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日向灘地震「割れ残り」でM7クラスの地震が再び発生の可能性 - 外所地震(とんどころじしん)

Posted morimori / 2024.08.13 Tuesday / 07:25


【 9/1 追記 】8月31日夜、再び震度3の地震がありました。
震源地は、8月8日に起きたマグニチュード7.1の地震の「割れ残り」領域の北側で発生。
専門家は、「割れ残りで発生が懸念される、マグニチュード(M)7クラスの地震の前震かはわからないが、今後もこの場所でマグニチュード4から5程度の地震が継続する場合は注意してほしい」と呼びかけています。

日向灘では1931年(昭和6年)、1961年(昭和36年)にM7クラスが発生。
1996年(昭和41年)l0月にM6.9、l2月にM6.7が発生(2つを合わせてM7クラスになるとして)震源はほぼ同じで、約30年間隔でひずみをため、解消するといったサイクルを繰り返している。

先日8月8日に日向灘地震(M7.1)が発生、余震も少し落ついてきたので、このまま今回の日向灘地震は一旦収束、(南海トラフは別として)再び30年は大丈夫かな?
2024年8月8日以降の日向灘地震回数

と都合の良い事を考えていたところ・・さにあらず。

宮崎日日新聞によると、8日の地震で、震源域のプレートが破壊されずに残る「割れ残り」が生じている可能性があることが、京都大防災研究所宮崎観測所(宮崎市)の分析で分かったようです。

「割れ残りが生じている場合、マグニチュード(M)7クラスの地震が再び発生する可能性が高い」と指摘。備えや警戒を県民へ呼びかけている。

発生のタイミングは予測できず「30年前のように2カ月後ほど間が空いたり、数週間後や年単位になるかもしれない」。割れ残りがあるとみられる震源域は、今回の地震の震源域から北東方向へ数十キロの位置。96年12月の震源域は、今回の地震で一部破壊された可能性があるとみている。

近年の日向灘地震の灘震源地
今回震源地は堀切峠付近の沖(日向灘 深さ 31km)

京都大防災研究所宮崎観測所 山下助教によると、1996年10月の震源域付近で余震がほぼ起きていないことがわかり、この震源域でプレートが破壊されていない「割れ残り」が生まれている可能性があると指摘。再び同じ規模の地震が発生する可能性が高いとしています。
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