日々ブログ MORIMORI @宮崎県

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宮崎県総合博物館で「山の面 海の面 - 祈る化身のカタチ」椎葉神楽(栂尾神楽)高千穂神楽(野方野神楽)公演も

Posted morimori / 2024.09.28 Saturday / 06:09


facebookページに 神楽公演(栂尾神楽・野方野神楽)の様子を掲載しました。
神楽公演(栂尾神楽・野方野神楽)

WebPageを作成しました。
「山の面 海の面 - 祈る化身のカタチ」展示の様子など

2024年10月24日(木)~28日(月) 9:30-16:00の期間、宮崎県総合博物館 民家園「椎葉の民家」において 特別展示・ワークショップ「山の面 海の面 - 祈る化身のカタチ」が開催されるようです。

特別展示では、神楽面の魅力をご紹介する展示を行います!椎葉村の伝統工芸士・古川三鶴亀(みつるき)さんの作品を中心に、椎葉村の神楽面や九州民俗仮面美術館のコレクションをご覧いただけます。


特別展示・ワークショップ「山の面 海の面  - 祈る化身のカタチ」


特別 神楽公演

  • 国指定 椎葉神楽より「栂尾(つがお)神楽)
  • 国指定 高千穂の夜神楽より(野方野(のかたの)神楽)

日時:10/26(土) 13:00~15:30
観覧無料 要予約 定員80名

10月24日(木)〜28日(月)の期間、栂尾神楽の舞所(御神屋)を再現して展示しているそうです。


栂尾(つがお)神楽


栂尾神楽 鬼神
栂尾神楽 鬼神 (栂尾神社にて撮影)

- 400年以上の歴史 -
栂尾神楽は、椎葉神楽(国指定重要民俗文化財)の一つで400年以上の歴史があります。
椎葉神楽の由来を示す確たる資料は見つかっていないが、栂尾神楽について、同地の神主黒木済門之助が天正年間(1573 - 1592年)に肥後国(熊本県)の阿蘇神社で神楽を習得し持ち帰り、五穀豊穣・無病息災を祈願し村人に伝授したものといわれております。
栂尾神楽については当方もWebPageを作成しております。
栂尾神楽(栂尾神社 秋の大祭にて撮影)

※【追記】当日の椎葉村・栂尾神楽の演目は「地割上、地割下、鬼神」のようです。


野方野(のかたの)神楽


野方野(のかたの)神楽 杉登
野方野神楽 杉登(神武大祭神武広場にて撮影)
※今回杉登りは披露されません。

高千穂岩戸地区の石神神社に奉納される神楽で、地元では「牛神神社」と呼ばれており、高千穂神社の御祭神である三毛入野命(みけぬのみこと、神武天皇の兄神)に仕えていた牛を社傍にお祀りして創建されたとの説もあります。
「杉登り」の舞で登場する面(おもて)様はその辺から独特な角を付けた様子で代々受け継がれているとの事です。
野方野神樂(神武大祭・神武広場にて撮影)

【追記訂正】当日の 高千穂「野方野神楽」の演目は、「手力(たぢから)、鈿女(うずめ)、戸取(ととり)」のようです。

以前、メディキット県民文化センターで開催された「神楽フォーラム」での動画
  野方野神楽

「神武さま」10/26(土)は雨天中止決定

【追記 】当日は「神武さま」と重なっており、駐車場等、混雑しそうじでしたが、土曜日に予定されていた、神武さまの御神幸行列等(往路)は、雨天中止の旨、発表がありました。
夜に行われる「神武ひろば」は開催。

椎葉平家まつりも 今年は台風被害による道路事情などで断念、宮崎市の秋の風物詩も雨により無くなると・・・せめて一日だけでも開催出来れば良いのですが・・。

【追記】10月27日(日)は開催が決まったようです。
行列の通過時間、交通規制時間等は以下でご確認ください。
一日で往復しますので、交通規制は2回あります。
神武さま 通過時間・交通規制時間
続きを読む>>

宮崎市で「みやざきKAGURAフェスティバル2024」10/12(土)

Posted morimori / 2024.09.03 Tuesday / 23:10


みやざきKAGURAフェスティバル 2024

日時:2024年10月12日(土) 14:00-17:30(13:00開場)
会場:宮崎市民プラザ オルブライトホール(会場
観覧無料 ※要申込 定員(400人)になり次第受付を終了
  • オープニング公演:高千穂高等学校神楽保存会
  • 基調公演:小川直之氏
  • 神楽公演:
     国指定 祓川神楽(高原町)
     国指定 球磨神楽(人吉市)

