宮崎県立総合博物館(みやはく)民家園前にあった ヤマザクラの古木 伐採
Posted morimori / 2025.03.14 Friday / 18:58
ヤマザクラ逝く・・
宮崎県立総合博物館 民家園入り口近くの ヤマザクラの古木は、先週金曜日 開花を始めました。
一週間経ったので、今日あたりそろそろ見頃では?と思い、楽しみに出かけると・・
伐採されており、愕然としました。
まさに「青天の霹靂」
伐採された宮崎県総合博物館のヤマザクラには空洞が・・
木が弱っていたらしく、以前から(少なくとも2021年頃)から倒木の恐れがあるとのことで、周りをにロープで囲って注意 立ち入り禁止の表示があり、立ち入らないようになっておりました。
今日、来ていた方によると、数日前は3分咲き程に咲いていたようでした。
今年は開花が遅れ、開花中にも関わらず伐採することになったのでしょう。
中央に空洞が出来てますが、養分や水分を吸い上げ木全体に運ぶ機能は木の表皮のすぐ下の層で行われている為、中心部が腐って無くなっても、毎年立派に花を付けて来たようです。
ただ、中央が空洞になった分、強度が無くなり、強風などで木が折れる可能性が高くなるようです。
昨年、日野市で空洞により折れた倒木による死亡事故もありました。樹木の疲労が蓄積され、自然に折っれる事もあるようなので、安全面を考えると、伐採は已む無しという判断に至ったのでしょう。
伐採された宮崎県総合博物館のヤマザクラ
この切株から「ひこばえ」が出て来ることに期待してます。
また、木の枝を培養した土に挿し木して、子孫を残してほしいものです。
このヤマザクラ樹齢何年だったのでしょう。
県総合博物館は、宮崎神宮徴古館内にあった県立博物館が、1971(昭和46)年3月7日に現在の場所に移転してスタートしたという。
博物館と同じ程、50年以上の歴史があったのかも知れません。
ちなみに・・1971年(昭和46年)県内の観光関連では
カーフェリー川崎〜日向航路開設 (3/1)
神戸〜日向航路開設 (6/5)
フェニックス (動物園、シーサイドH、カントリークラブ)営業開始 (3/24)
などがあった年でした。
「ヤマザクラ」の寿命はととても長く、100年〜150年とも言われ、高さは15m〜25m、幹の直径は1mを越えるまで成長します。
一方、「ソメイヨシノ」の寿命は、一般的に60〜80年です。
せめて 今季、散るのを見届けてからにして頂きたかったです。
明日(3月15日)、民家園で恒例の 春まつりイベントで多くの方が訪れるので、安全を考え、その前にと、専門業者と伐採スケジュールを既に組んでいたのかも知れませんね。
安全最優先、致し方ない事ですが、毎年、楽しみにしていたただけに、今年は、開花から記録写真を撮ろうと思っていただけに残念です。
長い間、楽しませてくれて ありがとう!
後半は、過去に撮影したの写真を掲載。