えびの市 西川北菅原神社「牛越祭」
Posted morimori / 2018.07.29 Sunday / 23:25
7月28日(土)、えびの市、西川北菅原神社で、病息災、豊作、畜産業の繁栄などを願って牛に丸太を越えさせる「牛越(うしごえ)祭」がありました。
今年は、土曜と重なったこともあり、大変賑わっておりました。
えびの市 西川北菅原神社「牛越祭」
牛越祭
牛越祭は毎年7月28日(旧6月28日)えびの市の西川北菅原神社で行われ、高さ50cm長さ4m程の丸太棒を牛に飛び越え厄を払う400年以上の伝統をある祭りで、県の無形民俗文化財に指定されています。起源は、西川北菅原神社のご祭神である、菅原道真の末裔にあたる菅原道正公が牛を愛し、その繁栄を図るため、菅原神社の南方に保食(うけもち)神社と大日堂を安置して以来、この祭が起こったと伝えられています。
江戸時代には現在の鹿児島や熊本から700頭以上が集まり道の両端に繋がれた牛は1Kmにも及んだと言われます。
明治元年、廃仏毀釈の際、保食神社や大日堂も整理され、この祭りも同時に途絶えましたが、明治7年に牛馬の伝染病が流行し、神社の再建を願い出て、保食神を豊受神社として再建し牛越の行事も復活したとのこと。
えびの市 西川北菅原神社「牛越祭」