詳細案内・申し込み

9/24 県によると、定員に達したため、受付は終了したようです。

「みやざきKAGURAフェスティバル2024」の概要

日時:2024年10月12日(土)14:00 - 17:30 (予定)
会場:宮崎市民プラザ オルブライトホール(市役所近く)
対象:一般県民 400名程度(予定)
料金:無料(事前申込制)

オープニ ング公演 宮崎県立高千穂高等学校神楽保存会

宮崎県立高千穂高等学校は、国際連合食糧農業機関(FAO)によって世界農業遺産に指定されている「高千穂郷・椎葉山地域」にある唯一の県立高校である。この地域に平安時代から伝わる「高千穂の夜神楽」は、農作物の豊作に感謝し翌年の五穀豊穣を祈るため神々に奉納されてきたもので、現在は世界農業遺産の一部であり国の重要無形民俗文化財にもなっている。高千穂高等学校神楽保存会は、この貴重な伝統芸能を守り未来につなぐことを目的に、2000 年から活動を開始し、現在も地域の方に直接指導を受けながら活動を続けている。【今年度の主な活動:第 48 回全国高等学校総合文化祭郷土芸能部門参加。第 13 回高校生の神楽甲子園出場。(神楽伝承奨励賞)】

当日は「杉登」を披露。


基調講演 講師:小川直之氏(國學院大學名誉教授 大学院客員教授)

1953 年 神奈川県生まれ。國學院大學文学部文学科卒業。専門は「民俗学」。文部科学省文化審議会専門員、無 形文化 遺産保護 条 約に関する特別委員会委員などを歴 任。平成 25 年度より宮崎県の「みやざきの神楽 魅力発 信委員会」委員長として、神楽の保存 継 承や魅力発 信、また神楽のユネスコ無形文化遺産登録に向けた取組に携わる。令和5年5月からは宮崎県の「みやざき大使」に就任。その他、独立行政 法人日本芸 術文化振興会評議員や南信州民 俗 芸能継 承推 進協議会アドバイザーなどを務める。

神楽公演

祓川神楽 国指定重要無形民俗文化財 宮崎県高原町 祓川神楽保存会

祓川神楽は、高千穂峰の中腹にある霧島東神社の門前、祓川集落に伝わる神楽で、約 400年前から行われたと考えられている。毎年12月第2土曜日の夕方から翌朝の日の出まで夜を徹して舞われる。主に真剣を使った直面舞が知られており、特に12 人の舞手が1時間近く真剣を持って舞う「十二人釼」は非常に有名である。
その他、宿借り神事の「門境」や、神楽宿の女性に天照大神の役を宛てる「浜下り」等、その殆どが衰退あるいは消滅した旧薩摩藩の「神舞」の様式をよく留めている。

当日は、「神随」「神随の舞揚」「金山」を披露。


球磨神楽 国指定重要無形民俗文化財 熊本県人吉市 球磨神楽保存会

人吉球磨地方に伝わる球磨神楽には15世紀の神楽記録が残る。鈴や御幣、剣などを持つ採物舞を主体とする神楽である。
元は 33 番が伝承されていたが、現在は「三番神楽」「獅子」「岩潜」「大小」「御前」など17 番が伝わり、獅子以外はいずれも直面である。元来は神職による神楽であったが、昭和 37年に球磨神楽保存会が結成され現在に至る。
10月8日夜、青井阿蘇神社おくんち祭で17 番すべてが奉納されるのを皮切りに、約2か月間、人吉球磨の40以上の神社の祭礼で3〜10 番程度、奉納される。神前に向かって舞う神人和楽の神楽である。

当日は「三番」「神帥」「乙女子」「大小」を披露。

フライヤー紹介


みやざきKAGURAフェスティバル2024
みやざきKAGURAフェスティバル2024


みやざきKAGURAフェスティバル2024
みやざきKAGURAフェスティバル2024




昨年もRoad to ユネスコ みやざきKAGURAフェスティバル2023といったものが企画されていたのですが、台風の影響で急遽中止になった経緯があります。


祓川神楽の想い出

祓川はらいがわ神楽(夜神楽)は、以前、見学した事があります。
その時は、古事記編纂1300年の年で、特別に屋外に御神屋を設えての奉納で、極寒の中で見る修験色の強い神楽は感動的でした。
祓川神楽
祓川神楽には、「十二人剱(つるぎ)」という12人で舞う剣の舞の番付があるのですが、その後、県主催の「神楽フォーラム」の際、メディキット県民文化センターの2階から「十二人剱」を見学したことがあります。
上から見学すると、12人が織りなす緻密なフォーメーションがつぶさにわかり、各位の動きに感動しました。

