲」の様相
梅雨あけしているのでは?と思うような天気です。
暑くなりましたが、涼しい時間帯に 盛り土高台散歩はいかがでしょう。土日 駐車場300円、平日無料です。
駐車場はこの辺り(GoogleMap)が近いです。
盛土高台上部には避難時の施設を兼ねた休憩出来る四阿(あずまや)も数カ所あります。
高台なので抜ける風が心地よい。
日陰が無いのはネック。
ベンチを増やすと良い。
公園化は考えてないのかなぁ?
特に中央広場は、さながらヤシの木見本市、フェニックス(カナリーヤシ)、ワシントニアパーム、女王ヤシ、ビロウ、ソテツなど宮崎で良く目にするヤシ類などが数多く植栽され、個人的にお気に入りの景観・空間でしたので、更地になった姿を見た時は残念な思いをした記憶が・・。
ジャカランダの植栽されていた水路はおそらく「暗渠」となっているのでしょうね。
「津波避難・安全の為」最善の策だったのでしょう。
当初 建設場所を巡っては紆余曲折ありましたが、景観にも配慮された、他県にも自慢できるような「盛り土高台」が造られたのは幸いでした。
ひなたサンマリンスタジアム宮崎のスタンドなど既存施設と合わせると最大約6万1000人が避難できるとか。
一連の整備の総事業費は約51億円。
➡ ひなた宮崎県総合運動公園 津波避難施設(テニスコート付近・サンマリンスジアム東側)
➡ ひなたサンマリンスタジアム宮崎 津波避難施設 建設工事中
余談・・
「盛土高台」自体は3月末に完成開放されておりましたが、北・東側 のり面の一部が、4月26〜27日の大雨で剥げ落ち、補修が行われておりました。
景観的(写真的)に 芝の養生具合・緑・空・雲 など条件がそろう時を待っての撮影&紹介でした。
美しい芝生の斜面が、草茫々覆われないこと事を願います。
2027年には宮崎県下で「日本のひなた宮崎国スポ・障スポ」スローガン(紡ぐ感動 神話となれ)が開催予定です。
ここ「ひなた宮崎県総合運動公園」でも多くの競技がが行われる事でしょう。
「日本のひなた宮崎国スポ・障スポ」の開会式などは、現在、都城市山之口町に建設中の陸上競技場で行われる予定のようです。
偶然、同日、NHK宮崎サイトでも同所が紹介されておりました。
➡ 宮崎 防災士の滑川アナウンサーが津波避難高台に上ってみた!
アナウンサーのプロフィールを深掘り
2023年に開催されるWBC日本代表「侍ジャパン」の大会事前合宿地に宮崎県が選ばれました。
2月中旬(日程など詳細は未定)に「ひなたサンマリンスタジアム宮崎」での開催が見込まれています。
大谷選手も参加してくれると良いのですが・・・
南側の盛土高台から
北側の盛土高台のごしに武道館、ひなたサンマリンスタジアム宮崎などが見えます。
南側の盛土高台にある防災施設屋上より
南北の盛土高台を分ける中央通路 そして 青空&雲
南北の盛土高台を分ける中央通路
南側 盛土高台にて
北側 盛土高台への超幅広階段
ここのところ、週間天気予報では晴れマークが続いている・・
空に浮かぶ雲は既に「夏の雲」の様相
梅雨あけしているのでは?と思うような天気です。
暑くなりましたが、涼しい時間帯に 盛り土高台散歩はいかがでしょう。土日 駐車場300円、平日無料です。
駐車場はこの辺り(GoogleMap)が近いです。
盛土高台上部には避難時の施設を兼ねた休憩出来る四阿(あずまや)も数カ所あります。
高台なので抜ける風が心地よい。
日陰が無いのはネック。
ベンチを増やすと良い。
公園化は考えてないのかなぁ?
盛り土の下に眠る様々な景観に残念な想いも・・
この盛り土高台建設の為、陸上競技場前の中央広場はとり崩され、女王ヤシ並木、水路沿いのジャカランダなどもすべて伐採撤去されました。特に中央広場は、さながらヤシの木見本市、フェニックス(カナリーヤシ)、ワシントニアパーム、女王ヤシ、ビロウ、ソテツなど宮崎で良く目にするヤシ類などが数多く植栽され、個人的にお気に入りの景観・空間でしたので、更地になった姿を見た時は残念な思いをした記憶が・・。
ジャカランダの植栽されていた水路はおそらく「暗渠」となっているのでしょうね。
「津波避難・安全の為」最善の策だったのでしょう。
当初 建設場所を巡っては紆余曲折ありましたが、景観にも配慮された、他県にも自慢できるような「盛り土高台」が造られたのは幸いでした。
最大約6万1000人が避難可能に
宮崎県が2020年から避難施設の整備を開始、避難高台2か所、避難デッキ6基、連絡橋1基の計九つの施設が3月までに完了した。ひなたサンマリンスタジアム宮崎のスタンドなど既存施設と合わせると最大約6万1000人が避難できるとか。
一連の整備の総事業費は約51億円。
過去に書いた関連ブログ記事
➡ ひなた宮崎県総合運動公園で津波避難施設の一部となる「盛り土高台」の工事➡ ひなた宮崎県総合運動公園 津波避難施設(テニスコート付近・サンマリンスジアム東側)
➡ ひなたサンマリンスタジアム宮崎 津波避難施設 建設工事中
余談・・
「盛土高台」自体は3月末に完成開放されておりましたが、北・東側 のり面の一部が、4月26〜27日の大雨で剥げ落ち、補修が行われておりました。
景観的(写真的)に 芝の養生具合・緑・空・雲 など条件がそろう時を待っての撮影&紹介でした。
美しい芝生の斜面が、草茫々覆われないこと事を願います。
2027年には宮崎県下で「日本のひなた宮崎国スポ・障スポ」スローガン(紡ぐ感動 神話となれ)が開催予定です。
ここ「ひなた宮崎県総合運動公園」でも多くの競技がが行われる事でしょう。
「日本のひなた宮崎国スポ・障スポ」の開会式などは、現在、都城市山之口町に建設中の陸上競技場で行われる予定のようです。
偶然、同日、NHK宮崎サイトでも同所が紹介されておりました。
➡ 宮崎 防災士の滑川アナウンサーが津波避難高台に上ってみた!
アナウンサーのプロフィールを深掘り
2023年に開催されるWBC日本代表「侍ジャパン」の大会事前合宿地に宮崎県が選ばれました。
2月中旬(日程など詳細は未定)に「ひなたサンマリンスタジアム宮崎」での開催が見込まれています。
大谷選手も参加してくれると良いのですが・・・
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