球磨神楽の想い出

球磨神楽は、高千穂神社神楽殿で見学した事があります。
神話の源流「高千穂夜神楽御祭」(高千穂神社神楽殿にて)



Youtube(宮崎日日新聞)


(以下の動画が枠内で見られない場合、Youtubeリンク先でご覧ください。



後半は「中之又神楽(米良の神楽)」国立能楽堂 公演のお報せです。
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田元神社 夏越の祓(夏越大祓)七夕飾り 風鈴回廊

Posted morimori / 2024.07.01 Monday / 23:11


田元神社(たもとじんじゃ)

鎮座地:宮崎市大字本郷南方3940-1(GoogleMap
(宮崎ブーゲンビリア空港の近く、県道367号沿い)
御祭神
  • 木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
  • 彦火々出見命(ひこほほでみのみこと)
  • 豊玉姫命(とよたまひめのみこと)
  • 豊玉彦命(とよたまひこのみこと)

御由緒
明治12年(1879)3月16日、田元神社の氏子総代大坪儀三郎と同神社受持祠掌甲斐蔀は、寛治4年(1090)11月15日、恒久神社が児湯郡の都萬(つま)神社(西都市)祭神木花咲耶姫命を勧請したとき、本郷南方の高畑がその神輿掛の所となったことから、高畑の隣り田元に都萬神社祭神を勧請したと伝える、と鹿児島県令に報告している。

詳細は、村境に建立された田元神社 / 前田博仁を参照願います。

夏越の祓(夏越大祓)


宮崎市鎮座 田元神社
宮崎市鎮座 田元神社


「夏越の祓(夏越大祓)」とは、6月末(6月30日)に行う祓の行事で、神社境内につくられた茅(ちがや)という草で編んだ輪「茅の輪」をくぐって罪や穢れを落とします。
丁度、一年の折り返しに前半の穢れを祓って無事に過ごせたことに感謝、後半も元気に過ごせるよう祈る行事です。

七夕と木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)


宮崎空港展示物 (宮崎の祭り) より「コノハナサクヤヒメ」
宮崎空港展示物 (宮崎の祭り) より「コノハナサクヤヒメ」

日本の七夕は、中国より7世紀頃に伝わった牽牛・織女の二つの星の伝説、短冊に歌や文字を書いて裁縫や書道の上達を願う風習と共に、日本古来の棚織女(たなばたつめ)の伝承と結びつき、宮中で行われたのが始まりだそうです。
棚織女(たなばたつめ)とは、神様に捧げる着物を織る、巫女的な要素を強く持つ女性。
木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)も棚織女(たなばたつめ)でもあったとされ、「七夕」にはコノハナサクヤヒメとニニギノミコトと逢初川で出会うという神話もさらに重なっているのでしょう。
そんな由縁ででしょうか、田元神社では境内で多くの七夕飾りを見ることが出来ます。
七夕飾りの短冊は例年、地元幼稚園保育園の園児たちが書いているようです。

宮崎市鎮座 田元神社 七夕飾り
田元神社 七夕飾り


宮崎市鎮座 田元神社 七夕飾り
田元神社 七夕飾り

七夕飾りは、早いところでは6月から飾り始めることもありますが、
本来は7月6日の夕方から夜に飾り、翌日には片付けるのが一般的のようです。
これは 「一夜飾り」 と呼ばれ、短冊に込めた願いが天に届きやすくなるといわれていますが・・
それでは、目に触れることも少ないので・・
早めに飾って、七夕を終えたら片づけるといった風習なのでしょうね。

茅の輪は、6月30日なのですが、7月初旬頃までは飾ってある神社が一般的のようです。

ちなみに、田元神社の前の道路、県道367号(中村木崎線)は車で良く通るのですが、7月12日車窓から見たところ、「茅の輪」と「七夕飾り」は、片付けてあったようです。
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日本のひなた宮崎県
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